勅使川原真衣のレビュー一覧

  • 働くということ 「能力主義」を超えて

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    ●「能力」という概念は、人々を「分ける」ために生まれたもの。それにより限りある資源を「分け合う」ための考え方。
    ●従業員エンゲージメント診断の市場規模は2027年まで右肩上がり傾向の予測。会社は従業員がどんな思いや状態で仕事をしているかを探りたい、という要望がある。
    ●凹凸したもの同士がその関係性でいい味を出し合うことが組織である、という考え方。そのためには、無いものを探すのではなく、自分自身や組織を俯瞰して有りものの価値を再認識することが欠かせない。
    ●他者よりも「抜きんでる」のではなく、他者や環境と「組み合わせて」生きることを意識する。

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    2025年05月10日
  • 働くということ 「能力主義」を超えて

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    無理やり定めた能力とそれに対する善し悪しに固執せず、個人と組織の噛み合わせを意識しようというのが私の中では一番しっくりきた。

    総活躍社会というのはみんなが国や組織が定める一律のスキルを持つことではなく、その噛み合わせが上手くいっている状態であるべきだなと感じた。

    技術面で求められる能力は、従来通りの一定の要件により定められた基準に基づく評価がされるべきだと思うが、特にマインドや取組み姿勢に関する能力は、個人の特性と組織の特性を照らし合わせた上で全体最適の考え方を持てるようなマネージャーになりたいと感じた。

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    2025年04月30日
  • 働くということ 「能力主義」を超えて

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    引用、対話形式の展開、括弧書き
    多用されて読みづらかったり、内容があまり頭に入ってこず。あくまで個人の感想です

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    2025年04月28日
  • 働くということ 「能力主義」を超えて

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    能力主義;努力や才能、成果に基づき評価や報酬を与える考え方
    能力=その人の価値
    能力はその人の努力によって上げることができる。

    自分はこれが当たり前と思っていたが、実は社会の運営側にとって便利な仕組みだったと。

    以下覚書
    ・その人の能力の問題ではなく、組織の中の関係性の問題とする
    ・垂直思考から水平思考へ
    ・人は個で生きるのではなくお互いに組み合わさって生きる
    ・個人としては、その組織の中での自分のモードをいかに選ぶか

    「働くということ」は個人個人の問題ではなく、組織の中の人と人との関係でみていく、ということ?
    とはいえ、現状の社内評価システムでは、いかにほかの人に比べて自分の”能力”を

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    2025年04月21日
  • 職場で傷つく~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発

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    勅使河原真衣さんの本3冊目。
    前半はちょっと読み飽きた感あり。(ごめんなさい)
    かつ、職場への警鐘、指摘がいっぱいで読んでて辛くなる。
    ので、読むのに時間かかった。

    3章、4章あたりからは、実践に繋げる章で、参考になる。

    評価より謝意。
    みんな傷ついてる。

    大きな言葉の意味のなさ。大きな言葉に惑わされないように。

    人的資本、パーパス経営、ジョブ型だの、という大きな言葉に乗っかってやった気になったって仕方ないんだよ。一個一個、一人ひとり。一つひとつ。でしかないのだ。目の前の人と会話して、傷ついたね、って言えて、ありがとうって言えて、からしか始まらないのだ。
    と言う言説、めっちゃ共感します

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    2025年03月23日
  • 格差の〝格〟ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性

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    より良く生きていくには?というお題を与えられた時に、当たり前の前提としていたこと。それって、自分できちんと考えたことだったのかと言われると、答えは間違いなくNO。
    著者の言うように、無自覚のうちに思い込みがあったなと思う。
    この本の中では20の問いが投げかけられている。
    どれも興味深かったけど、特に印象的だったのは「自己肯定感」について。
    日本人は自己肯定感が低いとよく言われる。そこで、自信を持てるように頑張ろう!と。
    もっと努力しないと得られないのが自己肯定感かというと、それは違うとはずなのに…
    存在そのもので感じられるはずのものが、知らず知らずのうちに努力前提になっている怖さ。
    前提から疑

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    2025年03月16日
  • 職場で傷つく~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発

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    前半は冗長。職場における「傷つき」の具体事例をいくつか挙げることで、その存在を認識させようということなのだが、事例自体はよくあるというか、似たような話が何度もでてくると感じる(それ自体、職場の「傷つき」自体を無きものにしてきた証左であるが)。
    後半は、ではどうすべきか、の話になり、ようやく本題。
    能力主義による評価ではなく、その組織における目的に対して、適切な「機能」が持ち寄られているか、を考えるべき、という内容は十分に納得感がある。

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    2025年03月16日
  • 格差の〝格〟ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性

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    【目次】

     プロローグ――岐路に立つ人へ
    立ち止まれない人々/擬態する岐路/岐路に気づき、「自分」を生きる20の問い

     第1章 分ける、分かる、分け合う――違和感との出会い
    ご意見番現る?/ファスト化する「わかる」/「分断」と紙一重/問い尽くしているか?

     第2章 格――の差?
    「格」が気になる私たち/階級と無縁と思われた日本社会の盲点/耳目を集めてこその社会運動/だからと言ってこれからも「格差」でいいのか?/各々から成る木

     第3章 能力――二の句が継げない「カルチャーフィット」
    「できる人」の目印?/「プラチナ住所」/恣意的な「能力」評価/やさしいようでやさしくないことばたち

     

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    2025年03月16日
  • 職場で傷つく~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発

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    (仕事というのはいつの世も苦役)というのはおかしいという視点は考えたことがなかったので斬新だった。
    全体的に著者の想いが書き連ねてある感じがした。

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    2025年01月09日
  • 職場で傷つく~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発

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    学術的ではない構成でビジネス書の体裁を取りつつメッセージを伝えようとしているのはわかるし、趣旨としては仕事の場を「強い自己責任」をベースにした孤立した個人同士の集団から、繋がりの中で弱さも含めた互いの個性をうまく繋ぎ合わせるエコロジー的な場の形成へ向かわせるといったものだとなんとなくわかるのだが、展開が非常に読みづらい。あるいは、橋本治みたいなスタイルを試みようとして力およばずうまくいってないような感じ。どっちかというと「生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ 」(講談社現代新書)などのほうを薦めたい。

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    2024年11月23日