本田秀夫のレビュー一覧
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「対人関係」「仕事」「日常生活」の三つの場面ごとに、悩みと考え方(しなくていいこと)を提示しており、サクサクと読み進められる。即効性のある解決法と言うよりは、考え方の型を見直す(「理想像」や「目標」の調整)ためのアドバイスが中心となっている。印象的なものとして、「ライフ・ワーク・バランス」ではなく「ファン・デューティ・バランス」を推奨していて、これは「やりたいことを最優先」するものであり、多少の生活の乱れ(夜更かしなど)や、場合によっては仕事も含まれる。要は、自分が楽しめて納得できるか(体調に響かない前提で)が基準となっている。あるべき理想の生活に引きずられすぎないように(それが常時の不安や緊張を強いることもある)、仕事でもプライベートでも軸にできる考え方だと感じた。
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Posted by ブクログ
10代は自意識過剰の時代。周りには同年代しかいないし、いろんな尺度で序列化されやすい環境。やればできるという幻想、周囲からの期待と自分の期待、現実から離れた希望を普通と思い込み、勝手に落ち込むこと多し。一方で、世界が狭いので(わざと見ないようにすることも)、自我を肥大させて、根拠もない自信をみなぎらせる。この著者のような大人が近くにいれば悩みや問題行動が減るのかもしれないが、昔は文学作品の登場人物や伝記になる実在の人物の思考や行動を参考に解決?していたのかもしれない。圧倒的経験不足を読書によって補う。今なら漫画や映画、ドラマか。コスパタイパで物語の筋だけ分かればいい人では登場人物の思考や行動を吟味しにくいだろう。本書は具体的な悩みに、きっちり具体的な考え方や取り組み案を提示する。しかし、結局、どのように思考するか行動するかは本人なので、背中を押す力の認知が重要かも。思ったようにいかない時もあるという考え方を持つことがいい。昼があれば夜がある。春夏秋冬季節は巡る。種から芽が出て葉を繁らせ花を咲かせて枯れていく。生まれれば成長し老いて死ぬ。
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Posted by ブクログ
精神科医の立場からの考えが述べられており、学校現場的な視点で考えると全面的に肯定できる主張ではないと思う。
「学校の標準の幅が狭い」という主張は正論ではあるが、子どもたちそれぞれに合わせた支援や指導を行なっていくためには、今の現場はあまりにも忙しく、人手が足りていない。
保険的に特別支援学級に入級させるという主張も現場的な視点で考えれば、限られたリソースの中で適切な場所に支援の手を割り振ることができなくなるという点ではかなり困った主張のように感じる。
学校現場にも変わらなければならないところはあるのは勿論わかるが、法律的な教室の設置基準や教員の配置基準などを変えて、余裕を持って子どもに関われるようにしなければ、本質的なところでは変わることはできない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレグレーゾーンへの対応としても良書。
備忘録
・「自分はこういう理由でこれをしない」と決めたら、それをルールとして淡々と実行していく。そうすれば周りからの理解を得やすくなる。「できないけど相手によっては無理して飲む」といった形で曖昧な対応をしていると、結局「付き合いが良い悪い」と言う話になる。
・自立スキルを高めるには、自分の得意不得意をよく理解しておくこと。できないことをできないと周りに伝え、それにより周りから協力を得られた、疲れにくくなった等の成功体験を積み重ねていくことで自己肯定感が高まる。
ソーシャルスキルとは社会性。ルールを守ることと他の人に相談できること。
・スケジュール管理が苦手な場合、予定通りにいかない前提でTo Doの数を出来る限り絞る。
・いつも苦手なことを後回しにしてしまう場合、気分を優先して、最後に間に合わせる。優先順位を考えずに、やりたい事から手をつけて行った方が仕事のスピードが上がり、結果的に苦手なことも早く終わったりする。お尻をたたいてくれる人を探すことも有効。
・仕事のしすぎで倒れそうな場合、明日できる事は今日やらない。健康維持しながら安定して仕事を進めるためには、ペース配分を考える。
・やりたい事を減らしない人には、「ファン・デューティー・バランス」(楽しいこと、やりたいこと⇄義務、やるべきこと)という考え方。やりたい事を減らさない人は、義務感でやっていることがあまりにも多くなりすぎると、メンタルヘルス損なう可能性が高くなる。まずはやりたいことをやる。やるべきことを増やしすぎてやりたいことを削る事は極力避ける。睡眠の時間もなるべく確保。身の回りの事はやっておくに越したことがないが毎日全てきちんとやらなくても何とかなる。できないことできないと言っていい。
・寝不足を解消したいなら、やりたいことを気するのではなく、やるべきことの中からやらなくてもいいことを見つけその時間を削る。体力の問題がなく、仕事にも支障がなければ気分良く過ごせれば良い。