本田秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
発達障害の当事者ではなく周りにいる人に向けた取扱い書のような本。自分は発達障害ではないかと心配になり読んでみたがそのような症状や傾向は低いように感じた。日本人の1割程度は発達障害的な要素を持っているらしく環境や生育環境により社会適応できるかどうかも変わってくる。
短所を長所に変換できるように努めることも大切なようだ。自分は精密な作業などは不向きの為、外回りができ多少のミスもカバーできるような仕事に就きたいと思う。
障害者手帳の情報もあり社会で行き詰まった際のセーフティーネットについて知れて安心した。障害者手帳は勤め先への開示の義務がない為に心配なら作っておくのも一つの手かもしれない。 -
Posted by ブクログ
元々気になっていた先生の著作。
発達特性のある人も個性的な人もそれぞれが自分の事を理解し、自分の「普通」を生きていける社会になるといい。
自分の「やりたいこと」を生活の中心にして人生設計ができていればそれでいい。
やりたいことをして失敗するのと、やりたいことを我慢して失敗するのでは後悔の仕方が違う。
ボトムアップとトップダウン
苦手なことを克服するよりできることとできないことを検討し、補完する手段を考える方が生きやすい。
空気が読めない→気の合う少数の仲間とは上手くやっていける。ブレない強さや内容重視の考え方を生かす。「自分は主張が強いので、言い過ぎだと感じたら教えてください」とあらかじ -
購入済み
自閉症スペクトラムの良い本
いわゆるコミュ障とかおたくとかぼっちとかKYとかいったキーワードに心当たりのある人は、もしかしたら日常生活に重大な支障がなくても、自閉症スペクトラムに寄った立ち位置にいるのかもしれません。
じゃあどうすればいいの?というところにもう少し焦点があたってると良かったのですが、それはそもそもこの本が作られた目的を超えるのでしょう。
行きづらいな、と思いながらもあまり原因が掴めていない人は試しに読んでみるのも良いと思います。