本田秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ発達特性あるなしに関わらず、親は読んだ方が良いと思う。親の気持ちがとても楽になる。
気持ちが楽になった要因は、『子育ての前提は何か?』に気付き、やることやらないことが明確になったからだと思う。
前提は、子どもが自分らしく、二次障害となることなく社会生活を送れること。
そのために、
・子どもの特性を理解し、子どもにあったやり方、子どもにあった環境を選ぶ
・子どもをサポートする親も楽になるようなことが大事
と理解しました。
特に、
・その子がやらない、出来ないことは『発達最近接領域ではない』と考え、仕組みを変えていく
という部分が、私の中で『何で出来ないんだろう』『こうさせなきゃ…』と不安になる -
Posted by ブクログ
30年以上臨床の現場で患者を診てきた筆者の言葉には説得力がある。何より自身の経験を元に書かれているからだ。
そして明瞭で分かりやすい文章。まず冒頭の「この本は、『発達障害とは何か』『発達障害の人が他の多数の人と違うのはどのような点か』を解説した本です。」という一文が良い。ここで読者が自分の知りたい内容と合っているかが確認できる。
次にこの人は発達障害か?というケースが3例。結論は、「ちょっとAS」。ASDのD(Disorder ; 障害)がない状態。日常生活の障害にはなっていないが、その症状はあるということ。
ここは我が子にも当てはまるのではないかと思った。
次にASの特性。
・喜びや -
Posted by ブクログ
ネタバレイラスト多用で視覚的に分かりやすい。自閉症スペクトラムの子を持つ家族にとって、こういった具体的な対応方法が書かれている本はとても役立つ。
以下、備忘録。
『 相談する力があればうまくいく』
五つの基本スキル
① 一方的に話さず 「人と意見を出し合う」 スキル
② 困った時の 「相談を習慣にする」 スキル
③ 自分で 「体調を管理する 」スキル
④ 社会生活に必要な 「お金の使い方を学ぶ」 スキル
⑤ 情報を集めこれからの「 進路を考える」 スキル
・ 自閉症スペクトラムの子は 、多くの友達と幅広く付き合うことが、基本的には苦手
・ 幼い頃には 友達よりも家族とのやり取りを通じて 成長 -
Posted by ブクログ
ASDとADHDの違いについてより、併存バランスについてとても詳しく書かれてる
4章家庭で親ができること、では
対人関係が苦手な子には…対策がありつつも
対人関係が苦手で、落ち着きがない子には…の補足情報がある
こういう形で事例が数例あった
未診断やグレーゾーンなのでは?と親が感じてる状態で、ASDのみADHDのみ等の情報を得ても何か違うと感じることは多いと思う。併存型の日常生活レベルの困り事と対策を見ることにより、より自分の子供の状態と照らし合わせやすいのではないかと思う。
↓どちらもボリュームとして少ないが、分かりやすかった!!!
p40→やるべきこと、やりたいこと、身の回りのこと、 -
Posted by ブクログ
思春期編(だいたい10才頃~と本に記載有り)
冒頭にあったように思春期を迎える前に読むのが理想なのかも
まだまだ先の話かと思ってたが10才頃~思春期なのか、とびっくりした!
幼児期、小学生編とは違い、親は黒子に徹する
●親離れ、子離れ
●他人を頼る、相談する
●社会に出て、経験を重ねて、仕事選びの土台へ
という流れ
また思春期には診断を告知する?のコラムで
具体的な話し方の事例、個人による事が書いてあり
とても参考になった。
うちはグレーゾーンなので告知自体あるのか無いのか…という感じだが、グレーでも本人から悩み相談があれば、これを参考にできるなと感じた。