野津智子のレビュー一覧
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とても良い本だった。
チェンジマネジメントの方法論の本としても有用だと思う。
問題とは技術的問題と適応問題に分けられるという。
技術的問題とは専門知識などを活用することで解ける問題で、解き方がわかる問題のこと。
適応問題とは解き方がわからない問題で、状況や環境に合わせて考え方や進め方を柔軟に適応させないと解けない問題のこと。
読んでいて思ったのは、世の中には
「解ける問題」と「解けない問題」に分けることが出来る。
解ける問題は
L 「技術的問題」に分類でき、
解けない問題は
L「適応問題」
L「スキル•ケイパビリティ不足」
L「そもそも解なし問題」に分類することが出来る。
技術的問題には引力が存在する。適応問題を技術的問題として捉えようとしがちなのは注意すべき。
また上の人間は、答えや解き方を知っているべきだ、と言う幻想を捨てないといけない。
「適応課題に対する答えを、人々が手っ取り早く上の立場の人から得ようとすると、機能不全が起こる。責任ある立場の人は、どうすればいいかわかっているはずだとあてにされる。その重圧で知らないのに知ってるふりをしたり、期待はずれの対応したりする。」p48
なので、重要なのは「上との期待値コントロール」と「リスクと不確実性を正しく理解してもらう動き」。
p177あたりからの組織の温度についての考察も凄まじかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◯速読時間 15分
◯目的 死ぬ気で?
◯内容
1ヶ月でみごとにこころが上向きに
・瞑想
「私はわたし愛している」と心で思いながら息を吸う。すべてをはきだす。
思いを潜在意識に送り込むだけで、あとのことは潜在意識が勝手にやってくれる。
筆者は7分 好きな曲が7分だから
曲を聞くたびに思い返せる感覚
・鏡のワーク
鏡に近づいて「私はわたしを愛している」という。5分。確実に自分に届く。
・思考のループ
シャワーを浴びながらとか「私はわたしを愛している」をつぶやく。思考の道をつくる
・クエスチョン
ネガティブな感情が浮かぶとき
「自分を愛していたらこの経験をさせるか?」→だいたいノー
そのあとは、私はわたしを愛している
・幻のヘビをみるようになった患者の治療
大量のゴムのヘビと本物のコブラとニシキヘビで。
患者は本物のヘビと幻のヘビを見分けられた。
しっかり見分けるようにアドバイスすると心が回復していった。
→思考をコントロールすること
幻の思考に惑わされないように
・恋をする
内側から輝く。自分を愛することも同じようなこと
◯感想
ヘビの話の部分がドキュメント的でついじっくり読んでしまって第1部のみに、しかも後半はパラパラ〜になってしまった。
「私はわたしを愛しています」ワーク。
去年、そういえば、通勤の運転中にやっていたことがある。結果はどうだったか…?
途中からオーディオブックに変えてしまったので、今日は、呟きながら行ってみよう٩(ˊᗜˋ*)و
2022.8.25
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心理的安全性 心理的安全性と信頼の違いは、組織としての態度であるか、個人間の関係であるか。組織として心理的安全性かあれば、組織において失敗からの学習を効率的、効果的に進められる。
心理的安全性が、VUCA時代に安定した成果を上げる必要条件であることを示す。心理的安全性が確立されていれば成果をあげられるわけではなく、VUCA時代においてはあくまでも必要条件である。
心理的安全性がない環境において利益や人命を失った例を示し、重要性を説く。飛行機事故や原発事故、病院における医療事故等、多くの例が挙げられる。
心理的安全性を確立するためにリーダーが備えるツールキットの解説。
仕事の土台を作る。フレーミングと、目的の共有、明確化。
参加を求める。自身の謙虚さ、無知や失敗を認め開示する。良い質問をする。探求的な、発言をしやすくする質問。また、意見を述べやすくする仕組みを作る。会議体や目安箱など。沈黙が悪であるという意識を共有する。ただし、自分が意見を述べる際には、意見を述べる資格があるかを自問する必要があるし、リーダーとしては価値ある意見とただの推測を区別する必要がある。
生産的に対応する。感謝の表明。例え意見が的外れでも、まずは意見を出してくれたことに感謝する。失敗を歓迎する。必要であれば支援を申し出る、対応を議論するなどして、未来に目を向け、失敗から学ぶ。また、学んだ内容から設定したルールに明白に何度も違反するなどの場合、制裁を加えることでチームの心理的安全性を維持する。 -
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1.最近のサービス業はコンサル化していることを強く感じたのですが、今までのようなコンサルでは仕事にならないと思い、自分なりにどのようなコンサルとなりたいのかを考えた結果、提案よりもヒアリングを重視したやり方がベストだと思いました。そんな中で、本書に出会い、今までとは違うコンサルのスタイルを学びたいと思いました。
2.コンサルの中で最も重要なのは「役に立ちたい」というマインドです。これまでのコンサルは、ヒアリングと分析を行い、答えを導き出すスタイルが主流ですが、会社を経営しているのが人である以上、感情を持っています。そのため、ヒアリングしたことがすべて正しいとは限りません。そこで、より正確に深くヒアリングをし、課題を見つけ出すためには「謙虚なコンサルティングの姿勢を学ばなくてはならない」ということが本書の目的です。
これを実現するためには「相手が答えを見出す問い方と聴き方」を身に着けていく必要があります。今までのコンサルがこれを怠ったわけではありませんが、現代は問題がより複雑かつスピーディーに変化しています。また、コンサルが大量発生したため、どの会社を選べばよいのかがわからなくなることもあります。その判断基準として、本書ではレベル2の信頼関係、つまり、仕事だけではなく、プライベートも仲良く(決していつも一緒にいるということではない)するほど良いとされています。これらを実現してきた事例として、人材育成の視点から様々な経験が語られます。
3.ちょうど、今日上司と子会社に指導を行ってきました。やはり、旧世代のやり方を踏襲していたので、その子会社の結果は何も変わってませんでした。数字で見せて指摘を入れても長らく改善していないそうです。「相手を変える」という視点を脱却し、「自分から変わる」「相手に気づきを与える」という方向性で仕事をしなければ状況は改善しないと確信しました。本書では、相手に興味を持つことや自分が無知なふりをして相手に気づかせるテクニックについても幅広く説明しています。私は、まずは「マインド」から鍛えていきたいです。そしていつかは一言で相手に気づきを与え、相手が成長するきっかけを与えられる人間でありたいと思います。 -
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問題には2種類ある。それは、「技術的課題」と「適応を要する課題」である。
「技術的課題」は、正解がある問題。その問題の専門家が存在し、問題の所在に関して探るための診断をしてくれるし、その解決策を提示してくれる。例えば、医師と患者の関係が分かりやすい。健康診断、あるいは、場合によっては、精密検査を受けることにより、医師があなたの病気を特定してくれる。そして、投薬によって治療するのか、外科手術を施すのか、あるいは、しばらく様子を見るのか、などの解決策を提示してくれる。問題は簡単ではないことも多いが、正解を見出すための方法論が存在すると考えられている。
一方で、「適応を要する課題」とは、最初から正解が分かっているわけではない、あるいは、そもそも、問題が何かが分かっていない課題。色々なことを試みてみたり、あるいは、自分自身が変わったり、問題の関係者間の関係が変わったりすることによって、物事が良くなる方向に動いたりするもの。人間社会で起こる問題は、殆どが、これに属すると思う。例えば、コロナ禍における緊急事態宣言発出の可否。最初から正解が分かっているわけではないし、そもそも正解があるのかどうかも分からない。関係者・利害関係者も多いが、利害が同じであっても、意見が異なったりする。それでも、緊急事態宣言を発出するかどうかを決めなければならない。
私は、会社の中で人事の仕事をしている。会社の中の人に関する問題は、殆どが適応を要する課題である。会社の中の人事スタッフ、あるいは、他の職能のスタッフは、ある意味で、現場にとってのコンサルタントである。技術的課題に対応するのは、簡単ではないが、やれないということはない。人事で言えば、例えば、労働法の適用関係を問われる問題。条文があり、判例があり、それでも分からなければ弁護士に相談してみれば良い。一方で、例えば、「どうすれば、この職場の人間関係は良くなるのだろう?」とか、「若い人たちの育成にあたるマネジャーにどのように振る舞ってもらえば良いだろう?」など、正解があるかどうか分からない問題も多く、どちらかと言えば、こちらの問題の方が多い。
本書は、コンサルタントが、クライアントの問題を解決するにあたって、どのようなことを心がけるべきかを示してくれる。特に、「適応を要する課題」について。
会社の中のスタッフ部門の人は、読むべき本だと思う。 -
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物事をなそうとするとき、不思議と色々なことが同時に起き、また様々な人々との出会いや協力が起きることがあります。その不思議な力を信じることで、自分の内なる声に従うことで、強力な力を発揮する方法について書かれています。リーダーシップに対しての世間の見方とは違う側面を知ることができます。そのシンクロニシティという考え方が、著者にどのような影響を与えたのか。初めから満帆に進んだわけではなく、紆余曲折を潜り抜けた先の成功ではありますが、根底にその考え方が揺ぎ無くあったことが、読んだ人間にとって励みになると思います。
理屈で理解しにくい部分も多いのですが、著者の伝記という形で読むことで、自身の人生の中でどうようのデジャブが起こったときに対応するべきことのヒントが得られると思います。 -
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発売後、わりとすぐに購入していたけどずっと積読していた本。コンサルとしての独立二年度目に入るということで改めて自分の姿勢を見直すヒントを得たいということで久しぶりにシャイン先生にお頼りすることに。
この本は何というか、シャイン流のプロセスコンサルテーションの注釈本という気がします。あくまで本論はこれまでの著作であって、そこに書ききれなかったけどわりと大事だよという点であったり、最近他分野で色々言われているエッセンスをプロセスコンサルテーションの範疇に統合するとこんな感じ、というところでしょうか。シャイン先生自身は「まったく新しい」とも言っているので読み取り方が浅いのかもしれませんが。
ということで初めての人は『人を助けるとはどういうことか』など先に手にした方が良いと思うし、その方が感動が大きいと思います。
この本で語られる謙虚なコンサルティングとは
「力になりたいと思って本気で尽力し、クライアントとクライアントが置かれている状況を心底気遣う姿勢のことだ、と。その姿勢を最初の瞬間から確実にクライアントに伝えるには、真摯な好奇心を全開にするといい。誠実で自然に沸き起こる好奇心ほどクライアントに対する関心と気遣いを確かに伝えるものはない。そのため、この姿勢は3つのCによって表されると言える。力になりたいと言う積極的な気持ちcommitmentと、クライアントに対する思いやりcaring、わけても大切なのが好奇心curiosityである。そして新たな姿勢を持つには新たなスキルもまた必要になる。」
新たなスキルとして最も重要なのは「聴き方」であり、個人的に打ち解けた関係を作った上で質問していくことが重要。
関係構築の大切さは従来のコンサルや営業でもラポール形成とか色々言われてきたわけですが、「聴き方」によって変わる、というのが本書の主張。聴き方には3つの種類がある。
①自己中心的に聴く
自分の知識や経験やスキルを活かすことによって、私は今話されていることに対し、どのように関わり、支援することができるだろう、という自分に関連あることに考えを巡らせながら聴いてしまい話を聴くのが疎かになる。
②内容に共感しながら聴く
クライアントがどんな問題や課題、あるいは状況を伝えようとしているのか、クライアントが伝えたいと思っていることの中でよく考えるべき問題の要素は何か、と言う点にフォーカスした聞き方である。これは、内容に誘惑されることと同じではない。それは、自分がもしその状況に置かれたらどうするかということにすぐ想像の翼を広げてしまい、集中力がその想像へ向かってしまうものに過ぎない。
③人に共感しながら聴く
コンサルタントに話している状況について、クライアントが実際にどのように経験し、感じているのかに焦点を当てた聴き方である。この場合、最大の注意と好奇心を向ける先は、クライアントの声などちょっとしたところに2時間緊迫感になり、そうしたサインをしっかり捉えると、クライアントが状況の詳細を述べながら感じているだろう思いを読み取ることができる。
基本的に初期の打ち解けた関係構築を目指すためには③を志向するべきで、そのために診断的な質問(なぜ、どのように感じた、どんな行動をとったか)や循環的な質問(組織のほかの人たちがどのように考え、感じ、行動していると思われるかを考えてもらう)、示唆的な質問(ある種の介入であり、タイミングが問題。なぜなら考えもしなかったことについて検討するようクライアントに求めることになるからであり、支援者は、助言するタイミングが早すぎたら信頼を損ねてしまうという点について、最も慎重になるべきだからでもある)、プロセス指向の問いかけ(次の三つのうちの一つを選ぶことになる。問題に対する自分なりの分析を説明しようとするクライアントの話についてその焦点を変える、支援のプロセスでクライアントがコンサルタントにしてほしいと思っていることを変える、そして今この場でのクライアントとのやりとりに集中する)
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これからのコンサルティングのあり方に触れる一冊
コンサルティング業務に関る者として、題名に惹かれジャケ買い。
『謙虚なコンサルティング』と聞くと、クライアントの言う事を素直に受け入れる
御用聞きの様なコンサルティングスタイルの様に聞こえるがそうではない。
原題は、“Humble Consulting: How to Provide Real Help Faster”なので、
本当の意味合いとしては、『控えめなコンサルティング』といった方がしっくりくる様な気がする。
今までのコンサルティングと言うと企業の課題に対して、状況を把握→課題の抽出→対応策の検討→クライアントへの提案と言った、コンサルタント主体の一方通行的なアプローチが主流だった。
ただ、現代の様に変化のスピードが早く、問題が複雑化している状況では、
上記の様な通り一辺倒のアプローチでは課題の解決ができないと言うのが著者の着眼点である。
ではどうすれば良いのか?
クライアントを巻き込み、クライアントの主体で課題解決をして行く必要があるという、
その為にはコンサルタントは黒子のように、控えめにクライアントをサポートする必要がある
と言うのが本書の論旨である。
ただ、この黒子に徹しながらも、クライアントへコンサルタントの価値を最大限提供する為に、
クライアントとの関係をよりパーソナライズしたものにする必要があると説いている。
なかなか実践するのは難しい内容だが、著者のエピソードが中心なので、自分ならどうするか
頭の整理をしながら読める一冊。 -
Posted by ブクログ
Google のプロジェクトアリストテレスにより、成功するチームの共通的な特徴が解明されている。それはチームの心理的安全性が高いことであった。
トップダウンのチーム運営はもはや古く、機能不全を起こしていると巷で言われて久しい。では、実際にリーダーとワーカーという関係ではなく、チーム全体で成果を上げるにはどうすればよいかということはまだまだ普及していないと思う。
自分の能力だけでチームを引っ張ることに無理を感じているリーダーや、チームメンバーの自立制の低さに悩んでいるリーダー、リーダーの強権的な態度に違和感を感じているメンバーは、その解決策へと続く理論と実践を本書は与えてくれると思う。 -
Posted by ブクログ
組織文化を中心とした心理学者で現在MITの名誉教授である著者による企業や幹部へのコンサルティングの事例を通して、それぞれの成功と失敗の分析、学び、まとめ、読者への提案という形式で、著者が謙虚なコンサルティングと名付けたアプローチの内容が語られている。
どんなに正しい処方箋でもクライアントが受け入れ、実行しなければ、コンサルティングとしては失敗であり、その組織を熟知しているわけではないコンサルタントがいきなり分析と診断を提供しても成功するとは限らない。そうした状況では、役に立ちたいという意志、好奇心、共感をもって、まず相手との忌憚のない対話ができる関係(レベル2の関係)をつくること、そのうえで真の課題に気づき、アダブティブ・ムーブを互いに探ること。
知識と経験を積んだ著者ですら必ずしも成功するわけではないように、関係づくりにしろ、アダプティブ・ムーブを見つけることにしろ、簡単にできるものではなさそうだが、ほんの一言が事態を大きく変えるような気づきをもたらすことはイメージできる。
コンサルティングとして、外部専門家の権威的な診断が有効な場合と謙虚な問いかけが有効な場合という枠組みを知るだけでも有用だと感じた。
18-11