森時彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・小説形式というのがよい。ライブ感があり、読者である自分自身の課題も想起され「自分ならどうやるだろう?」ということを自然に考えさせられた。
・ファシリテーションのツールというかフレームワークがわかりやすく説明されている。「こんな手法があるのか」とともに「こんな風に使うのか」がセットで描写されているので、非常に分かり味が深い。
・読後に仄かに自分の中に熱がこもっているのを感じる。
ファシリテーションについて興味があり、読んでみた。
2004年出版と少し古いように思ったが、読んでみて全く色褪せていないと感じた。
日々仕事をしている中で感じているモヤモヤが解消されていくような感覚があり、読書中自分 -
Posted by ブクログ
組織を変える力のある人の凄さを感じる本。
1回読んだだけでは身につかないし、理解したとしても実践していかないと全然近づけないだろうな。
こんなリーダーの元で働きたいし、自分も働きながら目標達成のために、自然と議論を進めてチームに相乗効果をもたらしながら進んでいける人になりたい。
会社のMTGでも、今までみんなの頭を整理してしっかり可視化して、全員が同じ認識をしっかり持てたことがなかったのではないかな、と怖くなった。
一緒に働く仲間に自分ごととして危機感を感じさせたり、やる気にさせたり、もっと良くなりたい、とモチベーションを上げさせたり、人をポジティブに変える力を本当に身につけたいと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレファシリテーター必読の書。リベレイティングストラクチャーのいくつかも掲載さられている。
参加者が自ら気づき、行動するか。それに対して本当に働く実績のある手法が記載されている。
本書は原理的な解説はあまりない。英語のみにはなるが、リベレイティングストラクチャーのホームページにいくつかの有益な文書がある。
また、リベレイティングストラクチャーのスマホ向けのアプリもある。一見英語のみと思うが、言語切り替えをしてあげると日本語で出てくる。こちらは
ファシリテーターが実際に使うときのガイドブック。解説は先の英語のサイトを参照する。
日本では伊藤保氏が自らのコンサルティングで使っているようだ。月1でユーザ -
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Posted by ブクログ
これで3回目くらい。
仕事でファシリテートしそうかなってタイミングで読み返している。
何回読んでも思うのは、
ファシリテーターは目的から絶対に目を離さない、間に落ちるボールに意識を向ける、視野を広げたり縮めたり視座を高くしたり低くしたりして自分の位置を変えながら色んな視点で意見を投げかける、無理矢理結論づけず発散と収束を繰り返す、
これらの観点。
また本書の主人公リョウのように、場面によっては自分も意見をどんどん言うファシリタブリーダーになる必要もある。
ファシリテーターをいう役割を初めて教えてくれた本なので、今後も必要な場面で読み返したい。
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Posted by ブクログ
2021/05/21
私は人が好きだ。ファシリテーションはそんな私の武器になる、そう思って購入した一冊である。
内容としては、ある社員がファシリテーションを通じて企業を再生させるフィクションだ。
ファシリテーションの目的は、ものごとを前進させることだと学んだ。その前進を阻害するものは多い。人間関係や予算、慣習など多岐にわたる。みなさんも、そのような課題を前にした経験があるだろう。
そんなときに役立つのがファシリテーションだ。データを活用するのはもちろんのこと、人のポテンシャルを最大限に発揮するための潤滑油として役立つ。本書では役員クラスや若手が、それぞれチームを作り、問題解決を行う。
ファ -
Posted by ブクログ
「えっ、私がですか」「君ならやれるよ。いや、開発センターを大きく変えるには君しかいないと思っている。マーケティングを変えたようにね。二年で変えてくれ。
その後は、またマーケティングに戻ってもらうから…」マーケティング部門のリーダーだった黒沢涼子が、畑違いの製品開発センター長に抜擢される。
はたして専門知識面でも、年齢でも自分を上回る男性の部下を率い、組織を変えることができるのか…。
ストーリーを楽しみながら、人と組織を動かし、自分が変わるファシリテーションのスキルとマインドが確実に身につく。
<サマリ>
・1周読んだだけでは難しくて理解できない。2~3周読むと内容が深く理解できる。
1周目