上杉隆のレビュー一覧
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[2012.その29] 報道とは何か?
ニュースでもよく見る記者会見の様子などは、日本と海外とではかなり違うということすら本書を読むまで知らなかった。
ソーシャルメディアの持つ影響力は今後さらに顕在化し、日々の生活に入り込んでくることは間違いない。それによってこれまでの世界的に見て異常と言われる報道...続きを読むPosted by ブクログ -
もう内容はこのタイトルに集約されている「事実を伝えないメディアの大罪」日本は第一報がイメージとして定着してしまい、その後の報道があっても最初の印象を引きずってしまうように思う。受け手も変わらなければ。ミスは許して、嘘を許さじ。Posted by ブクログ
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今年の三月から六月くらいにかけて、本屋の棚は活気がなかった。読みたい本が並んでいなかった。何の本かというと、言うまでもなく原発関連の本である。
3.11から約一ヶ月、すべての国民が情報を欲していたと思う。もちろん、テレビは24時間震災と原発の番組をしていた。けれども、テレビは、そして新聞も、政府と...続きを読むPosted by ブクログ -
とっかかりでしかないが、自分の信じていたものが、
裏打ちされたような、壊れていったような。
間違いなく、ターニングポイントのひとつ。
繰り返すが、これはとっかかり。
鵜呑みにすることがどれだけ危ないか、を伝えている本。
そして、情報弱者・ネット弱者が放置されていることを書いた本。
(真実はどこ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の報道終わってるとは思ってたけたどこんなに終わっていたとは…というのが、その実情と何故そうなったのかその理由をフリージャーナリストの二人の対談形式で明らかにしています。
内容的には、日本のジャーナリズムの問題の根本は記者クラブ制度にあること、大手メディアは政府・東電など権力者の「広報」と化して...続きを読むPosted by ブクログ -
今の日本は、メインストリームメディアがジャーナリズムとして成り立っていない。そのことを、インターネットやフリーランスのジャーナリストが明らかにし始めた。
それと同じことがアメリカでは、80年代のケーブルテレビが起こし、今に至っているということだ。
果たして、日本は、インターネット側からのアクションで...続きを読むPosted by ブクログ -
東日本大震災と津波、福島第一原発事故という戦争級のクライシスの前で戦後66年間続いた「平和な時代仕様」のシステムや人物が、機能しないことがバレてしまったとさ・・・その一つが全国紙と地上波テレビ局を中心とする「オールド・メジャーメディア」たちであると断言する上杉・烏賀陽の両氏。
東日本大震災を契機に”...続きを読むPosted by ブクログ -
ブグログのランキングとレビューを見て、読んだ。
新聞は、知りたいこと伝わってこないし、記者が追究しましたって感じがないし、テレビはどのチャンネルも同じこと言ってるいるし、なんか変やなあと思っていたけど、こんなにひどいとはと思った。記者クラブってみんな同じで安心感あるんだろうな。
新聞もテレビも広...続きを読むPosted by ブクログ -
ざっくりとウィキリークスおよびアサーンジの逮捕劇について理解するにはもってこいの一冊。日本のメディアはどうなっているんだろうと思う。インターネットメディアが状況を自然と改善?していってくれるのではないか。というか、人の口に戸は立てられない状況が拡大することによって、隠蔽される情報といったものが少なく...続きを読むPosted by ブクログ
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2010年,世界中を震撼させた”ウィキリークス騒動”。イラク戦争・アフガニスタン戦争に関するアメリカの軍事、外交の機密文書を次々に大量公開。その手口はいわゆるハッキングという手法。しかし、一貫していたものは、権力が隠したいと思う情報を公開していくという”ジャーナリズム”の精神。
ウィキリークスに対す...続きを読むPosted by ブクログ -
激動なう、とでも言いたくなる程、今、ここで起こっている大きな変動を描いた新書。何がウィキリークスの何が衝撃的なのか、今後どの様な衝撃をもたらすのか、について正確には測れないが、とにかく大きい動きがあることは理解できる。
本書の後半は記者クラブ批判になっていくが、これも筆者が立ち上げた自由報道協会と...続きを読むPosted by ブクログ -
ウィキリークスに象徴される,新しいジャーナリズムの台頭という文脈で読んだ。ウィキリークスの今後についてはまだよくわからないところがあるし,異なった評価もある。ジャスミン革命についても事実は報道されているようには必ずしもなっていないといった報告もある(日垣隆)。しかしながら,現在の日本のマスコミは,情...続きを読むPosted by ブクログ
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特に著者の本をこれまで読んでないひとはこの本を読むか、少なくともどこかで著者の話を聞いておいたほうがいい。本書はウィキリークスに関する情報は若干物足りない感はあるが、世界と日本のメディアがいかに乖離した状況にあり、そして日本でその状況を打破すべく、今まさに起こっているソーシャルメディア革命について知...続きを読むPosted by ブクログ