上杉隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3.11報道を見ながら感じていた違和感がこういうことだったのか思わされる一冊です。どのチャンネルをつけても同じ内容でしか報道していなかった。肝心の被曝についてこれではなにもわからないじゃないかと感じたヒトは数多くいたはずですし、いて欲しいものです。被曝に対する不安感が強まるなか、どの大手メディアも国民が被曝している可能性を否定できないという事実すら報道しようとしなかったのです。せめて子供やこれから妊娠する可能性のある女性を優先的に避難させる対応はとるべき行動であったのではないかとその当時考え、憤りを感じていました。3.11を通して本来あるべき、社会の監視機能(互いを健全に疑う機能)が完全に破綻していることを再認識させられた一冊です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本のいわゆる「ジャーナリズム」の現状、記者クラブが抱える問題や欺瞞をまとめてる。
日本のマスコミが、事件の背景や過程にまで踏み込む「ジャーナリズム」ではなく、ただ起きた事件を知らせるだけの「ワイヤーサービス」でしかない、というのは納得した。
その原因となってる、全紙横並びの記事内容、メモ合わせによるカンニング、首脳への質問内容の事前確認などの悪習はひどいものだと思う。
記者クラブの唱える、開かれた報道集団であり、権力への監視とは名ばかりの、特定新聞社の記者以外は加入できない閉鎖性、政治家と足並みを揃えたり、気遣いを示す癒着っぷりもひどい。
ただ、現状の新聞にも権力への批判というのも、ある程度はみられると思うのだが、いわゆるタイムズ紙とはどう違うものなのかも説明して欲しかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ米国の外交公電を大量に公開したことで世界中の耳目を集めた「ウィキリークス」とその創始者であるジュリアン・アサーンジ。
その匿名性を利用して、誰もが内部情報を「リーク」できるというそのシステムの孕む問題精と、そこから垣間見えるアサーンジのジャーナリストとしての精神性とはどのようなものなのだろうか?
そして、世界中がウィキリークスに注目する中で、ワイドショー的な扱いしかしていない日本のマスメディアの、戦後長年に渡り言論界を牛耳り、硬直化させてきた特異な「記者クラブ」という体質とは、どのようなものなのか。
その内情を、今や一国の政体をひっくり返してしまうほどの力を持ったソーシャルメディアの台頭という形で表出し始めている「新たな情報革命」の機運に乗り、日本の言論を刷新しようと奔走するフリージャーナリストの上杉隆氏が「報道」し、また自らの「革命」に向けて行っている運動の詳細を述べた一冊。
ウィキリークスをダシに、自分の手柄を大々的に書きたいんじゃないのかwとか思ってしまったものの、筆者の活動は十分評価され得るものであり、今後の動向が楽しみなものである。
筆者の関わる「自由報道教会(仮)」の名を見たときに思わず、胡散臭いなぁと思ってしまったが、しかし、この考え方こそが権威主義的で排外主義的なマスメディアに自分の頭が毒されてしまっている証拠なのかもしれない。自戒を込めて。