作品一覧

  • 五輪カルテル
    4.0
    東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件は、2023年7月時点で総勢15人が起訴され、うち10人に有罪判決が言い渡されている。汚職事件はのちに、テスト大会の企画立案業務の差配が行われたとされる官製談合事件に発展したが、その中心人物は、紛れもなく広告最大手電通出身の高橋治之元五輪組織委員会理事だった。 「日本のスポーツビジネスを変えた男」 長年、そう呼ばれてきた“闇のフィクサー”は、なぜ、ここまで強大な権力を握り、五輪という巨大ビジネスを裏で牛耳ることができたのか? それは、組織委員会の会長を務めた「スポーツ界の首領」・森喜朗元総理の虎の威を借りていたからにほかならない。 猪瀬直樹東京都知事が徳洲会事件で都政退場を余儀なくされ、舛添要一新都知事誕生までの「空白の48日間」で決められた不可解な人事、利用された旧皇族出身の竹田恒和JOC会長と慶応三田会ネットワーク、安倍元総理銃撃事件をきっかけに動き始めた検察機構、五輪招致にカラんで不明瞭な1億4500万円のカネが流れていた「嘉納治五郎財団」、そして、五輪招致よりも前に決まっていた明治神宮外苑再開発プロジェクトが意味することとは――? 一連の不祥事で札幌が名乗りを上げていた2030年冬季五輪招致が危ぶまれるなか、戦後最大の国家プロジェクトに群がった“闇紳士”たちの実像を炙り出し、五輪と神宮再開発を結ぶ接点を追うジャーナリスト・上杉隆渾身の問題作!
  • 人生から失敗はゼロになる
    値引きあり
    3.0
    「出すぎた杭」は結局、打たれない!人生、考え方1つで、失敗が成功にもなれば、成功が失敗にもなる。「他人の評価」でなく「自分の評価」を基準に生きたほうが、はるかに幸福で、はるかに愉しいことは間違いない――。反骨精神で闘いつづけてきた著者が、変化の激しい不安な時代に「より強く、より賢く、より愉しく」生きる智恵を説く「最強の自己啓発書」。■圧倒的多数の相手にさえ、勝つ法 ◇暴論は、無難な一般論に勝つ■人として、強く生きる法 ◇「他者のために闘う」とき、人は最高に強くなる■「もう1つ上の自分」になる法 ◇人から嫌われるくらいの個性こそ、力になる■「個性で勝負する」法 ◇「行動の差」がそのまま「人生の差」となる■正しく上手に「金と付き合う」法 ◇やるべきことは「経験」に対する投資――人生、いい時も悪い時も、「財産」となる!

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  • オプエド 真実を知るための異論・反論・逆説
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    インターネット報道番組「ニューズ・オプエド」は、マスメディアが恣意的に伝えない重大な事件を日々報道、ユーザー数は増え続け、現在30万人(2017年11月時点)の視聴者を有する。オプエドとは「ニューヨーク・タイムズ」が導入した、同じ新聞内で社外の識者らを起用し社説とは反対の意見を掲載する手法。 ゲストコメンテーターは、話題の渦中にいる政治家を始め、事件の当事者や評論家、作家、文化人、タレントらが次々登場。思想や政党の垣根を超え、考え方を異にする人たちが大手マスコミが取り上げない様々な出来事の真相を語り、それに対しての反論があればすぐにスタジオに呼ぶ。政治の裏側・実態を熟知しジャーナリストとしても活躍してきた番組のプロデューサー・上杉隆が、執念の取材活動の舞台裏を明かす。 日本で唯一当選直後のトランプ米大統領と安倍首相のゴルフ場での会談を独占取材したスクープ映像は、全米4大ネットワークであるFOXやアルジャジーラなど世界を駆け巡った。報道後進国に成り下がった日本のメディアの現状に風穴を開ける「ニューズ・オプエド」の記録。
  • 誰が「都政」を殺したか? 特別対談 小池百合子東京都知事
    -
    1巻1,100円 (税込)
    新聞・テレビが報じない! 豊洲市場、東京五輪…… 「都政」迷走の原点 都議会、都庁という「伏魔殿」に切り込む小池百合子都知事。 18年、都政取材を続けてきた著者。 いまの都政の諸悪の問題とはいったい何なのか? その問題に、小池百合子氏がどう対峙していくのか? 果たして、都政を「伏魔殿」たらしめたのは誰なのか? 1995年を都政迷走の原点として、都政の「秘史」をあぶりだす。
  • 悪いのは誰だ! 新国立競技場
    4.0
    1巻715円 (税込)
    文科省による[部外秘]資料を独自に入手! 「新国立競技場問題」に絡む“利権"と、それに群がる人たち。 誰が“悪玉"なのかを、気鋭のジャーナリスト・上杉氏があぶりだす!! 7月17日、安倍首相の表明で白紙撤回となった新国立競技場の建設案。4月以降、建設費の乱高下、デザイン案の変更、日本スポーツ振興センター(JSC)の移転問題など、さまざまな問題がなぜこのような事態になったのか? 今回の7月17日、安倍首相の表明で白紙撤回となった新国立競技場の建設案。4月以降、建設費の乱高下、デザイン案の変更、JSCの移転問題など、さまざまな問題がなぜこのような事態になったのか? 今回の顛末をよく知るキーパーソン8人の証言(鈴木寛元文部科学副大臣からのコメントも)と上杉氏が独自に入手した内部資料をもとに、その全貌を暴いていきます! 証言者/團紀彦氏(建築家)、松沢成文参議院議員、玉木雄一郎衆議院議員、猪瀬直樹氏、有森裕子氏(五輪メダリスト)、笠浩史衆議院議員、玉木正之氏(ジャーナリスト)、下村博文文部科学大臣(登場順)
  • 石原慎太郎「5人の参謀」(小学館文庫)
    3.0
    1巻605円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 銀行新税、ディーゼル車規制、新債券市場…。国を動かす政策を次々打ち出してきた石原都知事のブレーンを徹底取材。中でも中心的存在の5人に焦点をあてて、このカリスマ政治家の参謀活用術を浮き彫りにする。2000年9月に発売された底本を電子化。
  • 宰相不在
    3.0
    1巻1,265円 (税込)
    2代続けて政権を投げ出したお坊ちゃま総理、早くも官邸崩壊寸前の3人目のお坊ちゃま麻生太郎。宰相不在が続く日本に明日はあるのか? そして政治の監視役を務めるべきマスメディアの情けない現状とは? 迷走する政治とメディアを痛烈に批判し続け、安倍政権の崩壊を予見した気鋭のジャーナリストによる最新時論集!
  • ジャーナリズム崩壊
    3.8
    1巻773円 (税込)
    日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世すれば自分も出世する歪んだ構造、権力におもねり掴んだ事実を報道しない体質。もはや新聞・テレビは権力をチェックする立場と国民に知らせる義務を放棄したも同然である。恐いもの知らずのジャーナリストがエリート意識にこりかたまった大マスコミの真実を明かす、亡国のメディア論。
  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪
    4.1
    未曽有の国難が続く中、政府・東電の情報隠蔽に加担した記者クラブ報道の罪が次々と明らかになりつつある。「格納容器は健全に保たれている」「ただちに健康に影響する値ではない」という言葉を何の疑問もなく垂れ流し、結果として多くの人々を被曝させた罪。放射能汚染水の海洋投棄をやすやすと看過し、日本を犯罪国家に貶めた罪。記者クラブメディアが国を滅ぼしたのだ。この焼け跡で、日本人が自らを守り、生き抜くために手に入れるべきメディアリテラシーとは何か。電子書籍版ボーナステキスト「報道と私 ~出会って恋して嫉妬して~〈畠山理仁〉」収録!
  • ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~
    -
    1巻814円 (税込)
    「暴露サイト」と報じられるウィキリークスの本質とは何か? 犯罪者扱いされている創設者ジュリアン・アサーンジとは何者か? なぜウィキリークスの出現は「情報の9・11」と言われるのか? 記者クラブが情報統制を行い真のジャーナリズムが存在しない日本では報じられない“事実”を解説。「ものすごい勢いで誕生しつつある新しいメディアと、取り残される日本。心が熱くなる。すべからく読むべし!」――茂木健一郎氏推薦!【光文社新書】
  • 永田町奇譚
    -
    1巻880円 (税込)
    小泉政権以降、政局を読む目は変わった。従来型の記者クラブメディアでは辿りつけない情報をかき集め、数々のスクープを発信してきた2人のジャーナリストの新「政局論」。

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ユーザーレビュー

  • 悪いのは誰だ! 新国立競技場

    購入済み

    普通のメディアでは描けない世界

    公共放送といっていながら、民間の利益より政管と大手企業の弁明が多いNHK、さらに民間のメディアでは描くことが難しい内部事情をよく描いている。日本も苛斂誅求であったのか??必見だ。

    0
    2020年05月09日
  • ジャーナリズム崩壊

    Posted by ブクログ

    通信とジャーナリズムの違いを初めて知った。 大手新聞の「わかった」記事など普段あまり気にしていなかった裏側に触れることができた。 新聞リテラシーがぐんと上がった気がする。

    0
    2018年10月13日
  • オプエド 真実を知るための異論・反論・逆説

    Posted by ブクログ

    「ろくに調べずに書く」のではなく、「全く取材せずに書く」のが日本のマスコミの常識であること。

    とんでもないことが、当たり前になっていることを、上杉さんはずっと説明しています。

    ニュース、話題の解説を、テレビでできるように仕上げるのが池上彰さんであるとしたら、ニュースを作る仕組み自体を解説し、それがテレビで絶対ながれない形に仕上げるのが上杉さん、といえるかもしれません。

    今でも嘘つきよばわりされ続け、まともに取り合う人は、炎上したり嘲笑されたり。一方、池上さんは選挙報道のたびに「無双」と呼ばれて不動の地位を築いている。とても不思議です。

    東アジア情勢が緊迫しているのに、まるで質問せず国有

    0
    2018年03月20日
  • ジャーナリズム崩壊

    Posted by ブクログ

    「日本とアメリカのジャーナリズムの違い」について知らされた本。
    クレジットを必ず記載する、色がついている、訂正記事・検証記事を載せるというようなアメリカの新聞には憧れさえ感じた。
    それと比べ、気の合う仲間以外は排除して足並みをそろえる記者クラブはいかがなものか…と思ったが、日本人が歴史的に集団主義、欧米人が個人主義という特徴を持つ以上、仕方がないことかもしれない。
    「言論の自由」をうたう国でありながらも、自主規制的な統制が多いなあ、なんて思ったりした。
    立花さんの本も内田さんの本も含め、いろいろ読んで、私は雑誌メディアのジャーナリズムのほうが共感できると思った。

    あと、本書は主に(特に後半か

    0
    2015年05月31日
  • ジャーナリズム崩壊

    Posted by ブクログ

    「記者といえどもしょせんは会社員なのです。冒険する必要はまったくありません」(231頁より引用)

    「第四の権力」として、三権(立法、行政、司法)の監視役としての役割を期待されるジャーナリズム。それは日本でも当然…だろうか?あなたは「記者クラブ」という言葉を聞いたことはあるだろうか?

    日・米でジャーナリストとして働いた経験を持つ著者。本書では日・米の視点の違いを知る著者の目を通して見える、日本のジャーナリズムの実態が縦横無尽に述べられている。


    全般的に、皮肉の利いた文章になっていて読み易かった。以下は印象に残った3点についてのメモ。

    ①役割の違い: 通信社と新聞社
    ②署名のない記事

    0
    2013年08月20日

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