【感想・ネタバレ】ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

3.11の震災後の時代にどのようによく生きていくのか。
という問いは、その他の世界的な動きとシンクロしている。

例えば、twitterやFacebook等のソーシャル・メディアの動きと。

日本では、記者クラブ解体等の動きと。

このような流れとどのようにシンクロしていくかが、
自分自身の課題である。

0
2020年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ウィキリークスの支援者以外に、PeRiQuioというホスティング業者が重要な役割をしたというのが私には新しい発見だった。利用者のサイトの内容に関知しない、アクセスログを極力取らない。そういう顧客志向もあるのだと。

上杉氏の有料メールマガジンが脈絡なく、購読をやめていたが、いまさらこの本を読み、メルマガよりはるかにまとまっていて内容も濃く読みやすかった。出版されているものはこれからたくさん読もうと思った。

0
2014年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本の閉鎖された記者クラブ組織と自由報道協会の戦いは既存メディアと新しい世界のメディアの戦いだ。
大本営ではないが、権力とくっついた今の大手メディアの組織はもういらない。個人であれ、小さな組織であれ真実を国民は知りたがっている。
そして日本ではあまり記者クラブ組織の大手メディアは暴露サイトという本来の名前でない組織として後ろ向きに紹介されている「ウィキリークス」の本当の姿を上杉氏がレポートしている。
それは、閉鎖的な現在の日本の報道の姿を根本から否定している発信手法をとっている組織である。
3.11以降の日本のメディアの報道を見ていると国や東電を追求するのではなく国と東電に寄り添って国民にさえ背中を見せているメディアを感じる。
FacebookやTwitter、そしてウィキリークスと私たちには新しい情報交換ツールが現れてきた。
今こそ新しい、情報世界がやってくる。それは、ウィキリークスによってもたらされる可能性が大である。

0
2011年11月24日

Posted by ブクログ

・ウィキリークスとは何か?
日本ではあまり報道されることないウィキリークス.匿名で内部告発を受け,その情報を一般に公開するサービスである.ウィキリークスはどのような役割を果たすのか,今世界からどのように受け止められているのか.
・あまりに奇異な日本の報道形式:記者クラブ
世界の報道形式と比べて日本の報道は非常に閉鎖的である.その記者クラブという報道形式の生む弊害について.
・リークサイト,ソーシャルメディアによる革命
エジプト,リビアなど,最近頻発している革命運動についてリークサイトやソーシャルメディアが果たした役割について.

昨今の日本のメディアには非常にいらだちを覚えていたが,この書籍からそのいらだちの決定的要因とも言える記者クラブの存在を知った.
またメディアとして軽視されながらも確実に社会に根を張ったソーシャルメディアについて,具体例をもとに理解を深めることができた.
タイトルを見るとウィキリークスについて書かれた本だと思うかもしれないが,これからのメディアのあり方について考えたい人にはオススメしたい.

0
2012年06月16日

Posted by ブクログ

新聞・テレビが隠したい”不都合な真実”とは?

インターネットが政治を変えつつある。
twitter、facebookが政治を変えつつある。
ウィキリークスがジャーナリズムを変えた。

既得権益に固執してきた権力者は、
これからどう利権を守るのか?

はやり政治を握ろうとするのか?

民主主義の仮面を被った日本も、
ウィキリークス以降のこれから、変われるかもしれない。

いや、そろそろ俺たちが立ち上がらないといけない。

0
2011年06月07日

Posted by ブクログ

一気に読んだ。
確実に世界が変わって行く、期待半分、恐怖半分。
ウィキリークスの精神は「ジャーナリズム」
だが「秘すれば花」もあるかに思う、それは私が日本人だからか。

いずれにせよ「imagine no country」・・・ネット世界はボーダレスですものね。

0
2011年05月17日

Posted by ブクログ

副島みたいなとこあるなと思いながらもウィキリークスや日本のマスコミについて読むの初めてなのでその情報に五星。

0
2011年05月21日

Posted by ブクログ

好きだな、上杉さん。
最近の震災報道における疑問点に全て回答を貰った気がする。

やはり、というべきか日本は「ガラパゴス」化しているだね、マスコミ領域でも。「記者クラブ」、既得権益に群がり本質を見失っているとかさ。ホント、こうゆうのが、日本をダメにしていく。

以外にも、毛嫌いしていた小沢一郎を見直した^^

秀逸だったのは、「中国の方が日本よりメディアリテラシーが高い」との件。そうだよなー、TVで報道される虚偽発表を鵜呑みにするんだから、「NHKで放送してるから」って理由で。

あー日本が沈んでいく。。。

0
2011年04月16日

Posted by ブクログ

非常に、面白かった。
好きなタイプの本。

「現在の国家や巨大企業の圧倒的な力の源泉は、暴力手段ではなく、情報の非対称性である。現代社会においては、知るものは強く、知らざるものはますます弱い。明らかにウィキリークスは、この世界構造に挑戦しているのである。」

既得権益への挑戦。半端ない。これだこれだ

0
2011年04月15日

Posted by ブクログ

誰もがうすうす感じているマスコミの危険性が述べられている。これからの世の中は、自分の眼で生きていくことが大切なんだなと思う。

0
2018年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジュリア・アサンジのウィキ・リークス騒動の本。この時、日本では海老蔵事件のほうが大きく取り上げられていた。世界を震撼させる事件が起きている中で、日本のメディアがのほほんとしていた事実をぶった切る。

 記者クラブが悪い。あいかわらず。
 報道の自由を叫びながら、政府の犬になっている。こんな無駄吠えばかりする犬は、飼い主としては…意外とかわいいのかもしれない。
 尖閣諸島沖漁船衝突事件のビデオ流出の際も、政府の犬は告発者を探すため一生懸命あたりを嗅ぎまわった。本当に自由な報道を主張するなら、政府の隠ぺいを糾弾するのと告発者探しどちらが優先されるべきなのか。

 リークサイトは中東や北アフリカの独裁政権の崩壊の発端ともいえる。これにTwitterやFacebookが追い風になった。民主主義といいつつ、全然民主主義が進んでいない現代社会を真の民主主義という混乱に導くのが、これらのソーシャルメディアなんだろう。
 では、日本にもこのリークサイトが登場するだろうか。
 登場はする、でも大きくなれないだろう。リーク系サイトも存在するだけでは意味はない。やはりスピーカーやテレビに接続されないと効果がないのである。
 報道クラブがその様を如実に表すように、日本のメディアではリーク系の情報は「不確かなもの」として、怪しいモノ扱いされてしまうんだろうな。


 けれど、この手の問題も年齢格差が大きいんじゃないかなと思う。結局、テレビとか新聞とかの大手メディアしか情報源を持たない「情報弱者」の世代が死ぬようになれば、人々の使用メディアのシェアも変わるはず。そうすれば、国民の偏ったメディア信頼も減って、リークサイトの需要も高まって、民主主義は混迷の時代に突き進むんではないだろうか。

 いかに”情弱”を作らないようにするかが肝要だけど、人々の知的レベルって、いつの時代もそれほど変わらないと思う。どうしても一定の割合は困った輩になるし、情報に踊らされると思う。
 大事なのは、情報に踊らされた人が暴走しても、致命的なダメージを生まないような、責任分散システムを維持していくことだと思う。
 橋下のやろうとしている権力の集中は危ないと思うので、やめてほしいな。

0
2014年04月13日

Posted by ブクログ

「ウィキリークス報道 < 海老蔵暴行事件」??(43頁~)

ウィキリークスの台頭前から台頭後の世界の変容、その影響について本書は述べている。また、ウィキリークス創設者のアサーンジ氏についても迫っている。

ウィキリークスのことを取り上げながらも、日本のジャーナリズムを批判することも忘れていない。特に、4・5章では尖閣ビデオを巡る日本の大手メディア(MSM: Main Stream Media)の対応の分析は一読の価値あり。あのビデオがYouTubeに投稿されたときに、大手メディアはどういう対応をしたのか?また、どのような対応をすべきだったのか…

ツイッターデモの話(134頁)を読むと、大手メディア経由の第二次情報ではなくて、ソーシャルメディア(Twitter等)からの第一次情報を得て、それを基に自分で考えていく時代になりつつあると感じた。

0
2013年08月20日

Posted by ブクログ

ウィキリークスについては新聞等である程度知っているつもりではいたが、どうもこの新聞がくせ者らしい。
著者曰くでは日本のマスコミはメディアとしての責務を果たしていないと言うことであるらしい。
各紙横並びの護送船団方式、政府行政の提灯持ちという状態が続いているようである。
日本のマスコミの怪しい動きの例として、たとえば世界中のマスコミががウィキリークス事件で騒いでいるときに日本のマスコミは海老蔵事件を追っかけていたとか、尖閣ビデオ(中国漁船衝突事件)のリークではなぜ政府がビデオの存在を隠蔽し船長を国外退去させたかということの追求は置いておきビデオの流出元探しに血道を上げていた。

また、湾岸戦争でクウェートが出した広告に日本が載っていなかったのが日本では金をだしても人を出さないのは世界では評価されないと言われているのが、実は記者クラブが政府の記者会見に記者クラブ会員以外の海外メディアをシャットアウトするため日本が135億の戦費を拠出している事が海外メディアで報道できていない、すなわち「マイクの電源を切りながら『国際貢献』を叫んでいるに等しい状態」であったとのこと。へーそうなのか、である。

官僚が日本を駄目にし、マスコミがそのお先棒を担ぐ・提灯持ちをするという構図が見えてくるではないか。
ウィキリークスについてはもう少し関心を持っておきたい。
またこの著者、上杉隆氏も要チェックである。あまりばりばりの政治記者という訳ではなさそうだが。

0
2013年04月21日

Posted by ブクログ

[2012.その29] 報道とは何か?
ニュースでもよく見る記者会見の様子などは、日本と海外とではかなり違うということすら本書を読むまで知らなかった。
ソーシャルメディアの持つ影響力は今後さらに顕在化し、日々の生活に入り込んでくることは間違いない。それによってこれまでの世界的に見て異常と言われる報道の体制も変わっていき、国民にとって本当に有益な情報を届けられるようになることを願いたい。

0
2012年05月17日

Posted by ブクログ

ざっくりとウィキリークスおよびアサーンジの逮捕劇について理解するにはもってこいの一冊。日本のメディアはどうなっているんだろうと思う。インターネットメディアが状況を自然と改善?していってくれるのではないか。というか、人の口に戸は立てられない状況が拡大することによって、隠蔽される情報といったものが少なくなるということになるとは考えられる。

0
2011年09月03日

Posted by ブクログ

2010年,世界中を震撼させた”ウィキリークス騒動”。イラク戦争・アフガニスタン戦争に関するアメリカの軍事、外交の機密文書を次々に大量公開。その手口はいわゆるハッキングという手法。しかし、一貫していたものは、権力が隠したいと思う情報を公開していくという”ジャーナリズム”の精神。
ウィキリークスに対する各国の報道の違いから、今後”報道”がどうなっていくかを考察するには最良書。

0
2011年05月27日

Posted by ブクログ

激動なう、とでも言いたくなる程、今、ここで起こっている大きな変動を描いた新書。何がウィキリークスの何が衝撃的なのか、今後どの様な衝撃をもたらすのか、について正確には測れないが、とにかく大きい動きがあることは理解できる。

本書の後半は記者クラブ批判になっていくが、これも筆者が立ち上げた自由報道協会という大変動を描いたと思えばテーマは一貫している。

記者クラブにせよ、ウィキリークスの際の報道にせよ、マスコミのキュレーションの仕方には疑問しか残らない。何故、このタイミングでそのニュースを一面に持ってくるのか?

その手の危機感を共有できる本当してもお勧めです!!

0
2011年05月15日

Posted by ブクログ

ウィキリークスに象徴される,新しいジャーナリズムの台頭という文脈で読んだ。ウィキリークスの今後についてはまだよくわからないところがあるし,異なった評価もある。ジャスミン革命についても事実は報道されているようには必ずしもなっていないといった報告もある(日垣隆)。しかしながら,現在の日本のマスコミは,情報の流れを一定程度政府と協力しながら統制し(その象徴が記者クラブ),結果として国民と政府間の(よくも悪しくも,悪しきほうが多いと思うが)スタビライザーの役割をはたしているように感じていたので,そうした状況が崩れ始めてきていることは確認できた。

0
2011年04月23日

Posted by ブクログ

特に著者の本をこれまで読んでないひとはこの本を読むか、少なくともどこかで著者の話を聞いておいたほうがいい。本書はウィキリークスに関する情報は若干物足りない感はあるが、世界と日本のメディアがいかに乖離した状況にあり、そして日本でその状況を打破すべく、今まさに起こっているソーシャルメディア革命について知ることが出来る。

0
2011年03月24日

Posted by ブクログ

○ジャーナリストの上杉氏の作品。
○ウィキリークスの意義、アサンジ氏の功績やそれに対する各国の反応などについて触れつつ、日本の報道のあり方などについて、見解を示したもの。
○記者クラブの問題等、いろいろな場所での問題提起を行っている著者らしい、ジャーナリズム論。

0
2014年09月25日

Posted by ブクログ

ウィキリークスが世界でどのように扱われていて、日本では世界と異なった取り扱いをしている。記者クラブのせいだ、といういつもの主張。言ってる事は正しいと思うけど、少々短絡的かなと思ってしまった。こういった事に日本人は鈍感なのかもしれない。
けど、記者クラブが日本人を思考停止、ポピュリズムに走らせ続けているのは間違いない。
3.11を経ても変わらない。市民は変わったけど、政治家、官僚、メデイアの三悪は変わってない。

0
2012年07月12日

Posted by ブクログ

ウィキリークスと聞いたら、なんだか不法な活動をしている
グループというイメージだけれど実際は異なるらしい
日本での常識は、世界の非常識
メディアをめぐる動向はそうなってるらしい

そのやりかたなどが手放しで歓迎されるものではないが
理念や姿勢は共感できる

また、日本のメディアのあり方はずいぶんと時代錯誤な
ちょっと恥ずかしいことになっているということも分かった

そして、中東などの市民革命に代表されるように
ツイッターやFacebookなどの登場により
無力の市民たちも連帯することで大きな力になることを
力強く感じた

0
2011年10月17日

Posted by ブクログ

ウィキリークスを対岸の火事と考えてはいけない。それはウィキリークスがこれから開示する情報に日本に関するものが含まれているから、ということだけではない。日本のジャーナリズムは、世界でも珍しい記者クラブ制度により、権力機構から提示される情報を紹介する機能しか果たしておらず、本来のジャーナリズムが担うべき、権力をチェックする機能を失っている。これが本書の主旨。
確かに、昨今の芸能人関連のニュースがトップで扱われること自体、CNNやBBCなどの切り口とは乖離したものがある。既存のマスコミには期待しないとして、どこか新しいメディアが誕生しないものか。それはtwitter、Facebookなどのソーシャルメディアなのかもしれないが。

0
2011年08月25日

Posted by ブクログ

上杉隆氏の著作はこれが初めてとなります。

「ウィキリークス」ってキーワード、耳にして目にしてなんか大変なことが起きてるみたいだけど良くわかんないのは何でだろう?ってなっていた理由がよくわかった。

とても興味深く読むことができました。

フリーの方、記者クラブの方、世界各国のメディアの方、個人で発信されている方、いろんな方がいて目まぐるしく情報が流れいてますが、地に足の着いた情報摂取を心がけたいものです。

0
2011年05月20日

Posted by ブクログ

東日本大震災を受けてニコニコ動画で自由報道協会なるものが、
様々な著名人を読んでの記者会見を開いている事を知りました。
そして、震災前にはかなり巷の話題だったウィキリークス。
その二つを同時に知れそうで読んでみたいなと思いましたね。

0
2011年04月19日

Posted by ブクログ

うーむ、いろんなテーマを詰め込みすぎて、論点が散在してしまっていたように思う。もう少し、ウィキリークスに関する取材を丁寧にやって、その本にしてほしかったなぁ。

0
2011年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

米国の外交公電を大量に公開したことで世界中の耳目を集めた「ウィキリークス」とその創始者であるジュリアン・アサーンジ。
その匿名性を利用して、誰もが内部情報を「リーク」できるというそのシステムの孕む問題精と、そこから垣間見えるアサーンジのジャーナリストとしての精神性とはどのようなものなのだろうか?
して、世界中がウィキリークスに注目する中で、ワイドショー的な扱いしかしていない日本のマスメディアの、戦後長年に渡り言論界を牛耳り、硬直化させてきた特異な「記者クラブ」という体質とは、どのようなものなのか。
その内情を、今や一国の政体をひっくり返してしまうほどの力を持ったソーシャルメディアの台頭という形で表出し始めている「新たな情報革命」の機運に乗り、日本の言論を刷新しようと奔走するフリージャーナリストの上杉隆氏が「報道」し、また自らの「革命」に向けて行っている運動の詳細を述べた一冊。


ウィキリークスをダシに、自分の手柄を大々的に書きたいんじゃないのかwとか思ってしまったものの、筆者の活動は十分評価され得るものであり、今後の動向が楽しみなものである。
筆者の関わる「自由報道教会(仮)」の名を見たときに思わず、胡散臭いなぁと思ってしまったが、しかし、この考え方こそが権威主義的で排外主義的なマスメディアに自分の頭が毒されてしまっている証拠なのかもしれない。自戒を込めて。

0
2011年03月30日

「社会・政治」ランキング