松本清張のレビュー一覧
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生けるパスカル 新装版
1編目は、画家の矢沢辰生とそのマネージャーである妻の鈴恵の物語。矢沢は妻のヒステリーに日々悩まされている。彼はイタリアの作家の小説「死せるパスカル」のパスカルへ羨望を覚える。
2編目の「六畳の生涯」は、元医者の老人、志井田博作とお手伝いの倉吉トミの物語。博作はトミに好意を寄せるが。
清張といえば社会派推理小説作家といわれるが、本小説は主人公の日常心理や日常の振る舞いが、滑稽さを交えて永遠と語られていく。
最後の最後で事件は起きる。 -
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風の息(中)
史実に疑問あり。あれやこれやと想像を巡らし謎の解明に迫るストーリー、ただしここは、フィクション。風の息(下)は未読だが、史実の疑問が解けるわけではない。清張小説はどんでん返しの結末が魅力だが、風の息(上)、(中)とも、ダラダラと中途半端な空想が続く。史実もどきを前提にして展開すれば、きちんとしたエンターテイメント小説になったのでは、との思いにかられながら読むこととなる。(下)は読むべきか読まざるべきか?