麻布競馬場のレビュー一覧

  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルとぶんちゃん( #柿原朋哉 さん)の作品が収められているということで購入!

    現代を生きるちょうど20代くらいには頷ける話ばかり!
    こんなことあったよな〜とか今もたまに懐かしく思うこととか、いっぱい描かれていたなって思いました。

    最終エピソードの中の一文、「昨日のわたしは恋のはじめ方すら知らなかったのに、今は恋の全てを知っていた。」が良かったなぁ…
    熱を帯びる感じとか、恋し始める時ってこんなだよね…!とわくわくした。
    今の中高生というよりはアラサー前後にはどストライクな一冊。

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    2026年02月15日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    「タワマン文学」と見て、冷やかし半分で手に取ったが、ブランド名や地名、大学名などが出てくるたびに、悔しいほど共感してしまった。
    ​特筆すべきは、緻密なディティールの写実性。慶應だけどSFC。地方を走る軽自動車の車種、SNSに流れる寿司とビジネス書の無機質な構図。登場人物たちの「他人の不幸」を啜る伝聞調の語り口や、登記情報を洗ってまで他人の成功を疑う執着心には、言葉を失うほどのリアリティが宿る。これは、中途半端に「上の世界」を知ってしまった者が陥る、終わりのない精神的飢餓の記録。
    ​内定一つで変容する価値観や、インスタの裏側で繰り広げられる冷徹な身辺調査。読者は、彼らの醜悪な自意識を嘲笑しながら

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    2026年02月14日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    Twitterで、大反響を呼び文庫化された本作。
    ショートストーリーにこんなに気持ちを持っていかれるとは…この作家さん、只者ではない。

    「今年で30歳になります」
    東京の夜の街でそう呟くのは、コミュ障で友だちもなく、地方から出てきて一人で暮らす彼や彼女・・

    重苦しい10篇のあとに続くのは「大阪へ」「大阪から」。往復書簡のような2篇に、やっと息をつくことができた。
    高校の文化祭で漫才を披露した二人は、それぞれが進んだ道で苦労を味わう。
    どん底にいて思い出すのは舞台で輝いた時の自分たち。相手の苦しみ、優しさ、大切な存在だったことに初めて気づく。
    「もう少し、頑張ってみようと思うんです」と語る二

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    2026年01月21日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    初めてのタワマン文学購読。幸せの定義とは、年収や家賃、交際費など定量的な指標を高めることにあるのでしょうか。いい大学に入って、いい会社に入る、平成型のサクセスストーリーとその裏にある無数の失敗、挫折、侮蔑。人生の分岐点を振り返り、選択の積み重ね次第では、自分もこうなっていたのかも、という共感と恐怖心がこの新たなジャンルに惹き付けられる一因なのかもしれません。

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    2025年11月09日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
    「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。

    「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない

    世の為、人の為、自分の為に就職する
    世の為、人の為、自分の為に独立する
    世の為、人の為、自分の為に親になる

    その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。

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    2025年10月29日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    とても読みやすく、あっという間に読み終えました。知らない作家もたくさんいましたので楽しかったです。リアリティーを追求した話でした。麻布競馬場、窓際3等兵、かとうゆうか、新城耕、外山薫、この辺がすごく面白かったです。

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    2025年10月18日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    人との比較。なりたい自分。憧れた自分。少しでも人より上にいることで気持ちを落ち着かせたい。そんな人たちの物語。具体的なブランド名や商品名がリアリティーを与えている。成功をつかみたい若者たちを代弁。どうなれば成功者と言えるのか。人間の価値って何だろう?

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    2025年10月12日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    最初は、なんだなんだ~東京に住まう見栄っ張りのこと小馬鹿にした感じの内容か~?(笑)ぐらいのテンションで手に取ったのだけど、一遍読み進めてくうちに胸の内にホントやや黒い染みが広がってく感じだった。

    何かを得てるはずなのに、本当に欲しいものは手に入れてないというか。今回の私は虚しい、って気持ちになった。

    それと同時にみんな一生懸命自分で在りたくて必死に生きてるんだよな、って愛しくも思った。

    これは作品ではあるけれど、この感じで自分のことを吐露できるのであればそれは羨ましくもあるなと思った。

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    2025年09月24日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    実家の太さ、学歴、年収、容姿を比較し、卑屈になっている東京に住む人たちの短編集。
    非常に読みやすく、固有名詞のオンパレードなので具体的なイメージがしやすかった。
    これほど注目され、読まれているのはこの小説が現実に近しいからなのだろう。

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    2025年08月25日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    良かった。
    令和の感性に肉薄したストーリー。
    学歴、就職、結婚について、人と比べて常に成功か失敗かを考え続けている話だった。
    短編であるが、独白の文字起こしに近い。
    話はそれぞれ結構似ている。

    東京だけをステージだと思っている人にとって、SNSや見栄は1番大事なのかもしれない。
    特に、SNSにより需要が可視化されている昨今では狭まった世界でより孤独を感じるのだと思う。

    語り手は実際には才や財力に恵まれていて、満足と言える生活を送っていると思う。
    しかし高すぎるプライドから人と比較し、「成功ルート」を作り出し渇望している。

    失敗したときに恥ずかしいからと「理想ではない現状」に甘んじることば

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    2025年08月11日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    麻布競馬場さんの本が好きで手に取った1冊。
    短編集で非常に読みやすい。総じての印象としては、自分の思い描く成功者という名の何者かになりたくてなれなくてもがいている人達。私所々にも共感できることはあって、人から凄いねって言われる生活がハリボテだとしても自分のアイデンティティになる感覚がつらい。本当に切り取った一部分でも、人に憧れられる自分でいたい。でもそうしようと思えば思うほど、自分の理想とは離れている現実に打ちのめされそうになる。ずっとなんとも言えない気持ちになる。

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    2025年08月06日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    最近よく本を貸してくれる人がいてありがたいです。これも職場の人が貸してくれた本。
    うまくいかない恋の短編集でした。可もなく不可もなく、かな。ちょっと共感する部分もあったけど、そんなに心に響くものはなかったです。

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    2026年08月29日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    この頃(この小説に登場する人物の世代)って幸せが自分の外にあり、それを模索するよなあと。そしてあるアイテムを手に入れると人生が好転し、幸せになれる!と。そのアイテムが金であり、肩書、女(異性)、結婚、子供、物(タワマン)…とまあ信じてやまないわけだ。自分もそうだったよなあと、読みながらしみじみ思った次第。

    でもある程度、人生経験をした先輩には面白くもないかも。若い人向けかな。そんなわけで読み手を選ぶので星3つで。

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    2026年08月14日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    国内トップの私立大学文系の学生と卒業生の人たちにとつての、令和の時代の生きづらさの物語

    大学のサークルでも、職場でも、結婚相手でも、シェアハウスでも、人間関係はむずかいのですが、価値観の多様性とかで、更に複雑骨折して気持ち悪い。シロクマとか。外資の双子への感情とか。
    ひとはひと、自分は自分とは、なかなか割りきれないものなのでしょう。意外と空気を読んで行動している登場人物が少ない気がしました。

    第四話 吉原さんと沼田さん2 には、吉原さんが出て来ません。沼田さんにとって、第一話の世界で吉原さんから事業を手伝ってと言われたパラレルワールドなのでしょう。

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    2026年08月14日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    佐藤優氏が「現代のプロレタリア文学」と評していて購入。朝井リョウよりぶん殴られます。白金高輪のSEの彼女と麻布十番で飲み東京タワーまで散歩した過去を思い出し卒倒しそうになりました。
    資本主義社会で相対的に生きる、肥大しきった自意識を持て余したすべての方におすすめ。

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    2026年07月19日
  • GOAT Summer 2026

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    食というテーマは書き手にも書きやすくて、かつ読んでいても楽しくなる要素が大きかったんじゃないかなと思いました。
    普通に楽しい1冊でした。
    (たぶん愛とか悪とか美とかは書き手の裁量によるというか、処し方に激しく好みが出る概念だよねって思うので、読み手の好みに合致するとは限らず。かつ本来文筆業でない人には扱いしにくく…みたいな)

    気になっていた話題の『ファイア・ドーム』の特集もあって良かったです。
    ますます読みたくなりました。

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    2026年07月03日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    久しぶりに小説のアンソロジーが読みたくなって購入。

    一穂ミチさん、田中兆子さん、カツセマサヒコさんの短編が良かったけれど、あとは文章に深みを感じられずさーっと流してしまった。

    一穂ミチさんは短編が本当に上手で、限られた文字数の中で想像を膨らませさせるような文章が良かった。設定からしてもひねりがあって、やっぱり安定の一穂ミチさん。

    田中兆子さんの小説は初めて読んだけど、不機嫌で人をコントロールするタイプの女性の視点で描かれていてとても面白かった。どのように不機嫌な自分と言うものが出来上がるのか、不機嫌を撒き散らした後に回収できない自分のプライドの高さ、だけどそれを俯瞰的に見ている自分もいる

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    2026年07月03日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    スルスル読めた、みんな地元をバカにして東京に出てきたけど何が正解かわかってなさそうで、やりきれてない感じがした、共感できることが多かった

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    2026年06月20日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    令和の人生ゲームは『あがり』がない。
    マスを華麗に飛ばし、車には配偶者ピンも子供ピンも刺さず、そもそも車自体持たず、それでもゲームから『降りる』こともせずに、盤上をうろうろと彷徨い続ける。そんな途方もない自由と虚しさの感じられる話だった。

    ビジコンとか人『財』企業とかシェアハウスとか銭湯マーケティングとか、総じて『意識高い系』として括られるものの内情をふわっと感じることができて興味深かった。
    その上で、各話主人公の感じる焦燥や鬱屈は決して理解できないものではなく、世代や価値観が変わっても結局『本質は変わらない』んだなあと、作中人物の彼が聞いたら怒りそうなことを思ってしまった。

    名状しがたい

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    2026年06月13日
  • GOAT Summer 2026

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    にんじんだったりお茶だったり、紙へのこだわりが面白い。ただ紙とインクが同系色で、色の差があまり無い場合だとちょっと見にくい。

    気に入った話
    ◎霞を食べる 市川紗央

    紹介で気になった本
    ◎ 妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず 榎田ユウリ


    「ファイア・ドーム」 辻村深月 
    冒頭の部分だけなのに不穏な空気がすごく出ていて、すでに心に重くのし掛かるものがある。これは分厚い上下巻を読み切るのは辛そうだと思ってしまった。

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    2026年06月08日