麻布競馬場のレビュー一覧

  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    良かった。
    令和の感性に肉薄したストーリー。
    学歴、就職、結婚について、人と比べて常に成功か失敗かを考え続けている話だった。
    短編であるが、独白の文字起こしに近い。
    話はそれぞれ結構似ている。

    東京だけをステージだと思っている人にとって、SNSや見栄は1番大事なのかもしれない。
    特に、SNSにより需要が可視化されている昨今では狭まった世界でより孤独を感じるのだと思う。

    語り手は実際には才や財力に恵まれていて、満足と言える生活を送っていると思う。
    しかし高すぎるプライドから人と比較し、「成功ルート」を作り出し渇望している。

    失敗したときに恥ずかしいからと「理想ではない現状」に甘んじることば

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    2025年08月11日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    麻布競馬場さんの本が好きで手に取った1冊。
    短編集で非常に読みやすい。総じての印象としては、自分の思い描く成功者という名の何者かになりたくてなれなくてもがいている人達。私所々にも共感できることはあって、人から凄いねって言われる生活がハリボテだとしても自分のアイデンティティになる感覚がつらい。本当に切り取った一部分でも、人に憧れられる自分でいたい。でもそうしようと思えば思うほど、自分の理想とは離れている現実に打ちのめされそうになる。ずっとなんとも言えない気持ちになる。

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    2025年08月06日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    集英社のナツイチにあわせ、著者名だけで購入。タワマン文学だとか、Twitter由来だとかの知識なし。途中で、段落分けが1ツイートごとであることに気付いた。

    人のプライドをえぐるような内容の話が多く、中年以上には刺さると思う。
    港区女子の生態はよく知らないのだけれど、この本のような感じなのだろうか。
    ストーリー的に気持ちはマイナス方向に行くので、1冊の本として続けて読んでいくのは結構しんどい。Twitterで読んだ方がいいのかも。

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    2025年08月01日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    スルスル読めた、みんな地元をバカにして東京に出てきたけど何が正解かわかってなさそうで、やりきれてない感じがした、共感できることが多かった

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    2026年06月20日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    令和の人生ゲームは『あがり』がない。
    マスを華麗に飛ばし、車には配偶者ピンも子供ピンも刺さず、そもそも車自体持たず、それでもゲームから『降りる』こともせずに、盤上をうろうろと彷徨い続ける。そんな途方もない自由と虚しさの感じられる話だった。

    ビジコンとか人『財』企業とかシェアハウスとか銭湯マーケティングとか、総じて『意識高い系』として括られるものの内情をふわっと感じることができて興味深かった。
    その上で、各話主人公の感じる焦燥や鬱屈は決して理解できないものではなく、世代や価値観が変わっても結局『本質は変わらない』んだなあと、作中人物の彼が聞いたら怒りそうなことを思ってしまった。

    名状しがたい

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    2026年06月13日
  • GOAT Summer 2026

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    にんじんだったりお茶だったり、紙へのこだわりが面白い。ただ紙とインクが同系色で、色の差があまり無い場合だとちょっと見にくい。

    気に入った話
    ◎霞を食べる 市川紗央

    紹介で気になった本
    ◎ 妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず 榎田ユウリ


    「ファイア・ドーム」 辻村深月 
    冒頭の部分だけなのに不穏な空気がすごく出ていて、すでに心に重くのし掛かるものがある。これは分厚い上下巻を読み切るのは辛そうだと思ってしまった。

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    2026年06月08日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    どこか運命のボタンがひとつでも
    違うボタンホールにはいったら
    うまくいったのかもしれない

    自分にもそんな気持ちがあったなとか
    素直に好きと言えず
    過ぎてしまったなと
    思いながら読み進めました。

    いつまでも自分を好きでいてくれるわけではない
    自分の時間が「あの時」で止まっているだけで
    ほかの人の時間は動いている
    神様がくれたチャンスに気づかないとなと
    フッと思わせてくれました。
    チャンス逃しちゃだめですね☆

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    2026年06月02日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    あまりにも切なく、共感だらけの恋物語だった…
    恋って本当に苦くて、キラキラしていなくて…リアルな世界観と言葉たちが胸にズキズキ刺さった。

    『感情旅行』 一穂ミチ
    ご近所さんで、早逝した蒔生。彼と結婚する可能性のあった主人公の華は、訳あって彼の息子千歳から旅行をお願いされ同行することに… 華の心の葛藤と、千歳の秘められた想いを、出雲の穏やかな大地が彩っているような作品だった。ラストシーンは一穂さんっぽい甘酸っぱく爽やかな感じで好きだな

    『独身の女王』 麻布競馬場
    ミドサー独身の私は「独身のカリスマ」を「教祖様」とあがめていたが、そのカリスマが結婚した。そんなカリスマや友人の影響を受け、私

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    2026年05月27日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    そのあとどうなる?が気になるところでどの短編も終わっていた。縦軸は違う人物にフォーカスしていた。思っていたより読後感が違っていた。読みやすい。空港で飛行機を待つ時間に一気読みした。雰囲気はすごくよかったがオチがそんなに強くない。

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    2026年05月23日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋 アンソロジーなので
    どの短編も単純なハッピーエンドではない。
    けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。

    収録作は以下の8作品

    「感情旅行」・一穂ミチ
    「独身の女王」・麻布競馬場
    「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
    「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
    「不機嫌依存症」・田中兆子
    「出会い」・朝比奈あすか
    「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
    「となりの独り」・カツセマサヒコ

    私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
    「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
    スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩

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    2026年05月10日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    サクサク読み進められて、クセになる文章。うまいこと言うなあとか、わかるわかる!とか、たしかにそういうのあるよね…とか、いわゆる「刺さる」箇所を見つけるのが上手い作家さんなんだな。タワマン文学と呼ばれてるとのこと。タワマン文学がどんな文学なのかは他の例を読んでないからよくわからないけど、この本自体は純文学の近代版みたいな気がした。ただ、オチがちょっとイマイチだったなあ。ゆるやかにつながっているオムニバスなんだけど、全話に登場する沼田さんが、結局なんなのかがよくわからなかった。牙のある若者が牙を抜かれていくみたいなこと?ちょっと雰囲気で誤魔化して終わった感じがするのが惜しかったかなあ…

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    2026年05月03日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    ネタバレ

    都会の生きづらさに焦点を当てた作品。
    人にはそれぞれの地獄があるという言葉を思い出した。
    麻布競馬場が主体となり確立されたいわゆるタワマン小説の代表作。
    基本的に憧れの都会への進出、成功、没落の流れが定番化している。
    読んでいてあまり気持ちのいいものではないけれど、あまりにもリアルで何度も胸が苦しくなった。
    それぞれの登場人物が抱える、自分を満たしてくれる何かを必死に追い求めて、今まで得たものや人、価値を蔑ろにしていく感じが辛かった。
    自分にとっての幸せや、足るを知るということの大切さがわかる。教訓になりました( ; ; )

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    2026年05月03日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    相手の真意を理解する。
    相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
    そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
    相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
    無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
    少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。

    「恋は中央線」という言葉があった。
    中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
    でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
    同じ駅に何回着いたとしても新鮮を

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    2026年04月23日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    学校や地域などリアルさが居酒屋で話を聞いて気分
    様々な価値観、嫉妬や挫折
    大学、社会人、プラベートなど
    それぞれの状況や立場。
    その後も年代も知りたい

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    2026年04月21日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    ネタバレ

    沼田…。シェアハウスぐらいまでは幸せで、そのまま吉原を見返す感じで、なんだかんだ悠々自適に幸せになるんだと思ったよ…。
    第4章の寛人さんって吉原なんかな。

    意識高く取り組めてる大学生って難しいね。それと行動力すごいね。

    シロクマはやべぇ。

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    2026年04月11日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自業自得、傲慢、踏ん切りがつかないの?
    相手?自分?が好き?承認欲求?
    はっきり言えば、人には同じような経験があるかも
    なんとなく共感してしまうのは何故?

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    2026年04月09日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    一穂ミチさん目当てで読んだけど、他の方の作品もすごく読みやすいし、わかる、、、となった。

    個人的には、「振りかぶって、さよなら」の終わり方がすごく好き。
    てか、どれだけ会社でバリバリ働いとる人でも恋愛の悩みとかあるんよな〜と当たり前のことを改めて実感。

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    2026年04月07日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    沼田がパーソンズで何があったのか気になるな…

    人生をよくしようとあくせくしてるけど、結局この本に出てくるモブたちみたいなことしかできてないかも…と反省した

    しろくま怖すぎたw
    ほとんどカルト
    正しいことしたいとは、共に貧しくとは⁉️って感じだった

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    2026年03月29日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    ビジコン、ベンチャー、シェアハウスなど意識高い系を嘲笑する感じが、小気味良い。
    自分はどっち側なんだろうな。

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    2026年03月20日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    多様化しすぎた「幸せ」の前で立ち竦む。「正解」が失われた時代を彷徨い続けるZ世代。何者にでもなれるはずなのに、他者への執着から逃れられず、既定された人生の枠組みに収まり「虚しくなる」か、枠組みから外れて「壊れてしまう」か。前作と比べると毒気が抜けてスマートだが、その分絶望は深い。世代を重ねるごとに圧倒的に冷めていく熱量。我々はどこへ向かうのか。

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    2026年03月18日