麻布競馬場のレビュー一覧

  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    今の気分にぴったりな本だった。短編集ってなんとなく気が進まなかったけどすごく良かった

    『そのたびに私はムッとしてしまうだろうが、そういう世の中の当たり前みたいなものを無視した先に、私だけの人生の幸せがあるに違いない。』

    『かなしい時や、さみしい時。そしてこんな時、恐竜は一体どんな声で鳴くのだろう。』

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    2026年02月21日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    ネタバレ

    【感情旅行】一穂ミチ
    片思いしていた男性が病死。男性の息子は既に17歳。自身は社会で上手く通用しない現実。上手くいっていない恋愛。理想と現実が人生のやさしさと厳しさを感じさせてくれる。

    【独身の女王】麻生競馬場
    独身のカリスマと呼ばれていた女性の結婚。
    カリスマ女性のような存在に憧れ、
    自身も独身を貫いていたが、
    周囲の変化が自身に葛藤をもたらしてくる。
    独身も悪くないと思わせる。

    【オレンジシャドウの憂鬱】砂村かいり
    33歳のバリキャリOLが
    恋愛による自身の市場価値と
    他者との評価で揺れ動く。

    【さみしがりやの恐竜たち】こざわたまこ
    ピュアそうに見えてドロドロ。
    欲に流されている不思

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    2026年02月15日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    大人になってからでも楽しめるし、今から大人になる人でも楽しめるのでは。自分を客観視する視点をもてるようになるかも。
    一度きりしかない人生を目一杯楽しむための気づきもらえた気がします

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    2025年10月22日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    全話通しておもしろかったです!
    2話3話のひょうひょうとした沼田さんから、4話の笑顔はりつき沼田さんへの変貌。3.5話が読みたくてたまらない〜!
    そして沼田さんの吉原への愛が切ない…
    吉原の代替の寛人さん。沼田さんを裏切らないでほしいな。


    以下、3話で印象的だったところ。

    世の中には、誰かを置いて去っていった側と、置いていかれた側があって、多くの場合、僕たちは人生の時々によってその両方を、加害者と被害者を兼ねることになる。
    人生とは、次々と出くわす交差点をすり抜けて誰かを置き去りにしながら走ってゆく行為の連続なのかもしれない。

    恋愛友情職場学校男女問わず、ほんとその通り!と思いました

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    2025年10月02日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    ネタバレ

    麻布競馬場の本は、まだ2作だけどとにかく性格が悪い。そしてこの『令和元年の人生ゲーム』も、好んでいる人の性格がもれなく悪いことが証明されてしまうという厄介な本。「合わなかったな……」という人は、心が汚れていないということなのでどうかそのままでいて欲しい。

    「うわっ、このセリフ……」「うわっ、こういう奴……」いるわー!いたわー!嫌いだわー!と、とにかく悪口で盛り上がってしまう。

    特に第1話のインパクトが強くて、やっぱり吉原が……うん、ごめん、嫌い。別に悪いことしてるわけじゃないんだけど、なんかこう……エルメスの15万のブレスレットをたかがサークルに着けてくるとかさ……親の金で武蔵小杉のタワマ

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    2025年10月01日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    割と裕福な家庭で育ち、高学歴で、上昇志向の強い、今の若者達の、リアルがここにある!

    日本という国が、これからの成長を見込めないという事実を知りながら、これからの時代を生きていかねばならない若者達。
    何を目標にして生きていけば良いのか、明確な答えは、熟年の大人たちは教えてくれない。

    その答えを必死に探している若者達。熱心な教育を受け、日々、お稽古や勉強で忙しい毎日を送ってきた若者ほど、社会人になってこれからどのように過ごして行けばよいか悩むのだろう。

    そんな中、達観し、のんびり気楽に過ごしていこうじゃないかと、半ば人生を下りてしまった沼田。
    その対比が面白い。

    ずっと続いてきた受験戦争は

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    2025年09月21日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    面白い、大学生ってこんなに他人を分析してるんだーと他者に対しての評価についての小説だなと私は思った。

    考えすぎかと思うくらいの、1つの行動に対する評価を主人公(先月読みました、名前忘れました、、、)の目線から辛辣に書き連ねていて笑った。やっぱ考え過ぎじゃない?

    「こんな不真面目なやつについていくな」
    の台詞は、「自分の頭で考えないやつは馬鹿だ」に言い換えが可能だと思った。人の意見を真似することに抵抗がない、むしろそれがコミュニケーションだと思っている節があるやつのことかなぁ。。。

    自分を省みる必要があるなとも感じ。。

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    2025年09月14日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    人はいつ、「自分はもう何者にもなれない」と気づくのだろう。この本の主人公たちは、まるでかつての自分のようで、読んでいて少し恥ずかしかった。

    「朝活」「成功者の思考」「年収1億」──そんな自己啓発本を読み漁り、マーカーを引いて満足していた自分。
    YouTubeの履歴は「成功者の習慣」「日本はオワコン、海外へ」。でも、本当の成功者は、きっとそんな動画すら見ていない。

    35歳になった今、私は気づく。
    私もまた、何者にもなれなかった。

    私の部屋からも東京タワーは、永遠に見えない。
    でも、見えなくてもいい。そんな人生も、悪くない。
    この部屋から見える景色を、大切にしていこう。

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    2025年08月09日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    昔から気になっていた本の文庫本があったので買ってみた。解説にもあるように、固有名詞を形容詞的に使うことでリアリティのある文章が描けることに驚いた。「慶應」「商社」と聞けばどことなく華やかな、エリートな、といった属性を持つし、「JRの終着駅」「コンビナートが立ち並ぶ沿岸部」と聞けば田舎なのかなといった印象を受ける。
    こういった固有名詞が持つ固有の属性を最大限に引き出した書き方で臨場感もあり面白かった。
    東京で生まれ育ちながらも、SNSの浸透によって本来面前で見ることの無いエリートの姿が見えるようになり、その比較で押しつぶされそうになる自分の脆い感情がズキズキと蝕まれる小説でもあった。
    小説として

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    2025年07月29日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    東京の暮らしのドロドロした部分を感じられて、とても面白かった。
    東京という街はキラキラして見えるが、必ずしも成功者だけがいるわけではなくて、たくさんの失敗者たちの屍の上にあるのだと感じさせられた。

    人にマウンティングを取ることでしか自尊心を保ちつづけることができない人たちが住んでいるのが東京であり、これがタワマン文学たる所以なのだと思った。

    各短編の主人公たちのように地方の人間ほど都会に夢を見て、夢破れて去っていくのだと思った。

    『大阪へ』『大阪から』という短編が好きだった。

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    2025年07月30日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    各編、1人の人間の人生に焦点を当てたショートショートだった。

    その人物にリアリティを持たせるのは固有名詞なんだと気付かされた。
    麻布競馬場の物語はレトリック云々よりまず圧倒的固有名詞だと思った。
    その人を形容するのにありふれた形容詞を用いるよりも、どこの学校を出てどんなものを与えられ、どんな服をきてどんなものを食べてきたか、それらの固有名詞を列挙することで人物像を鮮明に形作ることが出来る。

    これ、関東住みの自分は面白く読めたけど、地方住みの人はどんな感想を持つんだろう?

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    2025年06月19日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    Z世代かそのひとつ上くらいの若者が、ずーっと自己紹介をしている。Twitterは基本的に自分のことを書くミニブログサービスだから、その形式が合うのだろう。

    良いもの、高級なもの、分不相応なものに対する欲望や執着がある。イギリスの高級靴とか、バルミューダの加湿器とか、高いナイキのシューズとか。そしてそれを冷笑するような文体。不満を慰め合うような物語。想定された読者は東京に少しでも住んだことのある人で、それは結構なマス層だろう。自分はそうではないけど、確かに20代のときは東京に憧れがあった。

    人の本心、欲を描くというのは微妙に露悪的だと感じる。女性主人公だと特にそう思う。別の書籍で、『鍵のない

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    2025年04月07日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない 上

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    これほどに質の高いコミカライズを読んだことがない。
    原作を読むと川野倫のすごさがわかる。

    原作のストーリーをなぞりながら、使う部分の取捨と構成変更、独自の加筆によって人物と物語の解像度が大きく上げることに成功している。もはや原作者の麻布競馬場よりも麻布競馬場らしい。

    同じ曲を別のミュージャンがカバーして、別の曲になったように聞こえるけれど、聴き終わった後の印象は同じ、のような魔法が起きる。神の仕事。

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    2025年01月24日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない 上

    無料版購入済み

    なかなか語られないリアル

    勉強をしていい大学に入り、いい会社に入る人生のリアルが描かれている。いい大学やいい会社といっても上には上があるのだなと実感する。

    #エモい #切ない

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    2024年12月21日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    私は麻布競馬場が書く文章が好きです。特に、この部屋から東京タワーは永遠に見えない、が好きです。だから今回の小説を買いました。前半部分に面白いエピソードが固まっており、後半部分は私好みではなくなってきたなという印象です。

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    2026年02月21日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    ネタバレ

    木爾チレン先生目当てで購入したアンソロジー。
    サクッと読めて今っぽいのに、不思議な感覚が胸に残る短編集。これが虚無感か。でもなんかいい。
    タワマン文学、Twitter文学といわれるようなお話も。私も東京の大学にかつて居て、色んな思いがあるので分かるところがいっぱいあります。
    作家さんの紹介が各作品の前についているんですが、面白〜と思っていたら翻弄されました。え?そうなの?ほんと?
    だいたいが名前は知っているけどはじめて読む作家さんだったのですが、面白かった。麻布競馬場さん、読みます。

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    2026年02月19日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    恋愛はどの年代でも難しいが、中でも周囲のライフステージの変化が大きい30代に自分を見失う気持ちはとてもわかる。友人や家族との付き合いが変わると、どうしても自分の生き方も変わってしまう。正解はないと思うが、自分自身と向き合うことから逃げ続けていてはいけないなと感じさせられた。
    各短編、個性的で不器用な主人公ながらもリアルで共感する部分も多くてそれぞれ面白かった。

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    2026年02月17日
  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルとぶんちゃん( #柿原朋哉 さん)の作品が収められているということで購入!

    現代を生きるちょうど20代くらいには頷ける話ばかり!
    こんなことあったよな〜とか今もたまに懐かしく思うこととか、いっぱい描かれていたなって思いました。

    最終エピソードの中の一文、「昨日のわたしは恋のはじめ方すら知らなかったのに、今は恋の全てを知っていた。」が良かったなぁ…
    熱を帯びる感じとか、恋し始める時ってこんなだよね…!とわくわくした。
    今の中高生というよりはアラサー前後にはどストライクな一冊。

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    2026年02月15日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    ネタバレ

    各章によって主人公は異なるが、各場面に沼田という主人公に影響を与える人物が出てくる。彼は、賢いが不器用で、素直ではない人物だが知的な部分を持っている人物である。大衆の人が考えることとは、違う道を選ぶため、その際に主人公は考えさせられ彼と関わることで人生に影響を与えられている。
    この本では、自分自身の生き方に信念を持つことが大切。また知識は人を導いたり翻弄することができることを学びました。また仕事において大衆の考えは、一つの考えに過ぎず、自分自身で知識をつけて多くの道を切り開くことは選択肢のひとつと思いました。
    例)サークルのリーダーは成功者に翻弄されていた、ベンチャー入社の女の子は、周りのこと

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    2026年02月15日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    「タワマン文学」と見て、冷やかし半分で手に取ったが、ブランド名や地名、大学名などが出てくるたびに、悔しいほど共感してしまった。
    ​特筆すべきは、緻密なディティールの写実性。慶應だけどSFC。地方を走る軽自動車の車種、SNSに流れる寿司とビジネス書の無機質な構図。登場人物たちの「他人の不幸」を啜る伝聞調の語り口や、登記情報を洗ってまで他人の成功を疑う執着心には、言葉を失うほどのリアリティが宿る。これは、中途半端に「上の世界」を知ってしまった者が陥る、終わりのない精神的飢餓の記録。
    ​内定一つで変容する価値観や、インスタの裏側で繰り広げられる冷徹な身辺調査。読者は、彼らの醜悪な自意識を嘲笑しながら

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    2026年02月14日