麻布競馬場のレビュー一覧

  • GOAT Summer 2026

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    「食」というテーマと、510円と言う安さに惹かれて購入したが、物凄い満足度だった。
    様々な作家による「食」をテーマにした小説は、読み応えも十分でありながら、一作の長さがちょうど良く、サクサク読み進められる。
    (今回特に印象に残ったのは、
    前川知大「ゆんちゃん、お弁当」、
    尾崎世界観「流血酒場ABOAB」、
    小田雅久仁「GULA」、
    青柳碧人「猫が大腸に棲みついた日」)
    それ以外にも山口祐加×ダ・ヴィンチ・恐山による自炊レッスン、偏食にまつわるエッセイ、チベット文学研究者による腐れチーズの旅など…
    文芸誌に収まらない、ライト層の好奇心も満たしてくれる、今この時代に新たなる文芸誌が誕生した事に感謝

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    2026年06月28日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    登場人物は皆、自分なりの「正しさ」を持っている。そして、その正しさで自分を支え、時には他人を裁いてしまう。学歴、仕事、社会貢献、結婚、価値観……競争を降りたつもりでも、今度は「正しさの競争」が始まる。この表現には思わず唸った。

    一方で、誰も悪人ではない。それぞれが一生懸命に生き、自分が納得できる物語を作ろうとしているだけなのだ。それなのに、人は自分の正しさを他人にも求め、押しつけてしまう。その姿が、とても痛々しく、そしてどこか自分にも重なって見えた。

    「変わることも変わらないことも正解はない中で決断しなければならない」という現実が描かれる。外野はいくらでも正論を言える。しかし、実際に決断し

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    2026年06月28日
  • GOAT Summer 2026

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    ネタバレ

    食をテーマにした小説やエッセーを収録している。創刊号から拝読しているが、今号は最初から最後までテンポよく読み進められた。小説とエッセーやコラムの並びが工夫されていて、なんというかリズムに乗りながら最後まで堪能した感じです。小説の長さが若干短くなっていて、それが奏功しているのかもしれません。どの小説もコラムも楽しくて、全体で食を堪能しました。印象に残ったのは「GULA」(小田雅久仁)で、他の作品とは異なり少し恐怖を感じるファンタジックな小説でした。

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    2026年06月24日
  • #ハッシュタグストーリー

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    うわぁマジか!まさかの伏線回収。
    作者の意図とは全く関係ないところで、つまり私の私的なところでびっくりすることが起きました。木爾チレン先生すごい。(完全に偶然)
    つい最近読んだ「好きを言語化〜」と同じ感想を書くとは。これは運命?
    それはともかく、どのお話もどうしてそんなに私の解像度高いんですかというくらい刺さりまくるお話でした。しっかり染みました。よかったです。
    カツセマサヒコさん初めて読みましたが、読書アカウントさんがよくおすすめしてる理由が分かりました。また読んでみたいです。

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    2026年06月22日
  • GOAT Summer 2026

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    小説はもちろん面白かったけど、今回はいろいろな人の食エッセイが読み応え抜群だったな〜
    その人によって食の文化って違うから、身近な人でもテレビの向こうの人でもそれを知られるのって楽しい。

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    2026年06月19日
  • GOAT Summer 2026

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     今回の特集は「食」。
     羊は安らかに草を食むのでしょうが、
    表紙のゴートくんは、安らかにオニギリを食んでいます。ウマウマじゃなくてヤギヤギ。。焼きオニギリじゃなくて、ヤギおにぎりです♡

     何より嬉しかったのは、平安部の面々に再会できたこと♡
     栞ちゃんたち、2年生になりました♪

    2巻が待たれます、平安部!
    よろしくお願いします。

     ゴートくんのしおりまで付いて、
    今号も嬉しい510円!
    このご時世に、本当に有難いことです。

     きょうのお昼は、オニギリにします♡


    [紹介文]
    57万部突破!話題沸騰の新文芸誌、第4号

    〇特集「食」

    【小説】
    宮島未奈 尾崎世界観 山内マリ

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    2026年06月17日
  • GOAT Summer 2026

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    これで510円は破格!ヤギのイラストが可愛くて初めて文芸誌に興味を持ちました。紙質もよく、こだわって作られているのが分かります。知らない作家さんに触れて、本の世界が広がりそうです。

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    2026年06月12日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋がテーマなのでハッピーエンドの話ではない、けれど8人の作家さんたちが書いた30代の主人公の恋の話は悲しいだけではなく、新しく前に進んでいく勇気をくれるストーリーが多かったです。
    アンソロジーはいろんな方の話が読めますし、そこからまた興味を惹かれてその作家さんの本を買ってしまい、積読が増えていくんだよなぁ…。

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    2026年06月09日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない 上

    購入済み

    なんか…切ない

    切ないのに、リアルで良い…
    考え深い

    #エモい #深い #切ない

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    2026年06月05日
  • GOAT Summer 2026

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    安定の低価格でも装丁の素材にびっくり。
    まだ数作しか読んでないけど、ファイア・ドーム の冒頭が読めたのでさらにお得。
    個人的に食といったら千早茜さんが頭の中に出て来るが今回は入ってなく残念。
    でもしばらくGOATで読書が楽しめそう

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    2026年06月04日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    普通におもろかった。刺さった。小説って時代感がアップデートされないよな、っていうのに真正面から否定していて。僕らは何者にもなれないっていう普通の人であることをただひたすらに風刺するような本

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    2026年05月12日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    恋愛小説が得意でない私でも読みやすくて感情もしっかり受け取ることができました。
    恋愛小説っぽくない恋愛小説というのか短編小説だからこそ深入りしすぎない所も読みやすく感じて、恋愛小説を読めるかもという自信にも繋がりました。

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    2026年04月22日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    心がヒリヒリちくちくと痛くなる。自分が地方出身で、男性だったら、こんなふうだったかもしれない、と想像がかきたてられた。

    たまに読み返したくなりそう。自分をわざと痛めつけたい、落ち込みたい気分のときに。

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    2026年04月19日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    もうやめて、と叫びたくなる。自意識がひりひりと火傷しそうなほど、描写の解像度が高すぎる。油断すると吹き出してしまうので、外で読むのは要注意。
    緻密に計算された固有名詞の使い方が、痛いところを的確に突いてくる。何者にもなれない、そんな自分を突きつけられる絶望と悲しみを、一体どう処理すればいいのだろう。
    東京の片隅で、もがきながら生きる私たちの「今」が凝縮されている。痛いけれど、読むのを止められない。

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    2026年04月05日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    気になる作家さんが多く、うまくいかない恋アンソロジーにも惹かれ購入。

    んんんー…

    分かる…!!とても分かる!!なんだこれは!!

    そうなんだよね… うまくいかない色んな恋の結末にそういうのも分かるわ…と思う事も多かったです。
    気になっていた、一穂ミチさん、他の作品も読みたくなりました。言い表せない微妙で絶妙な感情を文字にされてて、すごいなぁと惹かれました。

    30代の恋愛って事で本当に難しく、感情が動きそうになるもふと立ち止まって冷静に考えてしまったりという所であったり、周りの人間関係の環境がガラッと変わり、自分は自分と思いつつも、変なもやもやと焦りが入り交じったりと、複雑な心境だったり、

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    2026年04月05日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    昔好きだった男性の息子と、ふたり旅 「感情旅行」一穂ミチ
    崇拝していたインフルエンサーが電撃結婚!「独身の女王」麻布競馬場
    友人が付き合い始めたのは、元恋人だった「オレンジシャドウの憂鬱」砂村かいり
    脛に傷持つふたりの行く末は――「さみしがりやの恐竜たち」こざわたまこ
    恋人へのひどい仕打ちを止められない「不機嫌依存症」田中兆子
    名前も知らないカフェ店員への想い「出会い」朝比奈あすか
    冒険しない三十三歳、それで正解?「振りかぶって、さよなら」千加野あい
    友達がほしかったはずなのに――「となりの独り」カツセマサヒコ

    とびきり不幸でもないけれど、完璧な幸せでもない。そんな「30代」を

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    2026年03月10日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    今の気分にぴったりな本だった。短編集ってなんとなく気が進まなかったけどすごく良かった

    『そのたびに私はムッとしてしまうだろうが、そういう世の中の当たり前みたいなものを無視した先に、私だけの人生の幸せがあるに違いない。』

    『かなしい時や、さみしい時。そしてこんな時、恐竜は一体どんな声で鳴くのだろう。』

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    2026年02月21日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    人はいつ、「自分はもう何者にもなれない」と気づくのだろう。この本の主人公たちは、まるでかつての自分のようで、読んでいて少し恥ずかしかった。

    「朝活」「成功者の思考」「年収1億」──そんな自己啓発本を読み漁り、マーカーを引いて満足していた自分。
    YouTubeの履歴は「成功者の習慣」「日本はオワコン、海外へ」。でも、本当の成功者は、きっとそんな動画すら見ていない。

    35歳になった今、私は気づく。
    私もまた、何者にもなれなかった。

    私の部屋からも東京タワーは、永遠に見えない。
    でも、見えなくてもいい。そんな人生も、悪くない。
    この部屋から見える景色を、大切にしていこう。

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    2025年08月09日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    昔から気になっていた本の文庫本があったので買ってみた。解説にもあるように、固有名詞を形容詞的に使うことでリアリティのある文章が描けることに驚いた。「慶應」「商社」と聞けばどことなく華やかな、エリートな、といった属性を持つし、「JRの終着駅」「コンビナートが立ち並ぶ沿岸部」と聞けば田舎なのかなといった印象を受ける。
    こういった固有名詞が持つ固有の属性を最大限に引き出した書き方で臨場感もあり面白かった。
    東京で生まれ育ちながらも、SNSの浸透によって本来面前で見ることの無いエリートの姿が見えるようになり、その比較で押しつぶされそうになる自分の脆い感情がズキズキと蝕まれる小説でもあった。
    小説として

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    2025年07月29日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    東京の暮らしのドロドロした部分を感じられて、とても面白かった。
    東京という街はキラキラして見えるが、必ずしも成功者だけがいるわけではなくて、たくさんの失敗者たちの屍の上にあるのだと感じさせられた。

    人にマウンティングを取ることでしか自尊心を保ちつづけることができない人たちが住んでいるのが東京であり、これがタワマン文学たる所以なのだと思った。

    各短編の主人公たちのように地方の人間ほど都会に夢を見て、夢破れて去っていくのだと思った。

    『大阪へ』『大阪から』という短編が好きだった。

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    2025年07月30日