あらすじ
手に入れるはずの幸せを見失い、もう戻れない諦めの先に、それぞれが見るものは――。 SNSを沸かせた“タワマン文学”初のコミカライズ。同名の“虚無と諦念のショートストーリー集”を原作に、東京に暮らす男女(ひとびと)を描く。麻布競馬場による原作未収録の小説『今年で31歳になる』、川野倫による各エピソード描き下ろしも特別収録。
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Posted by ブクログ
これほどに質の高いコミカライズを読んだことがない。
原作を読むと川野倫のすごさがわかる。
原作のストーリーをなぞりながら、使う部分の取捨と構成変更、独自の加筆によって人物と物語の解像度が大きく上げることに成功している。もはや原作者の麻布競馬場よりも麻布競馬場らしい。
同じ曲を別のミュージャンがカバーして、別の曲になったように聞こえるけれど、聴き終わった後の印象は同じ、のような魔法が起きる。神の仕事。