麻布競馬場のレビュー一覧

  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    ネタバレ

    木爾チレン先生目当てで購入したアンソロジー。
    サクッと読めて今っぽいのに、不思議な感覚が胸に残る短編集。これが虚無感か。でもなんかいい。
    タワマン文学、Twitter文学といわれるようなお話も。私も東京の大学にかつて居て、色んな思いがあるので分かるところがいっぱいあります。
    作家さんの紹介が各作品の前についているんですが、面白〜と思っていたら翻弄されました。え?そうなの?ほんと?
    だいたいが名前は知っているけどはじめて読む作家さんだったのですが、面白かった。麻布競馬場さん、読みます。

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    2026年02月19日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    恋愛はどの年代でも難しいが、中でも周囲のライフステージの変化が大きい30代に自分を見失う気持ちはとてもわかる。友人や家族との付き合いが変わると、どうしても自分の生き方も変わってしまう。正解はないと思うが、自分自身と向き合うことから逃げ続けていてはいけないなと感じさせられた。
    各短編、個性的で不器用な主人公ながらもリアルで共感する部分も多くてそれぞれ面白かった。

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    2026年02月17日
  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルとぶんちゃん( #柿原朋哉 さん)の作品が収められているということで購入!

    現代を生きるちょうど20代くらいには頷ける話ばかり!
    こんなことあったよな〜とか今もたまに懐かしく思うこととか、いっぱい描かれていたなって思いました。

    最終エピソードの中の一文、「昨日のわたしは恋のはじめ方すら知らなかったのに、今は恋の全てを知っていた。」が良かったなぁ…
    熱を帯びる感じとか、恋し始める時ってこんなだよね…!とわくわくした。
    今の中高生というよりはアラサー前後にはどストライクな一冊。

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    2026年02月15日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    「タワマン文学」と見て、冷やかし半分で手に取ったが、ブランド名や地名、大学名などが出てくるたびに、悔しいほど共感してしまった。
    ​特筆すべきは、緻密なディティールの写実性。慶應だけどSFC。地方を走る軽自動車の車種、SNSに流れる寿司とビジネス書の無機質な構図。登場人物たちの「他人の不幸」を啜る伝聞調の語り口や、登記情報を洗ってまで他人の成功を疑う執着心には、言葉を失うほどのリアリティが宿る。これは、中途半端に「上の世界」を知ってしまった者が陥る、終わりのない精神的飢餓の記録。
    ​内定一つで変容する価値観や、インスタの裏側で繰り広げられる冷徹な身辺調査。読者は、彼らの醜悪な自意識を嘲笑しながら

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    2026年02月14日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    Twitterで、大反響を呼び文庫化された本作。
    ショートストーリーにこんなに気持ちを持っていかれるとは…この作家さん、只者ではない。

    「今年で30歳になります」
    東京の夜の街でそう呟くのは、コミュ障で友だちもなく、地方から出てきて一人で暮らす彼や彼女・・

    重苦しい10篇のあとに続くのは「大阪へ」「大阪から」。往復書簡のような2篇に、やっと息をつくことができた。
    高校の文化祭で漫才を披露した二人は、それぞれが進んだ道で苦労を味わう。
    どん底にいて思い出すのは舞台で輝いた時の自分たち。相手の苦しみ、優しさ、大切な存在だったことに初めて気づく。
    「もう少し、頑張ってみようと思うんです」と語る二

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    2026年01月21日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    初めてのタワマン文学購読。幸せの定義とは、年収や家賃、交際費など定量的な指標を高めることにあるのでしょうか。いい大学に入って、いい会社に入る、平成型のサクセスストーリーとその裏にある無数の失敗、挫折、侮蔑。人生の分岐点を振り返り、選択の積み重ね次第では、自分もこうなっていたのかも、という共感と恐怖心がこの新たなジャンルに惹き付けられる一因なのかもしれません。

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    2025年11月09日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
    「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。

    「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない

    世の為、人の為、自分の為に就職する
    世の為、人の為、自分の為に独立する
    世の為、人の為、自分の為に親になる

    その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。

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    2025年10月29日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    とても読みやすく、あっという間に読み終えました。知らない作家もたくさんいましたので楽しかったです。リアリティーを追求した話でした。麻布競馬場、窓際3等兵、かとうゆうか、新城耕、外山薫、この辺がすごく面白かったです。

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    2025年10月18日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    人との比較。なりたい自分。憧れた自分。少しでも人より上にいることで気持ちを落ち着かせたい。そんな人たちの物語。具体的なブランド名や商品名がリアリティーを与えている。成功をつかみたい若者たちを代弁。どうなれば成功者と言えるのか。人間の価値って何だろう?

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    2025年10月12日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    最初は、なんだなんだ~東京に住まう見栄っ張りのこと小馬鹿にした感じの内容か~?(笑)ぐらいのテンションで手に取ったのだけど、一遍読み進めてくうちに胸の内にホントやや黒い染みが広がってく感じだった。

    何かを得てるはずなのに、本当に欲しいものは手に入れてないというか。今回の私は虚しい、って気持ちになった。

    それと同時にみんな一生懸命自分で在りたくて必死に生きてるんだよな、って愛しくも思った。

    これは作品ではあるけれど、この感じで自分のことを吐露できるのであればそれは羨ましくもあるなと思った。

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    2025年09月24日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    実家の太さ、学歴、年収、容姿を比較し、卑屈になっている東京に住む人たちの短編集。
    非常に読みやすく、固有名詞のオンパレードなので具体的なイメージがしやすかった。
    これほど注目され、読まれているのはこの小説が現実に近しいからなのだろう。

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    2025年08月25日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    良かった。
    令和の感性に肉薄したストーリー。
    学歴、就職、結婚について、人と比べて常に成功か失敗かを考え続けている話だった。
    短編であるが、独白の文字起こしに近い。
    話はそれぞれ結構似ている。

    東京だけをステージだと思っている人にとって、SNSや見栄は1番大事なのかもしれない。
    特に、SNSにより需要が可視化されている昨今では狭まった世界でより孤独を感じるのだと思う。

    語り手は実際には才や財力に恵まれていて、満足と言える生活を送っていると思う。
    しかし高すぎるプライドから人と比較し、「成功ルート」を作り出し渇望している。

    失敗したときに恥ずかしいからと「理想ではない現状」に甘んじることば

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    2025年08月11日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    麻布競馬場さんの本が好きで手に取った1冊。
    短編集で非常に読みやすい。総じての印象としては、自分の思い描く成功者という名の何者かになりたくてなれなくてもがいている人達。私所々にも共感できることはあって、人から凄いねって言われる生活がハリボテだとしても自分のアイデンティティになる感覚がつらい。本当に切り取った一部分でも、人に憧れられる自分でいたい。でもそうしようと思えば思うほど、自分の理想とは離れている現実に打ちのめされそうになる。ずっとなんとも言えない気持ちになる。

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    2025年08月06日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    集英社のナツイチにあわせ、著者名だけで購入。タワマン文学だとか、Twitter由来だとかの知識なし。途中で、段落分けが1ツイートごとであることに気付いた。

    人のプライドをえぐるような内容の話が多く、中年以上には刺さると思う。
    港区女子の生態はよく知らないのだけれど、この本のような感じなのだろうか。
    ストーリー的に気持ちはマイナス方向に行くので、1冊の本として続けて読んでいくのは結構しんどい。Twitterで読んだ方がいいのかも。

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    2025年08月01日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    作者名が麻布競馬場ってのがそもそも可笑しい。Twitter小説の書籍化。どこにでもいそうなそれなりに優秀でいたが、社会に出ると頭打ちになって、気持ちも生活も落ち込んでしまう。

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    2025年07月13日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    登場人物は皆、屈折しているように見える。心を捻じ曲げたのは、他人と比較する考え方、劣等感ではないか。比較して、努力して、周りから見れば成功した学歴やキャリアを手に入れても、当人からすれば、より高い位置にいる人たちがみえて、永遠に安心できる立ち位置には到達できない。そういう意味で、成功の象徴たる「東京タワー」は永遠に見えないのかもしれない。

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    2025年07月02日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    東京に住む私の、誰にも理解されない孤独を集めた短編集。というか、どれだけ恵まれているように見えたってめちゃくちゃになることあるんだぞ、みたいな。でもみんなが身近に感じるんだろうなあ。

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    2025年06月03日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    読後は、若い頃に悩んだり考えたりしたあの時の黒い感情が頭の中にドロドロと溢れ出てきた。
    それはきっと、自分自身も上京してきた身として、共感するところがあったからかもしれない…。
    (ただし、30年前だけどネ…)
    劣等感は常にあったし、自分の境遇を不幸に感じたり、もがいていたなぁ。
    SNSの発達したこの時代の若者は、他人のキラキラした様子をみるにつけ、特に強く感じるのでしょうか。

    富めるものはさらに富み、そうでないものはどんなに頑張ってもそれ以上にはいけない、ってことを哀しいかな、東京にきて学びました…。

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    2025年05月30日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    僕がこの本を前情報も無く読んだきっかけは
    タイトルから予想して、今はまだ東京タワーの見えない部屋に住んでいるが、最終的には成り上がって立派なタワマンに住めるハッピーエンドかと思っていて、そんなスカッとしたエピソードを読みたかったからだった。
    違った。
    東京タワー、...むしろタワーとか関係なく東京そのものに執着し、挫折して皮肉って。
    かといって、話に出てくるそれぞれの主人公は自身の出身地や実家にも劣等感を抱き育っている。
    この人たちの本当の居場所はどこにあるのか。
    読んでいる自分にも当てはまる感情もあるだろう。
    夢を見れば見るほど現実で他人と見比べて自分を惨めに見えてしまって何もやる気も出なく

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    2025年05月20日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    ビジコン、ベンチャー、シェアハウスなど意識高い系を嘲笑する感じが、小気味良い。
    自分はどっち側なんだろうな。

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    2026年03月20日