麻布競馬場のレビュー一覧

  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
    「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。

    「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない

    世の為、人の為、自分の為に就職する
    世の為、人の為、自分の為に独立する
    世の為、人の為、自分の為に親になる

    その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。

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    2025年10月29日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    とても読みやすく、あっという間に読み終えました。知らない作家もたくさんいましたので楽しかったです。リアリティーを追求した話でした。麻布競馬場、窓際3等兵、かとうゆうか、新城耕、外山薫、この辺がすごく面白かったです。

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    2025年10月18日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    人との比較。なりたい自分。憧れた自分。少しでも人より上にいることで気持ちを落ち着かせたい。そんな人たちの物語。具体的なブランド名や商品名がリアリティーを与えている。成功をつかみたい若者たちを代弁。どうなれば成功者と言えるのか。人間の価値って何だろう?

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    2025年10月12日
  • 令和元年の人生ゲーム

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     物語は各時代で異なる登場人物が登場する短編ですが、全作に共通して「沼田」という人物が登場します。
    この沼田という人物が、今どきの若者を批評する立場で登場すると思いきや、「こういうキャラ」と一概に捉えられない性格をしており、その分からなさこそが本作の特徴であるように思いました。
     令和を生きる意識高い系社会を空気感ごと味わえる作品でした。

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    2025年10月11日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    一気に読めるおもしろさだった!
    意識高い系とかボランティアにとにかく精をだすとか
    モラトリアムに批評家やってるとか
    人から引き継いだだけの財産をもってるひととか
    実家暮らしだけどちゃんと帰らないとか
    暴力にでるおじさんとか
    ちょっとずつ嫌なところをちりばめた感じがたくさんでてきた
    沼田くんの毒がどんどん抜けてったし

    うまい言葉でいえないけど
    なんだか生きるってたいへんだな
    あとひとから嫌われないなんてことは無理だな
    若者向けの本だなとは思うけどこの本をわかるうーって思いながら読める感覚は持ち続けたいとおもう

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    2025年10月10日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    内容は短編集で読みやすかった。
    Z世代のことを言っているようでいつの時代の若者もこういう感じなんじゃないかな。
    心にモヤモヤ残るけどそれが特徴なんだろう。
    沼田に何があったかは知りたい。

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    2025年10月07日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    最初は、なんだなんだ~東京に住まう見栄っ張りのこと小馬鹿にした感じの内容か~?(笑)ぐらいのテンションで手に取ったのだけど、一遍読み進めてくうちに胸の内にホントやや黒い染みが広がってく感じだった。

    何かを得てるはずなのに、本当に欲しいものは手に入れてないというか。今回の私は虚しい、って気持ちになった。

    それと同時にみんな一生懸命自分で在りたくて必死に生きてるんだよな、って愛しくも思った。

    これは作品ではあるけれど、この感じで自分のことを吐露できるのであればそれは羨ましくもあるなと思った。

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    2025年09月24日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    時代の捉え方が大変に巧みだなと。圧倒的な成長や何者かになるというのは平成末期の大学生の特徴だろうし、正義依存症とでもいっていいようなものというのは令和以降のものに感じる。一見混合しがちな平成末期から令和初期をこれほどまでに落とし込んでいるのは作家の妙だと思う。
    平成の若者は大量の情報を収集することができたが、上手く消化することができない。一方で令和の若者は情報処理能力が上がり、それゆえ現実が見えすぎてしまう、失敗を避ける傾向にあるのかなと。
    今を大学生として生きる自分にはむず痒くなることが多々あった。

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    2025年09月11日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    サクサク読めるかと思いきや、読み応えがあって面白かった!同じことをしていても、本当に心から思ってしている人と、なりたい理想像に近づくためにしている人がいる。結局後者のことは肯定されていなくて、それがまた現実味があってよかったな〜

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    2025年09月06日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    主人公沼田くんの周りの人たちの目線で描かれており、客観的な沼田くんの印象から沼田くんの気持ちを想像しながら読んだ。人は人に期待すると、期待と違った時に傷つく。新しいチャレンジをするときに当人は気づいて無いが、周りは置いていかれた気持ちになる。その経験を重ねる中で、形成された沼田くんに同情しつつ、それが今の日本なんだと気づいて、人ごととも思えない。軽く読めるけど、考えさせられる本。

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    2025年08月31日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    実家の太さ、学歴、年収、容姿を比較し、卑屈になっている東京に住む人たちの短編集。
    非常に読みやすく、固有名詞のオンパレードなので具体的なイメージがしやすかった。
    これほど注目され、読まれているのはこの小説が現実に近しいからなのだろう。

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    2025年08月25日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    良かった。
    令和の感性に肉薄したストーリー。
    学歴、就職、結婚について、人と比べて常に成功か失敗かを考え続けている話だった。
    短編であるが、独白の文字起こしに近い。
    話はそれぞれ結構似ている。

    東京だけをステージだと思っている人にとって、SNSや見栄は1番大事なのかもしれない。
    特に、SNSにより需要が可視化されている昨今では狭まった世界でより孤独を感じるのだと思う。

    語り手は実際には才や財力に恵まれていて、満足と言える生活を送っていると思う。
    しかし高すぎるプライドから人と比較し、「成功ルート」を作り出し渇望している。

    失敗したときに恥ずかしいからと「理想ではない現状」に甘んじることば

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    2025年08月11日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    麻布競馬場さんの本が好きで手に取った1冊。
    短編集で非常に読みやすい。総じての印象としては、自分の思い描く成功者という名の何者かになりたくてなれなくてもがいている人達。私所々にも共感できることはあって、人から凄いねって言われる生活がハリボテだとしても自分のアイデンティティになる感覚がつらい。本当に切り取った一部分でも、人に憧れられる自分でいたい。でもそうしようと思えば思うほど、自分の理想とは離れている現実に打ちのめされそうになる。ずっとなんとも言えない気持ちになる。

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    2025年08月06日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    集英社のナツイチにあわせ、著者名だけで購入。タワマン文学だとか、Twitter由来だとかの知識なし。途中で、段落分けが1ツイートごとであることに気付いた。

    人のプライドをえぐるような内容の話が多く、中年以上には刺さると思う。
    港区女子の生態はよく知らないのだけれど、この本のような感じなのだろうか。
    ストーリー的に気持ちはマイナス方向に行くので、1冊の本として続けて読んでいくのは結構しんどい。Twitterで読んだ方がいいのかも。

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    2025年08月01日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    作者名が麻布競馬場ってのがそもそも可笑しい。Twitter小説の書籍化。どこにでもいそうなそれなりに優秀でいたが、社会に出ると頭打ちになって、気持ちも生活も落ち込んでしまう。

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    2025年07月13日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    登場人物は皆、屈折しているように見える。心を捻じ曲げたのは、他人と比較する考え方、劣等感ではないか。比較して、努力して、周りから見れば成功した学歴やキャリアを手に入れても、当人からすれば、より高い位置にいる人たちがみえて、永遠に安心できる立ち位置には到達できない。そういう意味で、成功の象徴たる「東京タワー」は永遠に見えないのかもしれない。

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    2025年07月02日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    東京に住む私の、誰にも理解されない孤独を集めた短編集。というか、どれだけ恵まれているように見えたってめちゃくちゃになることあるんだぞ、みたいな。でもみんなが身近に感じるんだろうなあ。

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    2025年06月03日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    読後は、若い頃に悩んだり考えたりしたあの時の黒い感情が頭の中にドロドロと溢れ出てきた。
    それはきっと、自分自身も上京してきた身として、共感するところがあったからかもしれない…。
    (ただし、30年前だけどネ…)
    劣等感は常にあったし、自分の境遇を不幸に感じたり、もがいていたなぁ。
    SNSの発達したこの時代の若者は、他人のキラキラした様子をみるにつけ、特に強く感じるのでしょうか。

    富めるものはさらに富み、そうでないものはどんなに頑張ってもそれ以上にはいけない、ってことを哀しいかな、東京にきて学びました…。

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    2025年05月30日
  • この部屋から東京タワーは永遠に見えない

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    僕がこの本を前情報も無く読んだきっかけは
    タイトルから予想して、今はまだ東京タワーの見えない部屋に住んでいるが、最終的には成り上がって立派なタワマンに住めるハッピーエンドかと思っていて、そんなスカッとしたエピソードを読みたかったからだった。
    違った。
    東京タワー、...むしろタワーとか関係なく東京そのものに執着し、挫折して皮肉って。
    かといって、話に出てくるそれぞれの主人公は自身の出身地や実家にも劣等感を抱き育っている。
    この人たちの本当の居場所はどこにあるのか。
    読んでいる自分にも当てはまる感情もあるだろう。
    夢を見れば見るほど現実で他人と見比べて自分を惨めに見えてしまって何もやる気も出なく

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    2025年05月20日
  • 令和元年の人生ゲーム

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    圧倒的成長!圧倒的バリュー!
    キラキラの中で生きてる人達も大変だなと思った。
    正しい事をしていないと不安になる、は分からんでもないけど"シロクマは正しい"はカルトっぽい不気味さを感じた。

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    2026年01月20日