田中芳樹のレビュー一覧

  • 銀河英雄伝説 英雄たちの肖像(4)

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    ネタバレ

    『黄金の翼』連載から道原かつみさんの『銀英伝』シリーズを読んでいるファンとしては、いまだに続きが読めるというだけで至福。大好きな不良中年のシェーンコップ様も、いまだに不良中年♪

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    2013年03月13日
  • 薬師寺涼子の怪奇事件簿 女王陛下の招き猫

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    ドラよけお涼シリーズ。
    原作の田中さんと、漫画の垣野内さんの相性って良いんじゃないかなぁ…といつも思います。
    垣野内さんのタッチは好みです(笑)

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    2013年02月12日
  • 岳飛伝三 風塵篇

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    国のピンチ→心あるやつが頑張る→国賊系役人やカスな王様が邪魔する→頑張ってるやつが何もできなくなる→国がピンチを何回繰り返すんだよ… 読んでるのが辛くなってきた。

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    2013年02月02日
  • 霧の訪問者

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    高校生のころは好きだった田中芳樹先生の著書だが、歳をとってから読み返すと、いまいちです。薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズは、若い世代に読んでほしい作品です。大きくなったら銀河英雄伝説を読みましょう。

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    2013年01月29日
  • 蘭陵王

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    余りに殺伐とした中国歴史ものであり、その残忍さは、かの国が如何に過酷な簒奪の歴史を経てきたのかが、今さらながわ分かり、如何にその地位を守るために支配者が神をも恐れない所業を繰り広げてきたのかということから、今の世のかの国の在り様が透けて見える。支配者が変わり、歴史が如何様にも都合よく書き換えられることは良くあることであり、そのための悪辣非道な支配者ぶりが強調されていることを差し引いたとしても、まあ、確かに酷い歴史であることは否めないだろう。あまりに酷いので仙人となるヒロインを配しているが、正直、話から浮いている。また、そもそも誰が誰だか分からない姓名の中国人の固有名詞が多々多岐にわたり登場し、その逸話までおって語るため、話が分かりにくいこと甚だしいのが、物語としての興を殺いでいる。また、京劇で有名な蘭稜王は名は仮面の王子として名は知られ、主人公としてたっていただけに残念である。

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    2012年12月15日
  • 魔天楼

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    漫画版を読んでから小説読みました。

    表紙の雰囲気とかで買った人は
    後半になるにつれて「ん?」って感じになるんでしょうか。笑
    でもまあ「怪奇事件簿」だから予想はつくか。

    個人的には泉田クンが好きです。
    なんだかんだ判断力あるし礼儀正しいし。

    「ドラよけ」が「ドラゴンも避けて通る」だと思った人いないかなぁ。笑
    (どっかの魔道士みたいな)

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    2012年12月02日
  • 蘭陵王

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    女顔イケメンのために、戦場に立つ時は鬼面をつけたという、どんな人だったのか知りたくてワクワクする題材である。
    でも、やっぱり田中芳樹の中国ものだった。
    実在した人物を題材に物語を描く、作者は膨大な資料の中からそれぞれの人物像を作ってゆくわけだが、切り貼り感が否めない。中国史ほど、勝者の言い訳である史書はなく、そこに100%の真実を求めることはないし、こんな言葉が遺っているだの、あんな逸話がどこどこに記されていただのが知りたいのではないのだ。沢山の資料の中から作者が見い出した人物像が、どう動き何を言うかが物語の醍醐味だと思うのだが。
    切り貼りも一つの手法と言ってしまえばこの作品の出来が悪いわけではないが、序盤でいつ死ぬかネタバレ、主要人物が10年後に何をしたかなどは興ざめだった。

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    2012年11月18日
  • 岳飛伝三 風塵篇

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    ギューコー負け過ぎ。ウジュの偽物ばっかつかまされ過ぎ。岳飛、よく出来た息子なのに、何回殺そうとすんねん。しかも全然たいしたことのない理由で。そんなこんなで、ちょっとう〜ん…って思えてきた三巻でした。

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    2012年10月23日
  • 運命 二人の皇帝

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    ネタバレ

    幸田露伴原作作品。

    話は明の太祖・洪武帝が皇太子を亡くし、皇太子の子、つまり洪武帝の孫を皇太孫として立て、その波乱に満ちた生涯を閉じようとするところから始まる。
    洪武帝は貧農の末子として生まれ、疫病(あるいは餓死)によって家族が死に絶えたことから、僧となり托鉢で命をつなげていた。その生活も盗賊の紅巾軍によって寺を焼かれ、終わりを告げる。
    盗賊に拾われた彼はやがて賊の中で頭角を現し、やがて治世に不満を持つ者たちを見方につけて中国を平定する。明の誕生である。

    策に長け、器量もあった洪武帝だが、晩年となり後継者として立てていた長男が若くして病死すると、次の後継者を誰にするかで頭を悩ませる。
    皇帝の器に相応しいのは四男の燕王(えんおう)であると洪武帝は思っていたが、次男・三男を差し置いての燕王の即位に反対した廷臣の諫言により、仕方なく皇太子の子を次の後継者に選ぶことになる。
    この皇太孫(こうたいそん)、允炆(いんぶん)(建文帝)は、まだ十六歳で、優しいと言えばそうなのだが、かなり気弱で頼りない。
    こんなに気弱では、クーデターを起こされれば、すぐに倒されてしまうだろうと懸念した洪武帝は、今まで共に国を支えてきた名将、功臣をことごとく粛清する。その数、数万。

    そして、洪武帝に建文帝のことを託された廷臣、斉泰(せいたい)・黄子澄(こうしちょう)は、更に各地に領地を持つ洪武帝の息子達・王の勢力を恐れ、これを排除しようとする。その先には洪武帝が皇帝の器に相応しいと言っていた燕王の脅威を取り除く狙いがあったのだが。

    一方、気弱な皇帝、建文帝は側近に起用した高名な儒学者、方孝孺(ほうこうじゅ)と『理想の国家・安寧の国家』について語り合うことで、血生臭い現実から目を背けていた。
    次々と兄王が捕らえられ、あるいは流刑になり、またあるいは自殺に追い込まれていく中、追い詰められた燕王はついに兵を挙げる。
    「靖難の変(せいなんのへん)」である-。

    ここまでがこの本のストーリーを理解するまでの下地である。

    本編はこの燕王と建文帝の運命を描き出していく。
    頼りない孫帝を守るために、狂ったように功臣を粛清する洪武帝。
    それが逆に建文帝の治世をあまりにも早く崩壊させていくことになろうとは。
    そして、甥である建文帝に憐れみさえ感じながら、倒さざるを得ない燕王。
    ストーリーはその闘いを両者の対比も踏まえて描かれていく。
    そして伝承にそって、生き延びたとする建文帝の、放浪の旅の様子なども書かれている。
    実際は戦いに敗れて亡くなったであろうと言う話だが。
    彼が逃げ延びて、生き延びて、燕王が、永楽帝(えいらくてい )として即位し、後に亡くなった後にも生き延びて世の盛衰を見ていたという話は「話」としては面白い。

    史実に基づくストーリー。

    読みながら、「もし」という言葉が何度も浮かんだ。
    「もし、皇太子が早世しなかったら」
    「もし、燕王が次の皇太子に選ばれていたら」
    「もし、洪武帝が大粛清を行わなかったら」
    二度も、戦いで討ち取られそうになった燕王が、本当に討ち取られていたら」
    「もし、建文帝が皇帝に選ばれなかったとしたら」
    「もし」が次から次へと出てきてしまう。

    しかし、歴史は沢山の血が流れる結果となった。
    建文帝自身はとても心の優しい、学問好きの人であったといわれる。

    燕王(永楽帝)がすんなり皇帝に納まっていたら、建文帝も好きな学問をして心安らかに暮らせたのでは、と考えてしまう。

    げに『運命』とは因果なもの-。

    燕王、後の永楽帝は勇猛果敢で、才気を兼ね備えていたといわれる。
    彼は世界に目を向け、国外へ積極的に進出しようとしたことが、現在の華僑の始まりというのも面白い。

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    2012年10月05日
  • 運命 二人の皇帝

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    明の二代目皇帝と三代目皇帝の権力争い
    中国史における北朝と南朝の風土を持感じる
    巨大帝国元の後の王朝ゆえの何かがあるのか
    功臣をどのように活用するか?

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    2012年09月24日
  • 蘭陵王

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    中国斉の時代の武将のお話。
    あまりに美しい故に、仮面をつけて戦場に出たという逸話を持つ人です。
    多少小難しく書いてはありますが、話自体は面白いです。
    ら延べ

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    2012年08月09日
  • 魔天楼

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    これは…、刑事者?
    ファンタジー?
    えっ、ラブコメ??
    いや、こういうのも嫌いじゃないですよ(笑)

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    2012年07月05日
  • 蘭陵王

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    雅楽の陵王が好きなので購入。
    ヒロインは魅力的だったけど、歴史沿いに書かれたこの小説からは浮いて見えた。陵王はかっこよかった。

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    2012年04月17日
  • 天竺熱風録

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    王玄策と言う唐初に天竺まで使節として旅をし、天竺に起こった不当な王朝を正す話。
    史実(もちろん詳しいことは?)には一応のっているらしい
    チベットとネパールの軍隊を率い、インド側の軍を破るのだからたいしたもの。

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    2012年03月09日
  • マヴァール年代記(合本版)

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    田中芳樹さんはこんなファンタジーも書いていたのですね。
    アルスラーン戦記は読んだことあったのですが、こちらは初めて見かけました。

    内容はアルスラーン戦記ほど個性的な登場人物ではありませんでしたが、『年代記』というだけあって人物よりも出来事が中心の話だったのかな?普通なら主人公3人を仲良くさせたいのに、そうしてくれないことに作者の無情を感じました;△;
    でもだからこそ面白い…というかキャラが徹底していると思います。

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    2012年02月04日
  • 運命 二人の皇帝

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    中国・明の二代目三代目の皇帝の話。
    幸田露伴の原作を、リメイク(?)したものらしいです。

    初代皇帝・洪武帝が崩御し、その孫が後をついだけれども、
    政治の理想はあるけれども気の弱い二代目は、家臣たちの言うままになってしまいます。(家臣たちも、私利私欲で政治を牛耳ったわけではないようですが)
    でそんな状況で、洪武帝の子・燕王が………

    中国ものは、蒼弓の昴がいちばんと思っているけれど、これもまた面白かったです。

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    2012年01月08日
  • 天竺熱風録

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    中国・唐代、王玄策という人とその一行が天竺(インド)へ旅します。
    その道中の冒険の話。
    知恵を働かせて、&勇気・観察力…etc.…で、ふりかかった災難に立ち向かっていく主人公。
    結構、史実を元にしているらしいです。

    台詞以外の部分が、漢文読み下し文のような文体で、かつナレーションのように書かれていて、読みやすく、どんどん読めます。
    面白かったです。

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    2012年01月08日
  • 隋唐演義五 玄宗と楊貴妃ノ巻

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    全く知識のなかった隋の時代から始まったこの『隋唐演義』も、とうとう玄宗皇帝と楊貴妃の有名な話までたどり着きました。

    このあたりは、国語の授業でも習ったし、知り合いのいない宴会でやっと顔見知りを見つけたような気分で読みました。

    秦叔宝の子孫たちが出てきたのも大きいですね。
    やっぱりこのお話の主人公は秦叔宝なのかな?

    楊貴妃の話を読んだら、久しぶりに夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』を読みたくなりました。

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    2011年11月24日
  • 隋唐演義四 女帝武則天ノ巻

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    この巻はきついなぁ。
    前半の主人公だった秦叔宝も今はなく、活劇というよりも陰謀の時代になってしまい、則天武后やら韋后やらがライバルや夫(!)まで殺しまくる。
    特に則天武后が王氏と蕭氏の四肢を切断して殺しちゃうあたりは、有名な話だけど何とも凄絶。
    早く開元の治にならないかと思いつつ読みました。

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    2011年11月24日
  • 隋唐演義三 太宗李世民ノ巻

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    隋がとうとう滅んで群雄割拠の時代。

    歴史の授業のようにあっさりとは唐の時代になりません。
    今、世界史Bの教科書を確認したら、本当に『李淵は、618年に隋を倒して唐をたて』しか書いてないんですよね。
    こんなに面白い時代だとは思いませんでした。

    後の太宗となる李世民はもう少し落ち着いた人だと思ったのに、狩りに行ってはピンチに陥るし、『風よ、万里を翔けよ』の主人公でもある花木蘭も悲劇の女性として登場し、なかなか変化に富んだ巻でした。

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    2011年11月24日