あらすじ
新宿御苑の新緑が一夜にして枯れ果てた。化学兵器によるテロとして公安部が乗り出してくるなか、薬師寺涼子警視とその下僕(?)泉田警部補は、人食いホタルの大群に遭遇! 敵は生物を操るマッド・サイエンティスト? 首都で連続する怪事件に、お涼が挑む! 傍若無人の怪奇事件簿、第六弾。
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次から次へと、よくもまあこんな飛んでも事件が起きるな、東京。
今回は『山枯らし』という、自然に存在する妖怪(?)が、マッドサイエンティストの手によって環境テロに対する武器として作り変えられる。
それはすでに環境テロそのものなのだけど、自分だけは正しいことをしていると信じ込んでいるのがマッドサイエンティストたる由縁。
薬師寺涼子はそんなマッドサイエンティストに名をつける。
怪人「への一番」。
悪人にかっこいい名前を付けるべきではないという、確固たる信念からの名づけ。
自己評価はさておき、泉田警部補は頭も切れるし、剣道・拳銃・体術にも優れ、スタイル抜群、多分イケメン。
今まで彼には弱点がなかった…ように思う。彼女には振られたけど。
そんな泉田君の弱点はミミズであることが今回分かった。
そして、ミミズの大群に出くわした時の彼の行動に、大笑い。
いやいや、心からイケメンだよ、彼は。笑
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高校生のころは好きだった田中芳樹先生の著書だが、歳をとってから読み返すと、いまいちです。薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズは、若い世代に読んでほしい作品です。大きくなったら銀河英雄伝説を読みましょう。
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警察ものというより現代伝奇小説というべきか。世界一美女の警察官薬師寺涼子の傍若無人ぶりがすかっとする痛快ものだ。その下僕の泉田準一郎も結構活躍するぞ。ヤマガラシという地下に住む動物を操る訳の分からない化け物と対峙する。とんでもないマッドサイエンティストも登場する。小説としてまとまっている。純粋に楽しみとして読む伝奇小説だね。
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ドラ避けお涼シリーズ第6弾。
舞台は東京。
新宿御苑の緑が一夜にして枯れ果てた。
化学兵器によるテロとして公安が動く中、薬師寺と部下の泉田は人を喰らう蛍に遭遇する。
次々と起きる首都を揺るがす怪事件にどう立ち向かうのか?
首都の存亡に我らがお涼サマが挑む!!
で……あの蛍!!あのままで良いの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とツッコミを入れたのは私だけではないはずだ。
●●県民から苦情が来るぞw
と言いつつも、いつもと変らないキャラクター達に安心してしまうのだ。
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今回は日本。虫だらけのお話。あ、「首都戦士東京」ってのはあながち・・・って思ったのは今の都知事がねぇ〜〜(むにゃむにゃ)今回は気持ち悪かったです。
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相変わらずのドラよけお涼一行。ただ、今回はいつもよりちょっとアクションが薄かったかな。まー、敵の正体があれじゃあという気もしますが。
変わりに首都戦士東京だとか思いっきり皮肉った内容が笑える。(7/13)
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新宿御苑の新緑が一夜にして枯れ果てた。化学兵器によるテロとして公安部が乗り出してくるなか、薬師寺涼子と泉田警部補は人間を噛み殺す人食いボタルの大群に遭遇する。涼子が「怪人への一号」と名付けた犯人を追う2人だが、警視庁がムカデの大群に襲われるなど被害が拡大する。
やっぱり自然(?)に涼子が権力を行使できる国内が良いな。マリエンヌとリュシエンヌに続き女装家のジャッキーもレギュラーになるのか?割と好きなキャラだから良いけど。
田中芳樹のオタクに対する偏見が…。昔はこんなもんだったかな?
Posted by ブクログ
動物パニックものですかね。
相変わらず、事件の大きさに対し、主人公を含めた対応側の深刻感のなさがあっけらかんとして楽しい感じです。
オチに向けて、このシリーズのパターンに収斂していくわけですが、ま、これについてはいつもの雰囲気を愉しむものだと思っていますので、これはこれで良いでしょう。
この話については、事後の被害規模がちょっと気になりますけどね。(^^;