田中芳樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりのSFである。
結構前から気になっていたので購入。
ふむ、たしかに、登場人物全員が何かしら腹に一物隠している。主人公なエレオノーラが特に激しい。外見、他者への印象はおとなしいたおやかな財閥の令嬢だが内心は男勝りな性格。
さらに、いつかは国家転覆を狙うなどかなり激しい。
話全体としての印象はどことなく森岡浩之の「星界」に似ている。星間航行の方法が決められていて、そこが戦略上かなり重要であるところや、主人公が元首の血縁であるところである。しかしながら、描写としては本書の方が異世界感は少なく人類社会の延長であることが強調されている。
ひとまず今後の展開を期待する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ内容(「BOOK」データベースより)
ボスポラス帝国の大艦隊が、ついにオルヴィエート本星を攻撃した。しかも、ラムセス星域を消滅させた“思考体”の一派も、活動を始めていた。だが、オルヴィエートの独立をあきらめるわけにはいかない。わずかな艦隊を率いて大宰相ケマル・エヴヂミクに挑むジェラルド。そしてエレオノーラは“嘆きの宙峡”と“金融市場”を武器とした、危険な一手に勝機を賭けた。銀河の命運を決する最後の戦いの結末は…。シリーズ開始から十年を経て辿りついた、あまりにも感動的なラストシーン。巨篇完結。
感動的なラストシーンには疑問が残るが、こんなものではないかと。
戦闘シーンより経済の描写のほうが詳し