【感想・ネタバレ】野望円舞曲 1のレビュー

あらすじ

波打つ黒髪、陶器のような頬。はかなげな姿のエレオノーラ・ファルネーゼの胸のうちには、燃える想いが秘められていた。商業国家オルヴィエートの元首である父―母を殺した男への反撥。異母兄への憤り。いつしか自分を縛りつける運命の鎖を断ち切りたいと思っていた彼女に、突然の好機が訪れた……。国家間の陰謀、渦巻く人々の思惑。敵と見方が交錯する、波乱万丈なスペースオペラシリーズ第1巻。

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Posted by ブクログ

銀河英雄伝説(以下銀雄)の著・田中芳樹氏原案のスペースオペラ。
銀雄に比べると…光るキャラがいない。
銀雄に比べると…舞台が狭い。
銀雄に比べると…主人公は自由に動いている。


等々、どうしても見比べてしまうのは宿命。初刊としては一応舞台背景やキャラの性格が理解できるように描かれているので次刊以降の展開に期待。KLAN(田中芳樹原案の小説)のような形にはならないでほしい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

久しぶりのSFである。
結構前から気になっていたので購入。
ふむ、たしかに、登場人物全員が何かしら腹に一物隠している。主人公なエレオノーラが特に激しい。外見、他者への印象はおとなしいたおやかな財閥の令嬢だが内心は男勝りな性格。
さらに、いつかは国家転覆を狙うなどかなり激しい。

話全体としての印象はどことなく森岡浩之の「星界」に似ている。星間航行の方法が決められていて、そこが戦略上かなり重要であるところや、主人公が元首の血縁であるところである。しかしながら、描写としては本書の方が異世界感は少なく人類社会の延長であることが強調されている。
ひとまず今後の展開を期待する。

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2010年12月24日

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