【感想・ネタバレ】野望円舞曲 10のレビュー

あらすじ

ボスポラス帝国による圧倒的な軍事力による包囲網。 知将と謳われたジェラルドにも勝つ術のない戦い。 だが、絶体絶命の状況下、エレオノーラは自らの知力と存在を賭けて、立ち上がった──。 銀河の命運を決する最後の戦いの結末は……。執筆開始から約十年を経て辿りついた、あまりにも感動的なラストシーン。大人気スペースオペラ、ついに最終巻!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ最終作。主要人物の殆どすべてが死ぬ終わりを迎えるが、ストーリーの本筋に一切、関係のない市井の一ビジネスマンの姿が最後に語られることに示されるように、その後の混沌ではあるが平穏な世界が続くことが示される救いのある終わりを迎える。銀河英雄伝説では語られることのなかった、戦争と経済の関わりを本作は最後まで描き、経済が兵器である実弾と同様に機能しつつも、本質はカオスでコントロールできない経済の恐ろしさを描いている。ただし、あくまでもスペースオペラ小説なので非常に分かりやすく描かれているので、派手な宇宙戦艦の戦いと同様に小説として楽しめる。ロマンス部分は少々、ご都合的なので、あくまでもおまけ。

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2011年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容(「BOOK」データベースより)
ボスポラス帝国の大艦隊が、ついにオルヴィエート本星を攻撃した。しかも、ラムセス星域を消滅させた“思考体”の一派も、活動を始めていた。だが、オルヴィエートの独立をあきらめるわけにはいかない。わずかな艦隊を率いて大宰相ケマル・エヴヂミクに挑むジェラルド。そしてエレオノーラは“嘆きの宙峡”と“金融市場”を武器とした、危険な一手に勝機を賭けた。銀河の命運を決する最後の戦いの結末は…。シリーズ開始から十年を経て辿りついた、あまりにも感動的なラストシーン。巨篇完結。

感動的なラストシーンには疑問が残るが、こんなものではないかと。
戦闘シーンより経済の描写のほうが詳しく書かれており、それが好きな人にはいいかも。
読み終えたときこの作者も「皆殺しの田中」といわれた原作者のDNAを持つのかと疑ってしまいました。

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2010年12月11日

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