田中芳樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
余りに殺伐とした中国歴史ものであり、その残忍さは、かの国が如何に過酷な簒奪の歴史を経てきたのかが、今さらながわ分かり、如何にその地位を守るために支配者が神をも恐れない所業を繰り広げてきたのかということから、今の世のかの国の在り様が透けて見える。支配者が変わり、歴史が如何様にも都合よく書き換えられることは良くあることであり、そのための悪辣非道な支配者ぶりが強調されていることを差し引いたとしても、まあ、確かに酷い歴史であることは否めないだろう。あまりに酷いので仙人となるヒロインを配しているが、正直、話から浮いている。また、そもそも誰が誰だか分からない姓名の中国人の固有名詞が多々多岐にわたり登場し、
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Posted by ブクログ
女顔イケメンのために、戦場に立つ時は鬼面をつけたという、どんな人だったのか知りたくてワクワクする題材である。
でも、やっぱり田中芳樹の中国ものだった。
実在した人物を題材に物語を描く、作者は膨大な資料の中からそれぞれの人物像を作ってゆくわけだが、切り貼り感が否めない。中国史ほど、勝者の言い訳である史書はなく、そこに100%の真実を求めることはないし、こんな言葉が遺っているだの、あんな逸話がどこどこに記されていただのが知りたいのではないのだ。沢山の資料の中から作者が見い出した人物像が、どう動き何を言うかが物語の醍醐味だと思うのだが。
切り貼りも一つの手法と言ってしまえばこの作品の出来が悪いわけで