あらすじ
唐の時代にとてつもない偉業をなしとげた男がいた。その名は王玄策。唐の外交使節としてインドに赴いた彼は、国を奪った悪王によって捕らえられてしまった。牢から脱出した王玄策は、文官の身でありながら、チベットとネパールから兵を借りて、簒奪者の軍に立ち向かう。異国の地で、異国の軍をひきいて、敵の大軍と戦った男の運命はいかに!? 壮大なスケールで描く歴史物語。
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Posted by ブクログ
歴史上にはあまり名前の出てこない人物が、実は凄い事をやってのけていたんだよ。ごく簡単にいうとそんな感じ。
物語は紙芝居を観ているような口調で進行します。
Posted by ブクログ
初唐の時代に実在した、王玄策の波乱万丈なインド旅行?を
講談調(紙芝居風)の軽快なタッチで描いてます。
田中先生の架空戦記モノは未読なので知りませんが、中国物に
関しては、人物造形が全体的にアッサリ風味な印象ですが、この
作品においてもその特徴が良く出ています。
文官にして驚くべき戦功を立てたものの、割と注目されてこなかった
ことを思えば、田中先生の軽やかな描写と良く合う気がします。
たまには違った感じの小説を読みたい方にオススメします。
Posted by ブクログ
王玄策と言う唐初に天竺まで使節として旅をし、天竺に起こった不当な王朝を正す話。
史実(もちろん詳しいことは?)には一応のっているらしい
チベットとネパールの軍隊を率い、インド側の軍を破るのだからたいしたもの。