中村真理子のレビュー一覧
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ちょっと、友弘!
友弘ってけっこうヘタレですよね。
人物紹介でも書かれているが友弘は1人で抱え込むタイプらしいけど今は晃という伴侶がいるんだし。
実は晃にベタ惚れなくせに、なかなか甘えない。
勝手に物事を決めて、勝手に落ち込んで、勝手に離れて行く…。
ちょっと引きました。
ボンボンの甘ったれ。
面白い作品だけど、チョコチョコと友弘がものすごく嫌なヤツに見えるので、始めの印象とのギャップがスゴくて嫌になったきたなぁ。
晃も友弘に対して優しすぎなので、ちょっとイメージダウン。 -
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ストーリーが無理矢理ッぽい。
始めは面白いなぁと思っていたけど、巻が進むに連れて話しの展開が無理な感じに思えてきた。
今回は赴任先の大阪で課内の女子社員達から色々と噂をされている。
嫁が鬼嫁だ!や、ちょっとイケメンだから誘ってみる?みたいに。
その女子社員のウチの一人、浅野が煽られてじゃあ私が…みたいになりモーションをかける。
始めは浅野も、こんな東京から来た青臭いヤワな男なんて眼中ではないと高をくくっていて、遊び半分で近寄る。
BARに現れ酔った友弘を自宅に誘ったりと。
ある日には風邪で休んだ友弘の自宅に押しかけて、出かけた隙に晃からの電話を取ったりと。
友弘も誘われているのを判っていても、ハッ -
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うーん。
今回は大阪支店へと赴任になった友弘だけど、晃の実家の酒店の事もあり友弘だけ大阪へと単身赴任になった。
納得したつもりの晃だけど、離れてみるとそこかしこに友弘の事が浮かんでしまい、会いたい!という気持ちがなかなか消えず、仕事にも支障が。
読んでみて思うことは、離れてるのは無理なんでは?と。
全くお互いに割り切れてないし。
晃の両親も半ば無理矢理、晃にお店を任せてる感じだし。
新婚なんだから、とりあえずは大阪について行かせた方が良かったんでは?と。
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今回の友弘、嫌い。
相変わらず妻の晃はオトコオンナだけどなるべく奥さんを頑張ろうとしているけどなかなか上手く立ち回れない。
からかい甲斐があるのでみんなからも騙されやすく、
今回も始まりは友弘からもヒドくからかわれて晃が可哀想だった。
その次の話も可哀想だった。
友弘は飲んで遅くに帰宅したりいきなり同期の長谷という男を連れて来て、夫婦のプライベートスペースまで長谷を入れて2人しか分からない趣味の話で盛り上がったりと、晃は疎外感を感じていた。
それを酒屋の仕事時に晃はふてくされて友弘の会社への搬入を拒否すると母親から叱られる。
世間はそんなに甘くない!、公私混同するな!!と。
だって、友弘 -
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聖武天皇の御代
法隆寺を作った僧、行信が蘇我入鹿の善行を隠して聖徳太子の御業にするとしたということに。
聖武天皇、光明子皇后に伝え、蘇我入鹿の怨霊を鎮魂と考え。
それでも治まらない天変地異に大仏の建立を訴え。さらに法隆寺の救世観の光背を頭にさすのは怨霊の鎮魂としました。
皇族でないのに皇后にさせたり、長屋の王の変も貶めたものですが、
当時、国内の人口が半分になる天然痘の流行りがおきて、これは聖徳太子が法隆寺で行った人痘で治療したことが縋るものであったと思われ、
光明子皇后の伝説、仏様の膿を口ですすった、も人痘に通ずる内容で、藤原が日本を支配みたいな内容には違和感感じます。 -
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天智天皇崩御壬申の乱、記紀編纂
実の親天智天皇を大海人皇子に弑したてまつられた大友皇子は大海人皇子への尊敬の念をすて、大海人と戦う決意をします。
壬申の乱が始まり瀬田橋の決戦へ。
壬申の乱以後、天武天皇の治世はあっさりと記載され、持統天皇の治世へ。
藤原不比等を歴史や記紀のフィクサーとして描かれています。
時は移り聖武天皇の治世。祟りを入鹿の呪いとし、入鹿に聖徳太子の名を当て、法隆寺で祭ればよいとした。
不比等が歴史のフィクサー説はよく出てきますが、天智天皇亡き後、
不比等は生まれの低い地位に甘んじており、その類まれなる能力をもって持統天皇に仕えたのであり、
藤原氏だから偉かったというわけでもなく、また、
記 -
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白村江大敗遷都即位、鎌足死去
白村江の大敗ドタバタと、中大兄のわがままにより遷都を急ぎ、称制をやめ即位、即位式に唐新羅の死者を招いています。この遷都は唐から攻撃を受けた場合を危惧してとの通説通りのもの。
ただ、飛鳥から近江の遷都では当面の敵である新羅は大阪湾でなく、福井側から攻めるので逃避に当たらず、唐単独の攻めでも九州瀬戸内を超えて軍艦が大阪湾に来るとは思えず。
大海の上申で蘇我入鹿鎮魂寺が法隆寺であったとしています。海原先生の影響でしょうか。鎌足の死去の場、中臣の姓をやめ、藤原を名乗るよう天智天皇より。あっさりと描かれてますが、姓が仕事を表し、中臣では神官の域をでないためそれによって継いだ不比等の働きが約束されます -
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白村江開戦から大敗まで
白村江開戦から大敗までが描かれてます。
開戦に対して無策で海戦をつっつこむ中大兄皇子と戦略を練るべしとする大海人皇子、中大兄皇子が徹頭徹尾、サイコパスどころか、無能に描かれています。中大兄皇子が唐を滅ぼし王としてと信長、秀吉の土地狂った戦略がここで適用されています。外洋に戦力を持たない倭は当たり前に負け、中大兄皇子、大海人皇子はそのままとらえられ捕虜へ。その過程でゆがんだ中大兄皇子と大海人皇子の愛憎が描かれています。
倭国は紀にもあるよう唐を相当意識していますが、唐は倭をほとんど意識せず、その後捕虜も幽閉されもせず、返還の儀式もあったので、唐が倭を敵国として戦ったわけでもないからこのシーン -
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新説
蘇我入鹿の息子を大海人皇子としたり、中臣鎌足を豊璋としたりが通説とは異なりますが、鎌足、豊璋説は以前から言われており、また大化の改新と呼んでいた蘇我入鹿虐殺も、乙巳の変と呼ぶのが現在(抑々、日本書紀には雄略天皇等や物部氏、葛氏含め悪いことも沢山書かれており、曽我氏の専横を描いた書とした明治時代の読み取りが間違いで)なので、意外と沿っているかと思います。
中大兄皇子が敵役でサイコパスに描かれていますが、元々、奥さんの親を殺して、生首を塩漬けにして、奥さんに送るという逸話が描かれており、抑々、サイコパスだったと思われます。
唐新羅連合から百済が滅ぼされ、百済に帰った豊璋(中臣鎌足)は腐った百済 -
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新説
蘇我入鹿の息子を大海人皇子としたり、中臣鎌足を豊璋としたりが通説とは異なりますが、鎌足、豊璋説は以前から言われており、また大化の改新と呼んでいた蘇我入鹿虐殺も、乙巳の変と呼ぶのが現在(抑々、日本書紀には雄略天皇等や物部氏、葛氏含め悪いことも沢山書かれており、曽我氏の専横を描いた書とした明治時代の読み取りが間違いで)なので、意外と沿っているかと思います。
中大兄皇子が敵役でサイコパスに描かれていますが、元々、奥さんの親を殺して、生首を塩漬けにして、奥さんに送るという逸話が描かれており、抑々、サイコパスだったと思われます。
本巻は、白村江にたどるまでの緊張から、直前まで。斉明天皇の死には、愛さ -
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