【感想・ネタバレ】天智と天武-新説・日本書紀- 5のレビュー

あらすじ

九州は朝倉で、ご神木を伐採して
宮殿を作ったため神が怒った。
落雷と鬼火で多くの人が病死し、斉明帝も崩御した。
その葬列を、朝倉山の上から大笠を着けた鬼(蘇我入鹿の怨霊)が、じっと見つめていた
…………
これが国家公認の歴史書・日本書紀による、
中大兄皇子と大海人皇子の母親・斉明帝の死の説明である。
しかし真相は、朝鮮出兵に気乗りしない斉明に
苛立った中大兄の謀略だったのだ!
百済の新王となった豊璋を助けるべく、
中大兄皇子率いる日本軍は……!?

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Posted by ブクログ

帯の『集団的自衛権』が目を引いた。
なんてタイムリー。
半島の勢力地図が関わってくるとこの時代も難しい。

そして白村江の戦いへと・・・
天智と天武のストーリーはこれからまだまだ続きます。

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2014年08月29日

Posted by ブクログ

しかしこの作品では天智天皇は随分ワルにされてるねぇ(^_^;)
次回はいよいよ白村江の戦い…日本がボロ負けするんだけどどう表現するのかねぇ!

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2025年02月19日

購入済み

新説

蘇我入鹿の息子を大海人皇子としたり、中臣鎌足を豊璋としたりが通説とは異なりますが、鎌足、豊璋説は以前から言われており、また大化の改新と呼んでいた蘇我入鹿虐殺も、乙巳の変と呼ぶのが現在(抑々、日本書紀には雄略天皇等や物部氏、葛氏含め悪いことも沢山書かれており、曽我氏の専横を描いた書とした明治時代の読み取りが間違いで)なので、意外と沿っているかと思います。
中大兄皇子が敵役でサイコパスに描かれていますが、元々、奥さんの親を殺して、生首を塩漬けにして、奥さんに送るという逸話が描かれており、抑々、サイコパスだったと思われます。
唐新羅連合から百済が滅ぼされ、百済に帰った豊璋(中臣鎌足)は腐った百済で奔走し、白村江の戦い開始までが描かれます。

サイコパス中大兄皇子が無謀な戦争の推進派、蘇我入鹿の子、聖徳太子の子、良識派の主人公大海人皇子が戦争回避に奔走しています。

唐新羅連合と戦うのに、倭国が無謀な帆船戦争に挑んだ愚、新羅を挟み撃ちに攻めなかったこと、百済に肉親で、唐と戦っていた高句麗の援軍を呼ばなかったこと、新羅開国にあたり、関係国であった出雲との関係は言及されないまま、この戦いの後、唐は倭の捕虜を厚遇し、直ぐに返還したこと、この後、唐と新羅が争ったこと等の因果は触れられないままでいます。

#タメになる #怖い #ドロドロ

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2022年06月21日

Posted by ブクログ

大友くん登場!
やはり中大兄と同じ顔なんだねw
そして讃良様もそっちの顔で怖いわw

これからの展開も期待。
大友くんはまっすぐ育てばイイ子だろうになあ。。

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2014年11月16日

Posted by ブクログ

日本の、というより韓国ドラマっぽい、愛憎と陰謀が入り組んだストーリー。
天智と天武が出てくる漫画や小説は多いけど、朝鮮情勢とここまでからめているのは独自色が出ていておもしろい。
中大兄の壊れっぷりもいい。

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2014年10月04日

Posted by ブクログ

斉明の死から白村江の戦いの直前まで。

入鹿の亡霊云々のエピソードをうまく使ってる。
大友が初登場。

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2019年03月21日

Posted by ブクログ

白村江前夜の朝鮮半島で、豊王頑張るの5巻。

ちらりと出てきた藤原不比等の「日本書紀」の改竄ありありの方針が気になる。どれほど都合よく書き換えられていくのか。それを主導したのが、あの幼子の将来と思うと、あの時の大海人や鎌足の想いが哀しいなぁ。赤子とはいえ、読者として感情移入した結果が、というね。

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2018年09月27日

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