赤名修のレビュー一覧
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行くと決まった
張飛が劉備に対し「本気か?」と質問を続ける事に業を煮やしたか
劉備はついに「口に気をつけろ 私は行くと言っているのだ 二言はない」と睨め付ける(「ねめつける」と読む)
馬の群れを持ち主に返却せずに全て売り払ってしまおうと言い出した男たちが劉備のその発言を聞いて面白いなとまるで冗談を聞いたかのように嘲笑うが
張飛は「おまえらは去れ!」と叱り付けるように叫ぶ
張飛と劉備のやり取りの傍に居た関羽も加わり馬の群れを持ち主に送り届けに行くと意を決している
更に張飛の怒号が飛んで反対する者も押し黙ると
劉備は馬の鞍から降りて関羽と張飛に礼を言い「姓は劉 名は備 字は玄徳と言う」と自己紹介する
間髪入れず「関羽 字は雲長」「張飛 字は翼徳」と返礼と共に自己紹介する二人
「私も君たちを思うように使うことにする それでいいな」と静かな表情で告げる劉備に
「おう 使いこなしてみろ 馬六百頭扱うより難しいかもしれんぞ」と不敵に笑い返す関羽
実は劉備と関羽は23や22で初陣に近く張飛など若干17歳でこれらの発言や言動はハッタリで強がりだったのだとすぐに判明する
強がって言ったのだと後から判明する下りが北方謙三先生の小説ではたびたび有り、人間的で面白い描写だと感じる
つまりこの時点では誰の考えが正しいのか分からないのだ
赤名修先生の漫画版は省略も無く描写しているので
昨年から休みなく連載しているのに
やっと劉備関羽張飛の旅立ち(とその前に劉備が景気付けに馬を売ろうと提案した男どもの集団を切り刻んで鏖にする)章が終わって
曹操が黄巾軍と対峙している所だ
馬の描写もあんな作画が面倒な生き物なのに何十頭も所狭しと描き込まれているし馬具や武具の装飾も徹底的だ
今作がヒットするといいな、それが北方謙三先生のみならず春樹の本望だろう -
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劉備、関羽、張飛
赤名修先生が描く劉備に続き関羽と張飛も登場する
張飛は物凄い剛腕で賊の服を掴んだだけで持ち上げて放り投げて馬を倒す程なのだが
関羽は更に物凄く、賊が突く槍の柄を手で掴むと柄の反対にまだ賊がしがみ付いているのにその体重も物ともせず
奪い取った槍の穂先を一振りしただけで三人以上の賊の胴体や頭蓋骨を、まるで西瓜を切るかのように両断している
関羽が槍の穂先を横薙ぎに奮って両断された賊の頭蓋骨は口から入って上顎骨から頭頂部までを切り裂かれている様子がしっかりと活写されていて大迫力だ
赤名修先生の劇画は人体破壊描写が迫力有って面白い
劉備は大勢の馬を集団ごと賊に奪い去られた持ち主に馬の群れを取り返す事を依頼されていたと読者に明かされる
劉備は馬の群れを小さく集めて連れ帰るつもりだと前回の時点で味方たちに話しているのが、一行の中で馬の群れを返却せずに売り払おうと提案する者が現れる
劉備は「私は賊になるつもりはない 男には命を捨てても守らなければならないものがある それが信義だ」と一行に述べると関羽と張飛が応えるように前に出て来る
張飛は六百頭の馬を二日間で二百里(一里は約3.9kmとしよう)ある信都にまで届ける事が上手く出来る心積もりはあんたに有るんだろうなと問うと
劉備は成算が無い訳ではないが上手くいくと断言も出来ないと曖昧な返答をする
張飛はそれでもやろうというのかと尚も問うと劉備は一行の中に私についてきてくれる者が七人いると旧知の人間たちが同行していると説明する
張飛は戦う時とは打って変わって穏やかで真意を探る慎重さを感じられる
北方謙三先生の三国志では張飛は年少者で学問をした経験も無いが思慮深くて話が通じる男なんだよな
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赤名修と北方謙三の三国志
赤名修先生の絵や演出が大好きである
赤名修先生が北方謙三先生のハードボイルドが大好きで三国志の漫画化の話が来たのが賊軍土方歳三の連載中だったので連載が完結するまで待って貰って
始めたのが今作エンペラーズという
原作小説からは台詞すらもなるべく改変せず描画するという作劇で描いているという事で
実際その通りに劉備が初めて人を率いて中原(「ちゅうげん」と読む)を駆ける場面から始まる
劉備に率いられた人数は20人に満たない程であるも皆が馬を操れている
馬具も有り剣や矛も備えていて劉備たちは群れで野原を駆ける馬たちの後ろから馬たちを追い立てる賊を挟撃し賊の多くを殺し反撃も受けずに馬の群れを確保する事に成功している
劉備は馬の群れを賊から取り返して連れ帰る事を請け負ったと分かる
1話目から、劉備が指揮した少人数の男たちが賊が反撃する事も出来ぬままに斬り突いて死体の山を築いている場面が凄い
名無しの人間たちの顔がそれぞれ違う
赤名修先生の漫画はこの作画が堪らなく魅力的なんだよな
劉備ももちろん男前だ
北方謙三先生の三国志だから、趙雲や馬超や呂布や周瑜を拝める時が今から待ち遠しい
連載では曹操が登場していてこちらも凄まじい偉丈夫だ
こんな期待高まる大作なのだがネットであまり話題にしているのを見かけない
宣伝足りてるのか -
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信じる旗の下激闘した最後の武士
実際は沖田総司は隠遁所で労咳の為亡くなっているのですが、そう見せかけて小姓の市村鉄之助として最期迄歳三に寄り添う設定で、2人の深い絆や特に総司の歳三への想いはBL的なものさえ感じさせられます。旧幕府軍と新政府軍の因縁や私怨が入り混じる凄絶な戦いの函館戦争と榎本の狂気。「喧嘩の天才」歳三の活躍も虚しく歴史の渦にどんどん呑み込まれます。日野の農民が武士になる事を羨望し、新選組を経て敗走しながら北上、遂に蝦夷の地で己の信じる旗の下戦い抜いた歳三の壮絶な人生には胸が痛くなります。でも最後に総司の腕に抱かれ「日野にかえりましょう」というシーンは魂が揺さぶられました。
日本の近代化の革命には犠牲が必要だったかもしれませんが、会津藩の様に降伏すれば良かったのに....生まれた時代を間違ったのでしょうね。 -
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いきなりヒグマで爆笑した
芹沢鴨を土方、沖田、原田、山南で斬った回想は数ページで終わるが
芹沢さんが割とマヌケな最期で
『ダンダラ』とは大違いだったな。
この時は山南敬助の読みは「やまなみ」になってる。
「さんなん」と両方使うのか。
いよいよ土方と新撰組、最後の戦いが始まるのだけど
蝦夷だからっていきなり羆まで出てきて
さすがに吹いた
あらゆる史実ネタや思いつきを投入しているな、この作品
とにかく人物絵も背景も重厚だし
台詞回しがイイんだよね、赤名修先生の漫画
ジュール・ブリュヌも登場して禅について語りますよ -
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せつない
運命に翻弄される。
一族の物語。相変わらず勇牛はボコボコにされます。しかし、勇牛は海外編がいいかな。 -
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相変わらずのキレ
勇牛はどの編を読んでも、本当に良くできたストーリーと絵面が素晴らしい。
今回は勇牛は拉致監禁はなかったのが、残念(笑)
現在は2022年だが、今取り上げるとしたらどんなストーリーになるのだろうか?
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良くできたストーリー
現在の台湾にも通ずるのではないか。
日本人には想像もできない国家感がそこにある。
ストーリーは本当に良く練られてる。
政治家の麻生さんが、外交やるならこれを読めと言ったのも頷けます。 -
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良く調査されてます
当時の海外諸国の状況を反映しながら、物語として良くまとまってます。
主人公もそうですが、それぞれのシーズンで魅力あるキャラクターがでてきます。
個人的には第一シーズンが好きです。