あらすじ
大分県臼杵で勇午(ゆうご)と兄弟同然に育った田卓林(でんたくりん)は、その後母国・台湾で企業家として大成功を収めた。その卓林が失踪。交渉人として捜索の依頼を受けた勇午は、台湾へ向かう。国を愛し、発展を願う卓林の夢は「台湾独立」。彼の行方を追ううちに、知られざる台湾の歴史を知った勇午は、台湾を利用しようと暗躍する人々の思惑に巻き込まれてしまう。勇午は卓林を見つけ出し、台湾を救うことができるのか!? 台湾の存亡をかけた、「勇午」史上最“難”の交渉が、ついに完結!
...続きを読む感情タグBEST3
良くできたストーリー
現在の台湾にも通ずるのではないか。
日本人には想像もできない国家感がそこにある。
ストーリーは本当に良く練られてる。
政治家の麻生さんが、外交やるならこれを読めと言ったのも頷けます。
Posted by ブクログ
骨の髄までプロの交渉人である勇午の、仕事に対する高尚な魂に参った…そして彼は美しいのである。政治とかマネーゲームなどの難しい事は解らないのだが(笑)若かりし頃に家族同然で過ごした卓林に彼が言った言葉と、その場面の絵面が…これを精神的ホモと言わずしてなんと表現すればいいのか…。