星野之宣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1~3巻まで一気読みしました。
星野先生は、入選作のアトランティス大陸の沈没とシベリアのツングース大爆発の二つの謎を結びつけた『はるかなる朝』からのファンで、今はコミック32冊とビデオ『2001夜物語』を揃えてます。
とても魅力的な絵を描いていて、あのキャッツアイの北条司先生もデビュー前によく真似してたと言ってます。
画風が1カットで栄えるので、創元社SF文庫の『銀河英雄伝説』の表紙も描いてましたね。
話しは巨大な宇宙船内部を主な舞台とするSFバトルアクションで、コドクの意味する所は宇宙での「孤独」ではなくて、あの壺の中に数多の毒虫たちを入れ、生き残りをかけて戦わせ最後に生き残ったものの毒をそう呼ぶ。そうあの 「蠱毒」なのです。
人口子宮で育てられ戦闘のみを教えこまれた「イニシャル」という人工軍隊、「ハイドラ」と呼ばれる恐るべき殺傷能力を持った生物兵器、体内に小型ブラックホールを持つ最強兵士「K・ソルジャー(莫大なコストがかかるため、わずかに1体が試作されたのみ)」など見所がいっぱい。
隔絶された宇宙船内での イニシャル デロンガ ハイドラ など各勢力入り乱れての戦闘描写は壮絶で、『エイリアンを』を思い出させてくれます。最後まで興奮して読みました。 -
Posted by ブクログ
永井均『マンガは哲学する』から。
宇宙を題材に、繰り広げられる物語たち。生命・時間・技術…宇宙という場所はそういったものが一緒くたに横たわっている広大な場所だと思う。考えれば考えれていくほど、ぽっかり宇宙は広がっていく。
科学的な正しさとかどうこうではなく、思考の問題として、ロシュワルトやセス・アイボリー、メリーステラ号は呼びかけてくる。完成を求め続ける生命、クローンを育てるためだけに死んでいく生命、閉ざされた胎内で生きる生命。生きること死ぬことのせめぎあいがその本質を目指していく。
そうかと思うと、ターゲットやウォーオブザワールドのような、星新一のショートショートを思わせるものもあったりする。ところが、壮大な宇宙船や兵器の絵によって、ショートショートのような軽さが生む笑いは息をひそめ、ひとつの活劇を見ているような、そんな気がして、なんだか笑い事では済ませられない、そんなインパクトをのこして終わっていく。 -
Posted by ブクログ
JPホーガンと星野氏のタッグは相性が抜群。 科学的知識が皆無の僕には小説版だと完全には理解出来ないであろう素粒子や平行宇宙の説明も、星野氏の丁寧な図解が相当補ってくれる。
また、未来からの通信を受信可能な事と粒子加速器によるエネルギー実験がシンクロした為に起こる、全人類と地球を完全に消滅させるカタストロフィを、抜群の画力でリアルに描き出し、先の展開に釘付けになる。 人類はこの未曾有の危機を回避出来るのか?
横軸には美男美女のラブストーリーも織り交ぜ、そちらの展開も気になる。
この辺りも星野氏がエンターテイナーとして秀逸なところ。
皆さんも釘付けになること間違いなし。 星野ワールドをたっぷり堪能出来ます^ ^
ラストに二つの希望を残して終わるエンディングがなんともロマンティックで好きです。