J・P・ホーガンの名作SF「星を継ぐもの」を星野之宣がマンガ化したもの。
1巻では、死亡推定時刻から言って人間ではないはずなのに外見も解剖学的特徴も人間そっくりの遺体「チャーリー」を巡る謎が展開されたが、2巻では、「チャーリー」と並ぶもう一つの大きな謎を調査するため、主人公達は木星の衛星「ガニメデ」に向かう。
各エピソードのタイトルは他のSFのパロディかと思ったが、調べてみると一部だけだった。
気が付いたのは、第9話「狂風世界」、第10話「恐竜パラドックス」の2つ。
それぞれJ・G・バラードとフレドリック・ブラウンの作品に同一タイトルの作品がある。
ちなみに第17話「遥かなる帰還」は、映画「はやぶさ 遥かなる帰還」のパロディだろうか、穿ちすぎだろうか。
1巻では分からなかったが、2巻でこの作品はどうやら「星を継ぐもの」だけでなく、その続編である
「ガニメデの優しい巨人」
「巨人たちの星」
「内なる宇宙」
の所謂”巨人たちの星”シリーズまで含まれている(含まれていそう)事が分かる。
想像でしかないが「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」までは含むのでは、と思う。
(「内なる宇宙」を読んだ事がないので、これがシリーズではどういった位置付けになるか分からないので入れていないだけ)
となると1巻で出てきた原作には登場しないキャラは、続編の「あの人達」に繋がっているのでは、と原作ファンは、いろいろと想像が広がる。
が、特にそういった知識がなくても十分楽しめる内容にはなっている。
例えば「月がなかったら地球はどのような環境になっていたか」という事を議論するシーンがあるが、これだけでもちょっとした科学解説書ができそうなほどの内容だった。
さて、続編まで含むとなった以上、早い内に「内なる宇宙」も読んでおこうか、と思う。