星野之宣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
描き下ろし作品はないので、星野氏のマニアの方は買う必要はないかもしれないが、作者によるあとがきとコドク・エクスペリメントのネーム資料が付いている。私は選集も含め数作品読んでいるが、「はるかなる朝」と「荒野への脱出」以外は初めて読んだ。
主に70年代半ばの初期作品と80年代前半の作品で構成されており、手塚治虫からの影響が濃い初期の画から緻密な画の変化を楽しめる。2014年の恐竜モノ「雷鳴」もある共通テーマによって選ばれている。
明らかに現在の世界情勢を意識して作品が選ばれており、星野氏の作品を読んだことのない人には特にオススメである。
(余談だが、あとがきから星野氏が現在の米露に対してよく思って -
Posted by ブクログ
星野之宣50周年を記念したSF選集。8つの短編が収録されています。それぞれ本人のあとがきという解説付き。
『地球光』の解説にある未来への暗澹さが辛い。
SFというジャンルは、絶望を描くものもあるけども、基本的には未来への希望を描くもものだと受け止めていて、これもその考え方のもとに描かれたはず。
ただ、想像していた設定していた未来の時に、現実の時間が追いついた時、希望があるのか絶望が見えるのか。現実が想像を超えるというのは良い方向、端的に世界平和だとか、において訪れて欲しいものです。2025年現在、強大な国家による身勝手な占領分割が行われそうで嫌なんだよなぁ。
『荒野への脱出』予想できたオ -
無料版購入済み
すごいスケール、すごい発想
無料版で1巻のみ読んでみました。
このスケール、この発想はすごい。
日本のマンガでここまでのスケール感のものは他にないんじゃないだろうか?
この先、どう展開し、どう作品をまとめ上げるのか非常に気になる。
一方、細かい設定にやや違和感があるのと、1巻あたりの価格が非常に高いのが少しマイナス点か。
もっとも、1巻1320-1430円としても4巻で完結するので、トータルでは5000円ちょっとでこの壮大な物語が最後まで読める。
最近700円程度する青年コミック単行本を8巻購入すると思えばそこまで高くないのかも。
これは…買うべきかな。