あらすじ
▼第1話/神南火(前編)▼第2話/神南火(後編)▼第3話/太陽の馬(サン・ホース)▼第4話/沈黙の羊▼第5話/サルメの舞い▼第6話/花と磐●主な登場人物/忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。神話、伝承に造詣が深い)●あらすじ/「火中出産」を取材していた忌部神奈は、宮崎県西都市の遺跡発掘現場で、古代の妊婦の白骨を目にする。その遺体の周囲には灰のようなものが遺っており、気になった神奈は、調査関係者に分析結果を教えて欲しいと頼む。天孫降臨の地・高千穂とも近い西都には、コノハナサクヤヒメを祀る都万神社など、火中出産のイメージがつきまとっている。その都万神社で、ある男に祖先の出雲忌部氏と“カムナビ山”の繋がりを示唆された神奈は…(第1話)。●本巻の特徴/女性史研究家・忌部神奈が、神話・伝承の裏側に潜む謎に迫る。巨匠・星野之宣氏が描く、話題の伝奇ロマンシリーズ!!
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シリーズ完読。中でも、一番バランスのいい一冊だと思った。宗像教授が主人公なので仕方ないのかも知れないが、他のシリーズ(特に異考録)は、ほぼ九州と一部の関西が中心の話ばかりで若干辟易した。
比べて、こちらはバリエーションがあってよかった。
いろいろな意味で作者の手腕には敬服するが、女性の描かれ方には個人的に抵抗を感じる場面も多い。この一冊ではそういうこともなく、純粋に楽しめた。
Posted by ブクログ
宗像教授シリーズに出てくる、イミベカナ(漢字忘れた←)て女の人が主人公。
多分「宗像教授」のキャラじゃ出来ない話が載ってます。
男の壮大なロマンもいいけど、こういうのも悪くないなー。