あらすじ
東北地方に古くから存在する巫女“イタコ”。縄文時代から続くとも言われるその伝承の秘密をテーマに講義を行う宗像のもとに、かつての教え子・津島が訪ねてきた。夫と死別し、用事が終われば故郷・青森へ帰るという津島と当地での再会を約束した宗像は、調査のためひとり青森の地に降り立ち、西津軽郡木造町に住む“イタコ”、赤倉ハルのもとを訪れる
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巫女“イタコ”に武田の埋蔵金、聖徳太子とキリスト教に仏教の悟りなど宗像教授が様々な人物の視点で考察され議論するところが興味深いです。
読み応えがすごい
人類の製鉄に纏わる世界史を研究する教授が主人公
ハゲでヒゲで山高帽に黒マントの宗方教授のインパクトは絶大
絵柄はとても古い感じの劇画調なので苦手な人は多いかもしれませんが、考古学の考察はとてつもない情報量からくるもので、有無をいわさない説得力があります
1つのエピソードが濃厚なので、腰を据えて何度もじっくり読みたい本です
これほど知識欲を刺激する漫画はそうそうないと思いますよ
シリーズ化されているので同じ宗方教授が主人公の「宗方教授伝奇考」もおすすめです
個人的には電子書籍より紙媒体で持っていたい本です
Posted by ブクログ
民俗学教授が主人公のファンタジー(?)です
作者はもともとSF作家ですが、独学で学んだという民俗学への豊富な知識をもとにしたお話は、大変読みごたえがあります。
ちなみに、ネームが多く、酔っ払っていると内容が理解できなかったりします。。
懐かしくて購入してみた
宗像教授シリーズは、前シリーズの伝奇考を連載当時読んでおり
Bookliveで、電子版があるのを見て懐かしく購入してみた。もともとこのての歴史物は、大好きで(小説では、Q.E.Dシリーズや井沢元彦さんの作品)完全にハマりなおした感じです。もう一度、伝奇考も古本屋でみつけてこようかな。
Posted by ブクログ
なんだろうこのどっしりとした重厚感はと読み応えは
よくこんな地味〜な内容でここまで読ませるものだと思う。それこそこの手の漫画にありがちな、単に知識をひけらかすだけのとってつけたような短編とは訳が違う。知識があってのストーリーだしストーリーが作品の知識をさらに魅力的に引き立てているのだ。
しかし宗像教授渋いぜ。カッコよすぎるおっさんだな。強そう
Posted by ブクログ
巫女の血脈/『ビッグコミック』 2004年10月25日号、11月10号
百足と龍/『ビッグコミック』 2004年11月25日号、12月10号、12月25日号
天平のメリー・クリスマス/『ビッグコミック』 2005年1月10号、1月25日号
大天竺鶏足記/『ビッグコミック』 2005年2月10号、2月25日号
Posted by ブクログ
宗像教授伝奇考の続編にあたる作品、毎度のことながら 面白い解釈に思わず膝を叩きます。宗像教授の自信あふれる説明に思わず全部信じちゃいそうになってしまう、そういういい意味で困った作品。
Posted by ブクログ
伝奇考に比べ、なんだか中身が薄かったような。
神南火・女の神話シリーズの主人公忌部加奈の登場が印象的。
ところで「大天竺鶏足記」で、
亜南(アナンダ?)は原始仏教に憧れてたんだろうから、
苦しい修行して、「必ず生まれ変わって」はまずくないかと思う。
仏教修行の一番の目的は輪廻(生まれ変わり)からの解脱だったはず。
ヒンドゥー教は違うのかな?
気になったので。
Posted by ブクログ
宗像先生の新作!鉄の研究なんてしてたんですね、宗像先生・・・。そうすると、そのうち中臣藤原氏も出てくるかなー?聖徳太子の話がおもしろかった。宗像先生の前シリーズのおかげで、山内丸山遺跡は無条件で怖いです・・・。
Posted by ブクログ
全15巻。
宗像教授と日本の歴史をたどる物語。
教授とそのまわりの人たちとの時に物悲しい物語も描く。
だいたい1冊で完結で読みやすい。
歴史ものらしく?文字が多いが、堅苦しいだけじゃなく、そのまわりの人たちのストーリーもよい。
Posted by ブクログ
マンションで読む。このシリーズの存在は知っていました。しかし、読むことはありませんでした。僕には、難しいと感じたからです。いい機会なので、読破してみようと思います。
Posted by ブクログ
民俗学者、宗像教授が各地の神話・伝承を読み解きつつ、そこで事件に巻き込まれる謎解きサスペンス。前シリーズ『〜伝奇考』よりまとまっている感じだが、インパクトは超えない。