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Posted by ブクログ
永井均『マンガは哲学する』から。
宇宙を題材に、繰り広げられる物語たち。生命・時間・技術…宇宙という場所はそういったものが一緒くたに横たわっている広大な場所だと思う。考えれば考えれていくほど、ぽっかり宇宙は広がっていく。
科学的な正しさとかどうこうではなく、思考の問題として、ロシュワルトやセス・アイボリー、メリーステラ号は呼びかけてくる。完成を求め続ける生命、クローンを育てるためだけに死んでいく生命、閉ざされた胎内で生きる生命。生きること死ぬことのせめぎあいがその本質を目指していく。
そうかと思うと、ターゲットやウォーオブザワールドのような、星新一のショートショートを思わせるものもあったりする。ところが、壮大な宇宙船や兵器の絵によって、ショートショートのような軽さが生む笑いは息をひそめ、ひとつの活劇を見ているような、そんな気がして、なんだか笑い事では済ませられない、そんなインパクトをのこして終わっていく。
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