山下和美のレビュー一覧

  • 不思議な少年(9)

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    「不思議な少年」の最新刊.
    こういう物語の世界はありそうで無いというロマンがあって,いい.
    人の人生について,漫画でありながら深く考えさせられるのが,この漫画の良いところ.一つ一つは読み切りではあるけれど,このリズムもまた心地良い.

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    2015年11月07日
  • 不思議な少年(4)

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    未来に起こり得る戦争、について考える時間が増えている。

    人は恐怖の対象を駆遂するものに付き従う。
    本書のなかのセリフだが、戦争にいたる過程で大衆のこころをひとつにするのはこの真実じゃないだろうか。
    戦争は起こるもの、ではなく起こすものなのだから。

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    2015年09月19日
  • ランド(1)

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    penの漫画特集で気になった作品。閉ざされた”この世”と、最後で少しだけ明かされた”あの世”とをつなぐ物語。因習にまつわる内容で、そんなに目新しく感じるところはないけど、何となく先の展開が気になる。絵の雰囲気も好きだし、コマ割りもいい感じだし、とっかかりとしてかなり楽しめました。

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    2015年08月25日
  • ランド(1)

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    神を、神話を、儀式的なしきたりを媒介にして、
    昔から人はあの世とこの世を、幻想と現実を行き来してきた。

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    2015年08月24日
  • ランド(1)

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    すごい。村の因習により運命を分けた双子の娘二人、アンと杏。全篇を覆う獣臭いおどろおどろしさと鷲につかまって飛翔するシーンの気持ちよさ。物語は終始スリリングに進んで驚きの展開を迎える。今後どうなるのか予測不能のすばらしさ。

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    2015年05月04日
  • 不思議な少年(1)

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    一巻の話はどれも好きなんです。読んだあと、胸に残る余韻がたまらない。
    人の生き様は、そう簡単に善と悪に割り切れない。ちょっとしたことで、読み手が受ける心象が変わるのが不思議。

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    2014年11月19日
  • 数寄です! 1

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    読み応えがあっておもしろかった!
    私も一緒に「和」の勉強をさせてもらっているようで、大満足の一冊でした。
    個人的に家を買って、和物が好きで…ということも関係あるのかもしれませんが、そうそう、こうやって悩むんだよ。でも出会いは一瞬なんだよ。などと思いながら一気に読みました。
    「数寄屋」をつくってしまおうという思い切った発想や、こういう出来事の数々が「山下和美」さんをつくったんだなと思わせるエピソードの数々もとても興味深い。
    真面目で心優しい、やはりいろいろなことに敏感な人なのだと思いました。
    「手」のエピソードも、彼女の作品を読んでいて「なんてきれいなんだろう…」といつも思っていたので納得でした

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    2014年08月31日
  • 続 数寄です! 1

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    数寄屋のハード部分は完成!
    あとは、ソフト部分。

    で、個人的にネコは好きなのですが、ネコと暮らすのは大変ですね...。

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    2014年07月07日
  • 続 数寄です! 1

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    ネタバレ

    山下さんのエッセイは1つの作品としてすごくまとまりがいいなぁと思う。ストーリーテラーたる所をエッセイコミックでも思う存分発揮していて、起承転結や盛り上がりがしっかりあるのがよい。そして何よりも山下さんの事が好きだと思う。何に対しても真面目でそれでいてちょっと小心者の所が好感度大。
    後ろの家にもちゃんと配慮して、日当たりを損なわないように家をカットするなんて、なかなかできないと思う。そして見知らぬ小学生を家に入れる優しさと「観察しよう」と思う心意気。見習わなければならないなと思うところがたくさんある。

    お話自体は数寄屋の庭づくりとその他家屋にまつわるエピソードという所。山下さんの家の猫がすごい

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    2014年06月28日
  • 不思議な少年(7)

    購入済み

    この人生の意味は?

    突出して興味を引くのは本巻最終話。
    不思議な少年は人間を超越する存在であるが、中心人物は彼に向き合い人生を過ごしていくなかで彼と同等の価値観を身につける存在となりえる。
    人を信じひたむきに待つ姿勢や、自分の愛するスタイルを大事にすることなど、自らを信じる強さは現代社会から欠けたものであり、その美しさが際立ち魅了される。おそらく、少年も同様に惹かれていたのだろう。
    読者はこの「待つ」人生をどのように捉えられるだろうか。有意義であったか。それとも無意味であったか。
    いずれにせよ人生は寿命までどのような生き方をするとしても等しく許されている。

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    2014年01月15日
  • 天才柳沢教授の生活(14)

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    ネタバレ

    これまでの中で格別にいい話が集まっているように思える。柳沢教授の蔵書を狙った空き巣、世津子の臨時担任、元ヤクザの老人、そして柳沢教授の弟・次郎。どの話も印象深く、そして感動的ですらある。

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    2013年11月13日
  • 天才柳沢教授の生活(11)

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    ネタバレ

    華子とお葬式に行く話は反則。電車の中で泣きそうになった。
    あと、文学部教授とまじめで不器用な学生の話も良かった。豪徳寺のショパン、奥さんのピアノ……この巻のエピソードは柳沢教授のいいところが詰まっている。

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    2013年11月13日
  • 寿町美女御殿 1

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    全4巻。
    やっぱり山下和美さんは、面白いなぁ!
    おばあちゃんが素敵すぎる。
    こんな風に、いくつになっても正々堂々と人生楽しみながら生きたい。

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    2013年08月04日
  • 天才柳沢教授の生活(34)

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    『リアリズムの追求に上手下手はありません』という言葉にハッとした。人は皆様々な形で学び、生きている、幸せなことだ。今回も一番を選び難い話が沢山詰め込まれている。

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    2013年07月18日
  • 天才柳沢教授の生活(34)

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    最後の「桜の杜の満開の下」に感動。

    “笑った笑った”

    何故でしょう、私も涙が出てくるのです。

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    2013年06月23日
  • 天才柳沢教授の生活(34)

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    久々の柳沢教授。

    186ページ2コマ目は名セリフである。間違いない。人の心の中の感情というものを揺さぶる、これは名シーンだ!!

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    2013年06月23日
  • 天才柳沢教授の生活(1)

    購入済み

    泣ける

    笑って泣ける漫画です。
    落ち込んだ時読んで、笑って泣いてスッキリします。

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    2013年06月15日
  • 不思議な少年(1)

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    「天才柳沢教授の生活」を代表作に持つ山下和美のもう一つの人間ドラマ。
    不定期連載の為、刊行は遅め。
    話の度に年代や人種、題材が変わりますが、秀逸な物語の運びと感動の結末を毎回与えてくれます。

    話が重たいので、家でゆっくり読むのがいいと思います。
    題材が万人受けしないかもしれないことに加えて、メッセージが読み取れないとつまらないことも。

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    2013年06月14日
  • 不思議な少年(3)

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    『気の遠くなるような確率の末に僕たちは 何百億の何十兆の奇跡の末に••••••僕たちは••••••食卓を囲んだんだ••••••』

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    2013年05月15日
  • 不思議な少年(1)

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    山下和美のこのシリーズは「天才柳沢教授の生活」同様に、あたたかなものに満ちていて今日稀な安心できる作品です。少しシビアな目線の天変集ですが、人間が好きになれる物語。マーク・トウェインのと関連があるかは不明。

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    2013年08月12日