山下和美のレビュー一覧

  • ランド(1)

    購入済み

    何度も読みたくなる名作

    初めの方は単なるおとぎ話と思いますが、読み進めると、とても深みのある内容だと徐々に気がついてきます。そこで初めて、この物語の奥深さが分かります。名作です

    2
    2019年11月14日
  • ランド(1)

    購入済み

    すばらしい名作

    今年の初夏くらいからモーニングを立ち読みしていて目を通して作品に関心を引くようになりました。途中から作品に入るのは難しく、ストーリーの流れや世界観、人間関係もよく理解できず、追っていました。最初から読むとモーニングの最新話まで一気読みしました。感動しました。手塚治虫のような、また、不老不死など現代的なテーマもあり、これからも作品が楽しみです。

    1
    2018年10月06日
  • ランド(6)

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    裏事情がだいぶ明かされてきて、主催者側の過去も描かれるに至り、だいぶ面白くなってきました。いかにして、このまやかし世界が壊されていくのか。今後の展開が楽しみ。

    0
    2018年03月27日
  • ランド(6)

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    少しずつベールを脱いでいく世界。人間の欲望をほぼ叶えてもなお解決しないあれやこれや。その奥深さと失速することのない物語。早く!続きが読みたい!!!

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    2018年03月25日
  • ランド(2)

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    杏とアン。別れたはずの双子の姉妹の出会いが、どんな物語になっていくか。
    世界を疑う杏と、世界を憎むアン。

    2人の父の捨吉は処刑されたはずなのに、病院で治療中。そこは現代の病院。そこに訪れる村の次期名主の蓮華。
    群集心理が揺さぶられ、大きな流れに飲み込まれる違和感を実感する平太。杏とは違った形で、世界を疑いはじめていく。
    全てを知るものであるだろう和音。

    しきたりの遵守と恐怖に揺れて村の人々が、個人より大勢に操られていきます。そこにちらりと挟まれる「あの世」の描写が、楽しみを加速させる。
    2巻だと病院ね。

    1
    2018年01月06日
  • ランド(1)

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    その村では、人は知命といい50で必ず死ぬ。村の四方には、四つ神さまという神像がたっていて、そこより先は行ってはいけない。
    と、様々なしきたりに縛られている村の少女・杏。

    彼女に堕ちてきた種袋。葬列を襲ってきた子供。行く先々で出会う和音。
    山の中で出会った人々。空から見た「あの世」の景色。

    ディストピアのはじまりはじまり。

    0
    2018年01月06日
  • ランド(5)

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    いや、面白い。
    「あの世」と「この世」の関係が(今のところ)想定内だったのでちょっと肩透かしを食らった感がありましたが....まだまだ先がありそうです。

    あの最後の見開きの2ページは一体何を指しているのか?
    ぐっと重要性を増してきた銀じいと平太の今後は?
    知命になった人たちの今後の変化は?
    (そして「あの世」の時代設定は意外と....)

    うーん流石、山下先生です。
    .....これは長い付き合いになりそうな作品ですね。

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    2017年09月24日
  • ランド(1)

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    ネタバレ

    その村では人は50歳で必ず死ぬ事になっている。

    民俗学を下敷きにした話。舞台は四ツ神なる巨大な異形の存在が山に鎮座し里を監視する世界。その世界に住む人は50歳で必ず死ぬと定められている。
    類似の傾向をあげるなら小説では「新世界より」、漫画なら「キミのカケラ」だろうか。江戸~明治あたりの近世日本かそれをモチーフにした架空の世界かと思って読み始めたらエゴやルールなどの外来語が普通に出てきて「ん?」となる。
    その違和感こそ後々生きてくる重大な伏線であり、一巻ラストの驚愕の展開に繋がる演出が憎い。
    主人公の杏は好奇心旺盛なお転婆娘、常識とされている事物や現象、固定観念に「なんで?」と純粋な疑問を持ち

    0
    2017年08月27日
  • ランド(3)

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    ネタバレ

    知命者が実は現代的な場所でそれぞれ役割を与えらえて生きていたことが判明。現代の場所シーンも多くなり、ランドの謎の一端が明らかにされる。

    0
    2017年04月01日
  • ランド(2)

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    中世と現代が併存する世界の物語。そこに超常的な力を持つものも加わり、物語はますます混迷を深めていく。双子の杏とアンも再会、お互いを認識する。どう形容してよいかわからない作品だが、とにかく魅かれる。

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    2017年04月01日
  • ランド(1)

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    50歳を迎えると「知命」と呼ばれる風習に従って死を迎える風習のある村に生まれた双子のうち、一方が村を支配する神への生贄とされるところから物語はスタート。
    ここでの神は不可視の存在ではなく、村を囲む東西南北の山に巨大な姿で存在している。
    時代設定は江戸時代くらいかと思って読んでいたら、とんでもなかった。
    すぐにでも2巻が読みたくなった。

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    2017年04月01日
  • 天才柳沢教授の生活(11)

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    道路を歩く時は常に右側、夜9時就寝厳守、ある意味ストイックな経済学者・Y大教授柳沢良則の日常を綴った作品。

    最初の数巻は教授のカタブツさを笑い飛ばすエピソードが主体でしたが、徐々に教授のピュアな目を通して様々なキャラクターの生き様を描くハートフルな路線に変わってきました。僕の愛して止まない1作です。

    お気に入りの巻をどれか1冊紹介しようとして、どれにするかとても悩んだのですが(でも楽しかったです)、やはり11巻を。

    「あなたを知りたい」「オーロラ姫の眠り」「女王の帰還」「ソネット83番」「夫婦の音色」「夏の思い出」「遠きロマンス」…1つとしてハズレのない、とにかく豪華なラインナップですね

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    2017年02月05日
  • ランド(4)

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    だいぶ真相が明かされてきている感じもあって、今回はかなり面白い展開だった。2つの世界は、これからどうやってまじわっていくんでしょう。

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    2017年01月30日
  • 天才柳沢教授の生活(12)

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    柳沢青年やお父上、華子ちゃんにヒロミツ君と各キャラクターが存分に魅力を発揮している12巻。脂が乗り切っていますね。

    一話一話が今読み返すにつけ懐かしいのですが、一番のお気に入りは「コンプレックス」。雑誌掲載時には、最後のページの柱に「今、九谷の口から熱い思いがほとばしる!」とか何とか煽り文が入っていて、無性に格好良かった記憶があります。

    …その割には、煽り文正確には思い出せないのですが。

    なお、要注目は冒頭に収録の「教科書と口紅」。荒削りであるものの、この一話が後に「昭和20年編」へと昇華したものと思われます。

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    2017年01月22日
  • 天才柳沢教授の生活(8)

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    「5年目の質問」の浜田さん、「また出会った2人」のサンティーニ、「桃太郎のいる風景」の桃太郎君、そして「飛行機男」における若き日の教授。

    出会いが人を変えていく。その力強さと、素晴らしさと、そして切なさがぎっしり詰まった、「柳沢教授」のなかでもとりわけハートフルな1冊です。

    なかでもサンティーニのエピソードがお気に入り。悲しい話ではありますが、ラストのヒロミツ君が実にいい味を出していて微笑ましくなります。

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    2016年11月27日
  • 天才柳沢教授の生活(24)

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    昭和20年編の終わり。

    アレンもかい巻の少年も決して一人ではなかった。

    この世でもっとも興味深いものは「人の心」。
    そして、人間は変われる!

    心に響く1冊である。

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    2016年09月07日
  • ランド(3)

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    捧げ物の子を背負って山を登る平太。
    旧約聖書の一説にある、よく似た場面を思い浮かべた。
    彼は祝福された者になれるのだろうか。

    どうやったら、「この世界」をこんな風に書き表すことができるのだろう。
    読んいるだけでとてもつらくて、苦しかったのに。
    描いている方はきっと、それとは比べ物にならないくらい、
    その苦しさは途方もないものなのだろうと思う。

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    2016年07月29日
  • ランド(2)

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    素晴らしいっ!
    「柳沢教授」と「不思議な少年」の長年のファンでしたが本作もそれらに劣らない面白さでわくわくが止まりませんっ!

    「あの世」の方は...まぁ予想通りの状況でしたが、どのような経緯で「この世」が形成されたかは今だ見当もつきません。
    ....病気とか種の保存とか.....う~ん、わからんw

    前巻を読んだときに「政治的な要素」を含んでいる感じがしましたが本巻では「右も左もない。現実を踏まえて自分で判断しなさい」と言われているような気がいたしました。
    よかった...流石山下先生だ...

    3巻は来年夏の予定らしいですが、今から楽しみで仕方がない私がいますw

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    2015年12月24日
  • ランド(2)

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    わかるようでわからない「ランド」とこの田舎の村との関係。
    杏とアンと同じような関係が大和さまにも???
    想像通りなのか、その上を行くのか・・・。
    うーーーん。
    そして、人ってやっぱり身勝手で恐い生き物だ。

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    2015年12月04日
  • ランド(2)

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    どのようにして近代化の進んだ外の世界と混ざり合っていくのか。テーマはそんなに新しいものではないけど、細かい設定がしっかりしているおかげで、あまりダレずに読み進められています。ただ、よほどの展開がない限り、長々と続いていくのはちょっと…っていう予感がないでもないですが。

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    2015年11月24日