今日マチ子のレビュー一覧
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購入済み
あお=サトシ
サトシの両親は「奇跡の子」であることを利用して新興宗教やって金儲けしてるんだ…
治療費のためかもしれないけどサトシ自身がやりきれないのはわかるなぁ。 -
ネタバレ 購入済み
まだ
まだ世界観がはっきりしませんが、現代よりも少し文明は進んでいそうな近未来。
原爆のようなものが投下された後の世界で生き残った少女二人の物語。
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紫式部文学賞
星3.5
角野栄子の自伝的小説だが、ブラジルに渡った動機などはwikiの経歴とはだいぶ異なり、自発的に自分の生きる道を探した結果というように書かれている。
戦後の東京の復興する様子が細かく書かれており、例えば繁華街の表通りでは少女が憧れる華やかな物品が並んでいるが、そのすぐそばでは、雑多な闇市に人々が群がっている。
そして、好奇心旺盛だが、何事にも一生懸命になれず、難しいことをすぐに放り投げてしまう中途半端なイコの心情が私自身を見るようで親近感がわく。
また、良家の子女が集まる私立の女子中、高の少女たちのふるまいや言葉遣いが時代を感じさせて興味深い。
今日マチ子さんの表紙が好み。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ受験勉強や習い事に忙しい小学生が、本当に夢中になれるものに出会う物語、というあらすじに惹かれて読む。子供がピアノに惹かれるって、どうしたらなるの?って、仕事柄気になった。
ピアノ・ピアーノはイタリア語で「あわてず、ゆっくり、少しずつ」といった意味があるのだそう。
文章は、取ってつけたような、何だか硬いものだったが、素直で、言いたいことが直に伝わってくる本だった。
駅に置かれているピアノ。人によって賛否両論あると思う。私は正直あまり好きではない。ここではそれは置いておいて、駅ピアノでピアノの練習ができるっていうのが、まぁ、非常識ではあるけれど、羨ましい環境だなと思った。今は電子ピアノばかりで -
Posted by ブクログ
戦後、外国に憧れる普通の女の子の移ろいを描いた作品。自分が何をしたいのかわからない、モヤモヤしていて、自分のお役目を目つけられないままのらりくらりと生きていく姿にすごく共感できる。
モヤモヤを晴らす果てない旅、という意味では「耳をすませば」に少し似ているかなぁ。
戦後の鬱々とした感じや、社会主義を連呼する教師がいたり、外国には簡単には行けなかったり、女子が大学を目指すのも数名という現代とはかなりギャップのある世界観で面白い。
演劇をやって人生を謳歌するおチヨさんや、留学の夢も叶えた優秀なトンちゃん、高校を1度辞めてから大学へ挑戦する前川さんなど、魅力的で輝いていて、我々の何倍も考えてがむし -
Posted by ブクログ
病気療養中に自分と向き合う話でした。
勝手に想像してたものとは違ったけれど、がむしゃらしてたなら一旦立ち止まってみる時間は必要なのかも、と思えた良い本でした。
生活の保障はあるのでこの方法を100%取り入れるのは難しいけれど、淹れたお茶を温かいうちに飲む、というのはこんなに忙しくなくてもやってないな…と思ったので意識してみます。
独身なので会社の女の子たちのモヤモヤもわからなくはない。それを言っちゃあ終いだ…持ちつ持たれつでやってこう、となります。お互い様だ。
わたしは今日マチ子さんの絵はカラーで見たいんだなぁと思いました。自分にびっくりです。 -
Posted by ブクログ
☆3.5 徹底的な男性性の排除でのきらきらは過剰すぎやしないか
『編集とは何か。』(星海社新書)に、「cocoon」の秋田書店の担当編集者だった金城小百合へのインタヴューが載ってゐる。
金城といふ苗字のとほり、沖縄のかた。
インタヴューによると、当時まだ20代の若手だった今日マチ子は、ひめゆり学徒隊の話を引き受けるのに躊躇した。しかし金城が作家の描く描かないの決意表明のまへに、先に沖縄につれていって取材をさせ、金城の叔父の家に泊めて、もてなしもした。
つまり、編集者が「引き返せない」やりかたまでさせた作品なのだ。
そしてこの「cocoon」が、今後の作者の方向性を決定させもした。
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