今日マチ子のレビュー一覧
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今回の手塚治虫文化賞の新生賞を受賞したので読んでみた。3.11以降のアナザーワールド的な作品で、暖かいような残酷なような、考えさせられる内容だった。それはおそらく未だ抱えていて、目をそらしてはいけないからだと思う。Posted by ブクログ
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なんとなくタイトルに惹かれて購入しました。
近い未来、クローン。どちらがほんものでどちらがにせもの?
死にたくないけれど死ななければならない。
殺したくないけれど殺したい。
親殺しはもともとインプットされている、というのはオディプス・コンプレックスをさすのだろうか。Posted by ブクログ -
みつあみの神様同様の近未来作品。こちらはクローンを扱ってます。コピーがオリジナルに入れ替わるというのは古典的なテーマだけど、双子もからんで一層複雑に。一件落着のようなエンディングで、最後の発言がシュールでした。Posted by ブクログ
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ほのめかしばかりで物足りないところもあるが、それはそれでこのくらいでよいバランスの小品なんだろう。
コクーンといいアノネといい、こういう作風がよい。
かわいい包装を解いてみれば飴玉ではなくグロテスクや不吉の塊がごろんと入っている。Posted by ブクログ -
今になって、戦争の話を見聞きすると、考えることが多い。子どもの頃は、平和な環境はずっと続くと信じてた。でも今になって、大人になっても人は間違えるっていう事実を肌で感じている。だからこそ。Posted by ブクログ
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言葉の無い、男の子と女の子の振る舞いにドキドキする。
1とは違ってオールカラー。
1話ずつ、どんな意味が込められているか探るのも楽しい。
たまに、夢のような、つかみどころの無いものもある。
まぁとにかくドキドキするんだ。Posted by ブクログ -
これに挑んだことはすごい、とは思うのだけれど、
やっぱり作者が重すぎる題材に飲み込まれてしまったように感じる。
本当に「繭の中」に篭ってしまいたかったのは、
実はこの辛すぎるひどすぎる「現実」のテーマに向き合おうと懸命にもがき苦しんだ、作者自身だったのかも。Posted by ブクログ -
前作の「センネン画報」の方が好き。
意味の分からない話がチラホラ。
僕の中では「夢」のような話。
ずーっと意味を考えていたけど、答えが見つからない。
暫くしたらまた覗いてみようかな。
そんな感じの内容です(笑)Posted by ブクログ -
相変わらず透明な世界観。
水の中でたゆたうは人間の生の起源を考えるととても自然な流れと感じる。
そばで見守っている猫嬢ムームが羨ましい。
さよならドラえもんが好き。Posted by ブクログ -
ウェブ上に上がってるのは全部読んだ。
高校生の恋愛をさっぱりと描く。
大した話じゃないし詩も別にうまくないんだけど、ストレスがかからずに心にすっと入ってくる絵のせいでなんだかんだ読み進めてしまう。ちょっとした暇つぶしに最適。Posted by ブクログ -
前半から未来に行くまでの描写がすごく好き。
あとラストシーン、緑がばっと生えるシーンと、失恋でもしたような顔。
タイムスリップものってだいたい最後片っぽが忘れてしまうオチが多いので、ミライが忘れてしまわないで覚えてるっていうのがけっこう良かったな、と思いました。Posted by ブクログ -
モーニング公式サイトで連載中のオールカラーマンガ。いわゆる少女マンガとは一線違うドライな質感で、淡いパステルの色使いと細い線、ラストひとコマのストンと落ちる感じが独特でいいなあ。気になってます。Posted by ブクログ