加藤元浩のレビュー一覧

  • 奇科学島の記憶 捕まえたもん勝ち!

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    良質なミステリ(&国際社会派&民族文化系)マンガ、『Q.E.D.』『C.M.B.』シリーズの漫画家・加藤元浩さんの、ミステリ小説第三弾。

    だんだん小説としての体裁が薄れてきていて、マンガのプロット書きみたいになっていた。文章というよりはト書きのようなwww

    お話し自体は、やっぱりおもしろかった♪
    今回は加藤元浩さん本領発揮♪

    江戸時代に島流しの流刑地のひとつであった、奇科学島が舞台。
    流刑人のお世話をしていたかつての庄屋が、今も島を代表する権力者。その一族が殺されていく。
    しかも、60年前には、この島で誤解によるリンチ殺人も起こっており、今回の連続殺人は、その呪いだと島の人々は恐れて口が

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    2025年06月05日
  • 量子人間からの手紙 捕まえたもん勝ち!

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    ネタバレ

    アメリカと日本で起こる3つの密室殺人、フーダニットとハウダニットの両方と「Q.E.D.証明終了」の作者らしく量子学の蘊蓄を楽しめるものの、警察上層部の主人公に対する嫌がらせが終始酷くてかなりストレス。事件が解決しても連中の責任は不問で更にストレス。

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    2025年03月27日
  • Q.E.D.―証明終了―(46)

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    ネタバレ

    「巡礼」が大傑作だと聞いたので、シリーズを何も知らずにこの巻だけ読んだ。
    確かにそういうのが好きそうな人が好きそうな話だった。
    でも、まあ、凶悪事件の被害者遺族の感情を得体の知れない深淵として(そのまわりを巡る人々の人生とともに)描くというもので、慈愛とか憎悪とか赦しとか怒りとか祈りとか、建てつけが大振りなので、あんまし刺さり切りはしなかった。名作だとは思うけど。
    併録の「失恋」も結構良かった。
    いずれにしても、短篇ってどんな内容だろうがまとまりよく(後味良く?)終わろうとする傾向にあるようで、それがいい軽さ、薄さに繋がっていると思った。

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    2025年02月24日
  • ナゾノベル 数は無限の名探偵

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    5人の作家さんがそれぞれ数字とか数学にまつわる謎をからめて事件を解決するお話。

    ・事件÷出汁=名探偵登場 はやみねかおる
    文化祭で3種の料理を作ることになり試作をしてみる。しかし味見の段階で味が変わっていることに気付き、誰かの悪戯だと思われる。犯人をつきとめる話。

    ・盗まれたゼロ 向井湘吾
    朝起きると時計やテレビの時間表記がいつもと違う。数字の表記がことごとく違う世界になってしまった謎を解き明かす話。

    ・引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理 井上真偽
    都市伝説的呪いにかかってしまったクラスメイトの女の子。その子を助けたい気持ちで、引きこもりの姉とともに呪いをかけた犯人を探す話。

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    2024年12月28日
  • ナゾノベル 数は無限の名探偵

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    はやみねかおる、向井湘吾、井上真偽、青柳碧人、加藤元浩 5人による、数学をテーマにした児童向けの推理小説5編。

    この5人のお話が一冊に入っているって、かなりすごいことではと思う。
    ただ、数学がニガテで頭の中から出してしまっているためか、読んでも頭に入ってこないところが…。数学の理論などは飛ばして読んでしまった。
    個人的には井上真偽さんと青柳碧人さんのお話がおもしろかった。
    それぞれのキャラクターも味がある。
    「数学は魔法」という観念はなかったなぁ。
    そうやって考えてみたら、学生時代にもっと興味を持って数学に向かえたかも。
    確かに、「数は無限の名探偵」だ。
    数学に悩む前の小学生、中学生にぜひ

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    2024年10月13日
  • ナゾノベル 数は無限の名探偵

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    よくあるアンソロかなと思ったら居並ぶ作家がだいぶガチだなと読んでみました。結構ちゃんと想定読者層に分かるレベルの算数の知識が謎を解くカギになってるのは好感。あまり見ない感じの数学知識を使ってきた井上真偽「引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理」が面白かったかな。

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    2023年12月26日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(24)

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    「ナッシュ均衡と球技大会」、「7つの事実」収録。

    「7つの事実」のトリックが強引に感じる。犯人凄い早業。

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    2023年05月04日
  • ナゾノベル 数は無限の名探偵

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    子供が数学に興味持ってくれるといいなと思って購入しましたが、どうでしょう。
    トピックとしては循環少数が、読み物としては引きこもりねーちゃんのお話が好きな私は、来年2023年が7x17x17に因数分解出来る事に気がついて、割とシンプルな形に嬉しくなっています。素数っぽいと思ったのに。

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    2022年12月27日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(23)

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    『同化』
    まさかこういうオチ?いやさすがにそれはないだろうな、と思ってたオチだった。

    『形式的真実』
    オチは良かったけど、途中の白い車の件が何だかなと思った。

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    2022年12月10日
  • 捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書

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    ネタバレ

    展開は早いし、キャラは魅力的だし、さすがは漫画家といったところ。

    だが、ミステリとしてはやや単純。
    「トリックを解くと間違った犯人へと導かれる」という構図は面白いものの、物足りなさは残る。

    「小説でしかできないことをやった」とあらすじには書いてあるが、これは漫画でもできるのではないだろうか...まぁ、書きたかったんならそれはそれでいいけども。

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    2022年03月21日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(1)

     

    購入済み

    トリックと人間描写

    マサチューセッツ工科大を15歳で卒業後、日本の高校に入学した燈馬想と、水原可奈が事件に挑む。
    トリックと人間描写を一話読み切り形式で堪能できる「Q.E.D.」、ここに再起動。
    描き下ろし含む2話収録。

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    2021年10月22日
  • 空のグリフターズ ~一兆円の詐欺師たち~(2)

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    さすが、荒唐無稽!!
    本格的にド派手になってきた!
    「ロケットマン」のときもそうだったけど、加藤元浩さんは、大風呂敷広げるときはホント半端ない!
    アクションシーンについては、突っ込んじゃいけません。ハリウッド映画と同じ。絶対死なないんです!
    「すっげー」と爆笑しながら読もう。

    いよいよ本丸ターゲット、ガブリエル登場。
    頭脳戦は風月vsガブリエルで、肉弾戦と人情味は空&陸。
    がんばれ~。
    風月はガブリエルと因縁ありそうだから、そっちの解明も楽しみです。

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    2021年10月16日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(20)

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    今回は、なんかフランス文学的な短編2つ。
    哲学的で(真実に価値はあるのか?)、ちょっと不条理。
    加奈ちゃんがアメリカ語学短期留学とか、今さら感が(笑)
    当然、めちゃくちゃ役に立つためインターンシップ扱いにしてもらえました。

    「ファクト」
    「贋作画家」

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    2021年10月16日
  • 奇科学島の記憶 捕まえたもん勝ち!

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    ネタバレ

     孤島、密室連続殺人、旧家で資産家の一族、60年前の呪いと横溝正史テイストが満載か。七夕菊乃が活躍するシリーズ第3作。巻が進むにつれて、小説としての完成度が上がってきていると思える。ページ数も増えているのだが、それを感じさせないストーリー展開。ただ犯人がひねりがあるとはいえ、横溝正史的(?)すぎるんじゃないか。

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    2021年04月10日
  • 奇科学島の記憶 捕まえたもん勝ち!

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    ネタバレ

    異常に凝った見立て殺人が連続して起こる、七夕菊乃シリーズの第三弾。この手のお話は何よりWHYで、見立てを犯人がした動機に説得力があるかで評価が決まる気がするが、その点では及第点以上。意表をついてるし、おもしろい。

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    2021年02月28日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(45)

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    ネタバレ

    完結。
    森羅が前巻から巻き込まれていた事件はあっさり解決。まあ、ほとんど終わってたし、追加項目という感じ。
    最終話がよかった❗
    あえてネタバレだが、大人になった龍樹と森羅の再会がステキだった。ふたりとも、ひとりでやり遂げる時間が大切だと思っていたのね。
    この2人らしい呑気で気長なロマンス!
    こういう終わりかたは想像していなかったので、とても楽しくて嬉しかった❗
    こんなステキな地球から森羅がいなくなるわけないじゃない。
    いい言葉でした!

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    2020年10月16日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(15)

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    当主が亡くなった名家の遺産相続の立会人に何故か新人弁護士が指名されて、想と可奈が付き添いを依頼される「その世界」

    パラレルワールドの未来、高性能AIが当たり前になった日本でロボット暴走の謎を探る「人がまだ見ることができない」

    収録。

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    2020年03月07日
  • Q.E.D.―証明終了―(2)

    購入済み

    全50巻だけなことはある

    3巻まで読みました 漫画だから仕方ないとこもあるでしょうが 論理展開の道筋についていけなかったです
    流され感を抱きつつ 勢いに任せて読んでしまうのがいいんでしょう
    とは言え面白いのはキャラが好感持てるからかな
    知的好奇心は刺激されるし さすが長期連載なだけはあると感じました

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    2020年02月16日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(42)

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    ネタバレ

    顔がでかくて、首が太くて、脚が短くてちょっとずんぐりむっくりな感じする頑丈な体をしてるのがジャガーです。

    月下美人めっちゃ良かったね。
    いい、とても。

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    2019年10月23日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(41)

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    インスタグラム殺人…
    そういやユーチューバーはまだテーマになってないな
    組み込むの難しそうだけど

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    2019年06月18日