加藤元浩のレビュー一覧
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良質なミステリ(&国際社会派&民族文化系)マンガ、『Q.E.D.』『C.M.B.』シリーズの漫画家・加藤元浩さんの、ミステリ小説第三弾。
だんだん小説としての体裁が薄れてきていて、マンガのプロット書きみたいになっていた。文章というよりはト書きのようなwww
お話し自体は、やっぱりおもしろかった♪
今回は加藤元浩さん本領発揮♪
江戸時代に島流しの流刑地のひとつであった、奇科学島が舞台。
流刑人のお世話をしていたかつての庄屋が、今も島を代表する権力者。その一族が殺されていく。
しかも、60年前には、この島で誤解によるリンチ殺人も起こっており、今回の連続殺人は、その呪いだと島の人々は恐れて口が -
Posted by ブクログ
ネタバレ「巡礼」が大傑作だと聞いたので、シリーズを何も知らずにこの巻だけ読んだ。
確かにそういうのが好きそうな人が好きそうな話だった。
でも、まあ、凶悪事件の被害者遺族の感情を得体の知れない深淵として(そのまわりを巡る人々の人生とともに)描くというもので、慈愛とか憎悪とか赦しとか怒りとか祈りとか、建てつけが大振りなので、あんまし刺さり切りはしなかった。名作だとは思うけど。
併録の「失恋」も結構良かった。
いずれにしても、短篇ってどんな内容だろうがまとまりよく(後味良く?)終わろうとする傾向にあるようで、それがいい軽さ、薄さに繋がっていると思った。 -
Posted by ブクログ
5人の作家さんがそれぞれ数字とか数学にまつわる謎をからめて事件を解決するお話。
・事件÷出汁=名探偵登場 はやみねかおる
文化祭で3種の料理を作ることになり試作をしてみる。しかし味見の段階で味が変わっていることに気付き、誰かの悪戯だと思われる。犯人をつきとめる話。
・盗まれたゼロ 向井湘吾
朝起きると時計やテレビの時間表記がいつもと違う。数字の表記がことごとく違う世界になってしまった謎を解き明かす話。
・引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理 井上真偽
都市伝説的呪いにかかってしまったクラスメイトの女の子。その子を助けたい気持ちで、引きこもりの姉とともに呪いをかけた犯人を探す話。
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Posted by ブクログ
はやみねかおる、向井湘吾、井上真偽、青柳碧人、加藤元浩 5人による、数学をテーマにした児童向けの推理小説5編。
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この5人のお話が一冊に入っているって、かなりすごいことではと思う。
ただ、数学がニガテで頭の中から出してしまっているためか、読んでも頭に入ってこないところが…。数学の理論などは飛ばして読んでしまった。
個人的には井上真偽さんと青柳碧人さんのお話がおもしろかった。
それぞれのキャラクターも味がある。
「数学は魔法」という観念はなかったなぁ。
そうやって考えてみたら、学生時代にもっと興味を持って数学に向かえたかも。
確かに、「数は無限の名探偵」だ。
数学に悩む前の小学生、中学生にぜひ -
購入済み
全50巻だけなことはある
3巻まで読みました 漫画だから仕方ないとこもあるでしょうが 論理展開の道筋についていけなかったです
流され感を抱きつつ 勢いに任せて読んでしまうのがいいんでしょう
とは言え面白いのはキャラが好感持てるからかな
知的好奇心は刺激されるし さすが長期連載なだけはあると感じました