加藤元浩のレビュー一覧

  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(21)

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    ネタバレ

    安定の21巻。

    ・『冬木さんの一日』
     『C.M.B.』は、『Q.E.D.』と違って、必ずしも刑事犯罪系を扱わないので、あまり人死にもなく、ほのぼのと読めます。
     その特徴的な作品の一つでしょう、これは。
     ちょっとした不思議を楽しむ心は、人生を豊かにするよね。

    ・『湖底』
     といったそばから犯罪系のお話で、人が死んでますが。
     真相の瞬間のページ、一瞬、「楽しそう」と思ってしまった。

    ・『エルフの扉』
     これこれこれこれ、かっこいいなあ、エルフの扉。
     こういうファンタジーが、日本にも残ってるところはあるんだろうけど、ちょっとさすがに夢がなくなりかけてるよね、日本。
     DSとかPSP、

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    2012年10月20日
  • Q.E.D.―証明終了―(43)

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    ネタバレ

    日本のミステリの中で、一番好きかもしれない。

    安定の43巻。

    ・『検証』
     今すぐにでもテレビドラマで作れる。
     間違いなく良作。
     無駄がなく、スッキリ終わることのできる作品。

     2時間ミステリー枠で、2ヶ月に一回くらい、『Q.E.D.』やればいいのに。
     自分がプロデューサなら、きっとそうする。
     ついでに、燈馬くんと可奈ちゃんは、固定にしない。
     半年~一年で、交代制にする。
     →話題になりやすいように、また、マンネリ防止。

    ・『ジンジャーのセールス』
     わはははは!
     これは見事!
     騙された上に、心がほっこりするとか、ミステリの鑑です!





    (以下、若干のネタバレご容赦

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    2012年10月20日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(21)

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    まうすがーるさんのお話良かった。
    少なくともお母さんは存命のようだけど、何故こんな生活してるんだろう。

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    2012年10月20日
  • Q.E.D.―証明終了―(42)

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    『エッシャーホテル』、『論理の塔』収録。

    エッシャーホテル面白かったけど、黒住にはちゃんと罰を与えたいですね。

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    2012年09月08日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(20)

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    C.M.Bのほうはどちらかって言うと推理よりも背景の考証を進めていける作品。今回はデューラーの「犀の版画」と至準化石だろうかね。
    アンモナイトだったり、ビカリア、ナウマンゾウも至準化石らしい

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    2012年08月13日
  • Q.E.D.―証明終了―(41)

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    ネタバレ

    番外編も出ている非常に興味深いマンガ。
    一冊に2つの話。謎解き。もぉ、止まりません。
    一気に読むのは止めましょう…
    未だに続き物です。

    1904年に出された『ポアンカレ予想』は2006年に証明された。
    これも驚きの事実だけど、そんな予想を出してたポレアンカ氏は一体どんな人だったんだ?

    30巻目の『犬の茶碗』はお見事。古典的にもきちんとしていて好きなお話です。

    燈馬くんの『数学は真実に近づく強力な武器だ』の一言はスゴイです。
    ある意味、今の私の中ではかなり強力なコメントですから。

    32巻の『マジック・マジック』で加奈ちゃん大活躍でこちらもニヤリ。
     『レッドファイル』ではブラック・ショー

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    2012年06月26日
  • Q.E.D.―証明終了―(41)

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    『バルキアの特使』、『カフの追憶』どちらもおもしろかった!
    特に『バルキアの特使』が。
    小国の革命の後、逃げてベルギーに逮捕された元大統領を自国での裁判に持ち込むために、協力を依頼されたトーマがなんと森羅と対決することになるC.M.Bとのコラボ企画。
    C.M.Bの方には森羅視点の話が載ってるそうなので、そっちも読みたいです。

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    2012年02月29日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(19)

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    銀座夢幻亭の主人/夜にダンス/大統領逮捕事件

    Q.E.D. と 頭脳対決コラボ 一つの事件をこちら側からとあちら側からで描き分ける。面白い趣向でした。

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    2012年02月24日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(19)

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    …その燈馬くんサイドではわからなかった全容をこれで完全に補うことができます。
    面白かった!
    森羅にとっても燈馬くんの存在というのはすごく大きいんだけど、森羅にしかできないやり方というものがあるんだと再認識。
    静の燈馬くんに対し動の森羅。
    今後少しずつ経験つんで大きくなっていくんだろうなと思ました。
    またのコラボを期待します!

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    2012年02月19日
  • Q.E.D.―証明終了―(41)

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    今回は2本とも当たりでした。
    その中でもやはりコラボ!以前もコラボありましたがそのときはお互いの登場も少なかったしちょっとした協力程度だったけど今回は国を背負っての敵対関係として活躍!
    燈馬くんサイドでは全容を知ることができないので残念…と思ったのですが。
    もう一本はいつもと少し毛色が違ったかなと思いました。内容も面白かったけど燈馬くんと可奈ちゃんのやりとりが好きだったな。
    昔も何が食べたいか聞いた話があったけど今回は具体的に答えてたり、より人間らしくというのも変だけど年相応の子に近いように変わってきているように見えたのが細かいことだけどいいなあと思ったものです。

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    2012年02月19日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(19)

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    東ヨーロッパの小国バルキア共和国の独裁者・スワミがベルギーは逮捕した。「国際人道法」に違反した罪で、スワミは罰せられなければならない。
    しかし、バルキア共和国は自国の安定の為にも独裁者は自身の手で裁かなければならないと、身柄の引き渡しを要求してきた。
    舞台は国際司法裁判所、バルキア共和国側の代理人は……従兄弟の燈馬想だった。

    著者のもう一つの作品「Q.E.D」との2回目のコラボレーション作品。
    国際司法裁判所を舞台にした国と国のエゴのぶつかりをスマートに描き出しています。
    特に国際司法裁判所で燈馬、森羅がそれぞれの立場で、自国の正当性を主張するシーンはゾクゾクします。

    「Q.E.D」はミス

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    2012年02月18日
  • Q.E.D.―証明終了―(41)

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    良質のミステリを提供し続けるQ.E.Dの第41巻。
    東ヨーロッパの小国バルキア共和国の独裁者・スワミがベルギーで逮捕された。「国際人道法」に違反した罪で、ベルギーは裁判を開くという。
    しかし、バルキア共和国は自国の安定の為にも独裁者は自身の手で裁かなければならない。
    舞台は国際司法裁判所、ベルギー側の代理人は……従兄弟の榊森羅だった。

    著者のもう一つの作品「C.M.B」との2回目のコラボレーション作品。
    国際司法裁判所を舞台にした国と国のエゴのぶつかりをスマートに描き出しています。
    特に国際司法裁判所で燈馬、森羅がそれぞれの立場で、自国の正当性を主張するシーンはゾクゾクします。

    もう一編は

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    2012年02月18日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(19)

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    3編収録。

    うち一編は、兄弟マンガ『Q.E.D.』とのコラボ企画。

    『銀座夢幻亭の主人』。

    バーとかキャバクラとかいうところには、ほとんど行ったことがないです。

    文壇バーとか、憧れですが、ちょっと個人でいくには敷居が高いです。

    キャバクラなんて、おねえちゃんと話すことがないです。

    でも、銀座夢幻亭。

    ちょっと昭和レトロが、よさげです。

    特筆すべきは、この話の中で、いわゆる都条例について取り上げていることでしょうか。

    はてさて、未来はどこに向かうのやら。

    『夜にダンス』。

    いいですね、タイトル。

    「夜歩く」みたいで。

    モノの考え方、というのは詭弁を弄することでいかように

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    2012年02月17日
  • Q.E.D.―証明終了―(41)

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    一番好きなミステリコミック。

    もう41巻。

    2編収録で、一編は、『バルキアの特使』。

    もう一つの連載マンガ、『C.M.B.』の主人公、森羅とのコラボです。

    しかも、法廷闘争とくれば期待しないわけにはいきません。

    しかしまあ、この一連の想vs森羅の話で、一番面白かったのが、

    可奈&たつき無双という。

    いや、二人並んでる時点で無双じゃないんですけど、もういいじゃないですか。

    この二人で軍隊ですよ。

    軍隊並みじゃなくて、軍隊以上です。

    惚れるわ。

    ネタでも馬鹿にしてるのでもなく、大好きなんですよ、この二人。

    同時収録のもう一編は、『カフの追憶』。

    これは、最後のネタはわかり

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    2012年02月17日
  • Q.E.D.―証明終了―(40)

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    『四角関係』
    トリックはともかく、人間模様がおもしろい話でした。


    『密室 No.4』
    聞いてみると単純なんだけど、「なるほど」と思わされるトリックでした。
    蝋燭には引っかからなかったし、あの3人のうちの誰かだろうとは思ったんだけどなー。

    だだ、どの道警察が捜査すればバレてたんじゃないだろうか。

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    2011年11月02日
  • Q.E.D.―証明終了―(37)

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    毎度知識と謎を適宜に与えてくれる良作だなあと思います。
    特に今回はアニマにぐっときました。
    どんなものにも作り手という存在があってこそ成り立つもの。
    与えられていることばかり考えていてそのものを作っている人たちのことというのは忘れがち。
    感謝して、大切に思う気持ちを忘れないようにしようと改めて思いました。
    そして、それありきの自分の意見を言う、というのも忘れてはだめだなーと思っています。

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    2011年10月27日
  • Q.E.D.―証明終了―(40)

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    「四角関係」のような恋愛の機微が絡むお話を燈馬くんが解決するたびに、大人になったね…と思ってしまう40巻です。今の彼は、もしかしたら自分の感情もこんなふうにスマートに整理できるのだろうか(できれば不器用でいて欲しい)
    書き下ろしが入ってるのは掲載紙休刊と移動の関係かな?

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    2011年10月26日
  • Q.E.D.―証明終了―(40)

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    ネタバレ

    ミステリコミックの金字塔。

    ・「四角関係」
    ・「密室 No.4」

    二遍を収録。うち、「密室 No.4」は、書き下ろし。

    「四角関係」の、犯人の最後のセリフは、これはすごい。

    今回は、単なる事件の関係者、というだけでなく、ちゃんとそれぞれの人物が描かれているので、四角関係が成立していくコミカルさが、より際立っていた。

    だからこその、この結末、いい感じです。

    「密室 No.4」は、なんだか某作家を思い起こしてしまうけど、たぶんモデルにしたわけでもないんでしょう。大丈夫大丈夫。いそうだけど、こんな人。大丈夫大丈夫。この物語はフィクションだから。

    殺人事件謎解きツアーって、一度くらいはや

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    2011年10月22日
  • Q.E.D.―証明終了―(39)

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    『ああばんひるず6号室事件』
    オチは皮肉が利いてて面白かったけど、"与田"は…。
    バレバレだった上に、あんまり意味が感じられなかったなー。



    『グランドツアー』も面白かったです。
    自殺ではなくそういう事だったとは。

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    2011年10月13日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(17)

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    ある程度の短さの中に、謎・謎解き・知識・謎が解決したときの爽快感+学園っぽい要素やコメディが詰まってて、毎回感動する。あとキーになる言葉も好き。「ウソは力を持ってる けど真実はウソにない価値を持つ ~『プリニウスの博物誌』より」

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    2011年06月20日