加藤元浩のレビュー一覧
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ネタバレ安定の21巻。
・『冬木さんの一日』
『C.M.B.』は、『Q.E.D.』と違って、必ずしも刑事犯罪系を扱わないので、あまり人死にもなく、ほのぼのと読めます。
その特徴的な作品の一つでしょう、これは。
ちょっとした不思議を楽しむ心は、人生を豊かにするよね。
・『湖底』
といったそばから犯罪系のお話で、人が死んでますが。
真相の瞬間のページ、一瞬、「楽しそう」と思ってしまった。
・『エルフの扉』
これこれこれこれ、かっこいいなあ、エルフの扉。
こういうファンタジーが、日本にも残ってるところはあるんだろうけど、ちょっとさすがに夢がなくなりかけてるよね、日本。
DSとかPSP、 -
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ネタバレ日本のミステリの中で、一番好きかもしれない。
安定の43巻。
・『検証』
今すぐにでもテレビドラマで作れる。
間違いなく良作。
無駄がなく、スッキリ終わることのできる作品。
2時間ミステリー枠で、2ヶ月に一回くらい、『Q.E.D.』やればいいのに。
自分がプロデューサなら、きっとそうする。
ついでに、燈馬くんと可奈ちゃんは、固定にしない。
半年~一年で、交代制にする。
→話題になりやすいように、また、マンネリ防止。
・『ジンジャーのセールス』
わはははは!
これは見事!
騙された上に、心がほっこりするとか、ミステリの鑑です!
(以下、若干のネタバレご容赦 -
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ネタバレ番外編も出ている非常に興味深いマンガ。
一冊に2つの話。謎解き。もぉ、止まりません。
一気に読むのは止めましょう…
未だに続き物です。
1904年に出された『ポアンカレ予想』は2006年に証明された。
これも驚きの事実だけど、そんな予想を出してたポレアンカ氏は一体どんな人だったんだ?
30巻目の『犬の茶碗』はお見事。古典的にもきちんとしていて好きなお話です。
燈馬くんの『数学は真実に近づく強力な武器だ』の一言はスゴイです。
ある意味、今の私の中ではかなり強力なコメントですから。
32巻の『マジック・マジック』で加奈ちゃん大活躍でこちらもニヤリ。
『レッドファイル』ではブラック・ショー -
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今回は2本とも当たりでした。
その中でもやはりコラボ!以前もコラボありましたがそのときはお互いの登場も少なかったしちょっとした協力程度だったけど今回は国を背負っての敵対関係として活躍!
燈馬くんサイドでは全容を知ることができないので残念…と思ったのですが。
もう一本はいつもと少し毛色が違ったかなと思いました。内容も面白かったけど燈馬くんと可奈ちゃんのやりとりが好きだったな。
昔も何が食べたいか聞いた話があったけど今回は具体的に答えてたり、より人間らしくというのも変だけど年相応の子に近いように変わってきているように見えたのが細かいことだけどいいなあと思ったものです。 -
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東ヨーロッパの小国バルキア共和国の独裁者・スワミがベルギーは逮捕した。「国際人道法」に違反した罪で、スワミは罰せられなければならない。
しかし、バルキア共和国は自国の安定の為にも独裁者は自身の手で裁かなければならないと、身柄の引き渡しを要求してきた。
舞台は国際司法裁判所、バルキア共和国側の代理人は……従兄弟の燈馬想だった。
著者のもう一つの作品「Q.E.D」との2回目のコラボレーション作品。
国際司法裁判所を舞台にした国と国のエゴのぶつかりをスマートに描き出しています。
特に国際司法裁判所で燈馬、森羅がそれぞれの立場で、自国の正当性を主張するシーンはゾクゾクします。
「Q.E.D」はミス -
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良質のミステリを提供し続けるQ.E.Dの第41巻。
東ヨーロッパの小国バルキア共和国の独裁者・スワミがベルギーで逮捕された。「国際人道法」に違反した罪で、ベルギーは裁判を開くという。
しかし、バルキア共和国は自国の安定の為にも独裁者は自身の手で裁かなければならない。
舞台は国際司法裁判所、ベルギー側の代理人は……従兄弟の榊森羅だった。
著者のもう一つの作品「C.M.B」との2回目のコラボレーション作品。
国際司法裁判所を舞台にした国と国のエゴのぶつかりをスマートに描き出しています。
特に国際司法裁判所で燈馬、森羅がそれぞれの立場で、自国の正当性を主張するシーンはゾクゾクします。
もう一編は -
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3編収録。
うち一編は、兄弟マンガ『Q.E.D.』とのコラボ企画。
『銀座夢幻亭の主人』。
バーとかキャバクラとかいうところには、ほとんど行ったことがないです。
文壇バーとか、憧れですが、ちょっと個人でいくには敷居が高いです。
キャバクラなんて、おねえちゃんと話すことがないです。
でも、銀座夢幻亭。
ちょっと昭和レトロが、よさげです。
特筆すべきは、この話の中で、いわゆる都条例について取り上げていることでしょうか。
はてさて、未来はどこに向かうのやら。
『夜にダンス』。
いいですね、タイトル。
「夜歩く」みたいで。
モノの考え方、というのは詭弁を弄することでいかように -
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一番好きなミステリコミック。
もう41巻。
2編収録で、一編は、『バルキアの特使』。
もう一つの連載マンガ、『C.M.B.』の主人公、森羅とのコラボです。
しかも、法廷闘争とくれば期待しないわけにはいきません。
しかしまあ、この一連の想vs森羅の話で、一番面白かったのが、
可奈&たつき無双という。
いや、二人並んでる時点で無双じゃないんですけど、もういいじゃないですか。
この二人で軍隊ですよ。
軍隊並みじゃなくて、軍隊以上です。
惚れるわ。
ネタでも馬鹿にしてるのでもなく、大好きなんですよ、この二人。
同時収録のもう一編は、『カフの追憶』。
これは、最後のネタはわかり -
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ネタバレミステリコミックの金字塔。
・「四角関係」
・「密室 No.4」
二遍を収録。うち、「密室 No.4」は、書き下ろし。
「四角関係」の、犯人の最後のセリフは、これはすごい。
今回は、単なる事件の関係者、というだけでなく、ちゃんとそれぞれの人物が描かれているので、四角関係が成立していくコミカルさが、より際立っていた。
だからこその、この結末、いい感じです。
「密室 No.4」は、なんだか某作家を思い起こしてしまうけど、たぶんモデルにしたわけでもないんでしょう。大丈夫大丈夫。いそうだけど、こんな人。大丈夫大丈夫。この物語はフィクションだから。
殺人事件謎解きツアーって、一度くらいはや