上田健次のレビュー一覧
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毎回ほっこり+文房具うんちくで
楽しませてくれるシリーズ第7弾です。
「道具箱」私も百均のだけど使ってます。
席を移動して仕事するのに持って動くから。
どの席にも、ちゃんとハサミとかあるけど
自分の使い慣れたやつが結局ラクなのよ…。
ベテラン社員さんの「ファイル」の話もいいな。
この人はちゃんと自分で作ったファイルを
活用できているのがすごいです。
何のために作ったのかわかってないと
こんなふうには活用できなさそう(反省)
運動会とかで紅白の花を作るアレ。
「フラワーペーパー」って言うんですね。
「スケッチブック」に「多機能ペン」
どの道具にも使う人のドラマがある。
さて、硯ちゃんと良子ちゃんの結婚準備は
ちょっとだけ前進したみたい。
次巻あたりで式が執り行われるかな。 -
Posted by ブクログ
銀座にある、老舗文房具店「四宝堂」
店長を務める「宝田硯」を主人とした、このお店には今日も様々な想いを持った人たちが訪れる。
このシリーズも7作目とあって
ほんの数頁で、世界に惹きこまれる。
5作の短編の中で「フラワーペーパー」という
昔お世話になった方へ想いを馳せる物語が心に残った。
今は、校長先生となった主人公が中学生の時に出会い心を通わせ、現代の自分の礎となった言葉をくれた方を思い出し、「フラワーペーパー」を手に取り現代の自分へも活かしていく。
私自身が忘れているようなことを文房具をきっかけに思い出す。なんてことが、あったら素敵だなーと過去の自分に期待してしまう。そんな1冊だった。
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文房具なんて珍しいテーマだなあと読み始める。とは言っても、文房具ががっつり主題になっているわけでもない。登場人物たちの物語を開ける扉として文房具は存在している。作品の中でも触れられていたように、文房具は私たちのすぐそばに溶け込んでいるようだ。
思い返せば、小学生のときは消しゴムや鉛筆で遊んでばかりいた。それらは毎回退屈な授業をやり過ごすための手遊びの道具にすぎなかった。ボールペンを分解してみたり、鉛筆を彫刻刀で削ってみたり。バトル鉛筆なんかも流行っていた気がする。休み時間になれば、「消しピン」という、消しゴムと消しゴムをぶつけ合って机の上から落としあう遊びに興じたりもした。
当時はそれが当たり前だったが、今思えば勉強道具でありつつ遊び道具でもあった。ときには願掛けの道具でもあった。
好きな人の名前を消しゴムに書いて誰にもバレることなく使い切れば両思いになれる。そんな迷信を信じ、ひたすらに消しゴムを机の上に擦り続けた。摩擦で消しゴムは熱くなり、真っ白な消しカスばかりが溜まっていった。
好きな人の名前の文字数と自分の名前の文字数分だけシャーペンの芯をカチカチ出して、折れることなく使い切れば両思いになれるというのもあった。大好きな人の名前を唱えながら、丁寧に芯を出す。部屋でひとりそんなことをしていると少しこそばゆくなった。芯を折らないように真っ白な紙を黒く塗り潰した。しかしなかなか芯は短くならず、結局諦めてしまったと記憶している。
文房具は時代と共に形を変えるらしい。今の子たちは文房具をどのように扱っているのだろうか。タブレットのようなデジタル授業が普及した昨今、鉛筆のようなアナログな道具はだんだん少なくなっていくかもしれない。そんな変化に少しの寂寞感は否めないものの、新しい文房具との出会いを思うと少しワクワクする。 -
Posted by ブクログ
なんとこのシリーズ、もう6弾なのです。
文具って誰もが必ず何かしら使う物だから思い出がある物も多いのでしょうね。
しかし、聞きなれないブランドのノートやペンの話が出てくると検索して『ああ、これかぁ』などと思い、欲しくなったりしています。
今回は店主の硯ちゃんだけではなく周りの人々の優しさに涙ぐんでしまう話もありました。
安定の温かいお話しばかりでした。
(Word)
・客側が意識して良い店にしていくことが大切だと思うんだ。客側が気遣いと言うかマナーを自然に守って、はじめて一流の店と呼ばれると思うんどけどね。
・知ったかぶりは損をしますよ。知らないことを知らない、分からないことを分からないと素直に言える人ほど、真に強い人はいません。だって、知らない、分からないと認めれば、大概の人は親切に教えてくれますからね。そして教えてあげた人には誰だって親切にしたくなるものです。
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最近人気の作家が、警察の食について書いた小説。編集社に勤める主人公が担当する、警察の部内誌の食レポコーナーを取材をしながら作り上げていく形式になっている。「カツ丼」「のり弁」「ナポリタン」「から揚げ」「カレーライス」が取り上げられ、食事を紹介する警察官とともにエピソードを通じて警察組織についても知ることができた。小説なので、すべてが事実ではないのかもしれないが、面白く読めた。実際に、このような企画があって写真を添えて紹介していけば、人気になるように感じた。
「ハコ長などと呼ばれる交番の責任者は原則として警部補以上でないとなれません」p187
「警部に上がるための試験を『警部試験』と言いますけど、これが厳しいんです。警部補試験もまあまあ熾烈ですけど、警部試験は別格です。まず予備試験というものがあって、合格率は15%ほどです。この予備試験に受かった人だけが筆記試験と面接に相当する口述・術科試験を受けることができるのですが、その合格率は約25%。予備試験受験者を分母として考えた場合の最終的な合格率は4%弱です」p188