上田健次のレビュー一覧
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ネタバレ新社会人になる息子への就職祝いに悩む夫婦を描いた『道具箱』。
久方ぶりに単身赴任から戻った中年の営業社員が現在の社内の動きに着いて行けず苦戦する『ファイル』。
硯と良子の中学時代の担任で現校長のお花紙にまつわる思い出『フラワーペーパー』。
四宝堂を訪れたテレビ局のリサーチャーが若きAD時代の思い出を語る『スケッチブック』。
硯の元職場のホテルのベテランバーテンダーが硯に祖父・硯水の面影を見る『多機能ペン』。
5話を収録したシリーズ第7弾。
『ファイル』は頑張ってきた営業社員が報われる話でよかった。身につけてきた技術は裏切らないんだなぁと思う。
『フラワーペーパー』で登場するお花紙が懐かしい。小学校中学校で作ったなぁ。初めの蛇腹折る時に気づいたら偏ってて始まりと終わりが合わなくなっていた記憶。
『多機能ペン』は特にそうなんだけれども、このシリーズ読んでると知らない文房具って色々あるんだなって思う。マルチ8なんていうものがあることは知らなかった。多機能ペンっていうと多色ボールペンかと。 -
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【あらすじ】
老舗のライフスタイル雑誌〈Comme moi〉の看板コラム「ほっとひといき」を担当することになった嵐凪は30歳。
それぞれの分野で活躍する人々がほっとする時間について取材をするのが仕事だ。
テストドライバーや料理研究家、マジシャンにコンコルジュなど仕事に誇りを持つ人々がほっとする時間とは ———?
【感想】
『銀座四宝堂』シリーズの上田健次さんの新刊は雑誌編集者が主人公。
凪ちゃんが出会う取材対象の人たちは職業も年齢もバラバラで、そこもまた興味深く読ませていただきました。
最後のお話には別作品の登場人物が登場するというサプライズもあり、上田作品ファンにはたまらない作品になっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレほっこりするお話の短編集でした。
中でも万年筆と大学ノートはとても良かったです。
万年筆は複雑な家庭で生まれた思いを素直に伝えるような人間らしさが良かったです。
大学ノートは初な恋愛が描かれていて、とても微笑ましく、繊細な心へのフォーカスの当て方がとても良かったです。
それと全体的に丁寧で
品のある印象を受けました。
対人関係への丁寧さはもちろん、
スナックの話で出てくる手帳の使い方、
鮨店で出てくる調理器具への接し方など、
ものへの丁寧さも伝わってきてよかったです。
自分も少し背伸びして良い手帳とか買ってみたいなと思いました。
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Posted by ブクログ
ロディアのノートの描写とか、
あぁ、その感じわかる。
黄色い罫線で。ミシン目でね。
破って捨てたいけど、なんとなく裏が勿体無いきがして、計算式とかで使ってから捨てる。
笑
わたしだけか?
文具にまつわるお話が、小ネタみたいに出てくるのがなかなか面白いし、
文具好きは、やたら引き出し好きなのかなぁ。
憧れる、木の引き出しで、たくさんの引き出しがずらーーーーっと並ぶ光景に。
あぁ、たまらん。
重厚な机ってのもねぇ。
たまらないけど、重い椅子はダメね。
動かしづらいと、こう場所がなかなか決まらないと、書きづらい。
そんな文具好きあるあるが溢れた本なんだけど、
短編だし、せっかくなら全編通して伏線で繋がるくらいは欲しかったなぁ。
なんか短編には惜しいような内容も多くて。
涙が止まらないって帯に書いてある割には、
入り込む前に短編がおわって。
それでおしまいなのは、なんか、、、、肩透かしをくらったような感じになる。
続いて何巻も出てるから、いつか全てがぐるりと繋がるような気持ちよさが味わえたら最高だけど、どうなんかなぁ。
銀座の一等地で、こんなにいい面構えのお店、このくらいの売り上げでホントに成り立つのかどうか怪しいけど、まぁ、深く触れないでおこう。。
#文具
#四宝堂
#上田健次 -
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ネタバレ父の死で温泉旅館を引き継いだ若き経営者の青年はさびれゆく温泉街を盛り立てたく悩んでいた…『スタンプ』。
「ほゝづゑ」を訪れた高齢の歌手は、若かりし頃に付き人をした演歌歌手のことを思い出していた…『フェルトペン』。
会社の執行役員を務める男性は、スーパーカー消しゴムを見て当時頃姉の婚約者だった人のことを思い出す…『消しゴム』。
新入部員の勧誘に悩む女子バレー部の新部長の少女は幼馴染に誘われ四宝堂を訪れる…『レポートパッド』。
硯は結婚の報告をしにかつての職場であるホテルを訪れ…『折り紙』。
シリーズももう6巻。
今回は過去を思い出す系のエピソードが多め。『スタンプ』は温泉街を盛り上げるスタンプラリーを行うというのは楽しそう。カフェ店主の光さんとのその後も楽しみ。あと『レポートパッド』が前向きでよかった。話し合いで泣いたり笑ったり青春だなぁ。