石田祥のレビュー一覧
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シリーズ3作目、正直なところすっごく面白かったという話がなかったかな…
ただ、ミケ先生が待っていた予約の患者さんが誰なのか、とうとうわかる日が来た。
昔、中京区の麩屋町通りにある中京ビルジング5階でおきた猫の悲劇、そのことも明らかになり、ミケ先生と繋がって行く。
看護師の千歳さんは、今回もまた患者さんに出したまたたび茶をちょっと飲んでしまったみたいで、気持ちよくなって寝てしまう。
いつもは無表情で言葉もきつい千歳さんの、お茶目な一面が垣間見られて笑ってしまった。
ミケ先生と千歳さんの掛け合い漫才のような会話に毎回癒される。
4作目では、ミケ先生の心残りがなくなるのかな。 -
Posted by ブクログ
『猫を処方いたします』シリーズでお馴染みの著者による、冒険猫エンタメ。
タイトルと表紙のイラストから、猫が旅行に出掛けるお話かと思いきや、“トラベラー”は“トラベラー”でも、“タイムトラベラー”でした!
と、いうことで、本書はスコティッシュフォールドの仔猫・茶々の目線で描かれる、“猫×京都×タイムスリップ”ストーリーでございます~。
はぁ・・きゃわいい~( 〃▽〃)
やっぱ、石田さんの猫モノは間違いないですね~。
物語は、京都伏見にある飼い主の実家に預けられた仔猫の茶々が、ひょんなことから昭和にタイムスリップしてしまう展開で、令和の“今どきニャンコ”の茶々(昭和の世界ではステテコ又はお揚 -
Posted by ブクログ
ネタバレ後輩から借りた本。関西弁をしゃべるおじさんネコのヨミチが出てくる。主人公だけ声が聞こえるのかと思っていたら本当にしゃべれる猫だった、最後にも出てきてたけどあれは一体何年後の話で一体ヨミチは何歳なんだ?もしかして不死身?と思った。口調といいアドバイスといいなんか夢をかなえるゾウのガネーシャを思い出したけどこの本は自己啓発本とか指南書とかそういう感じでは全然なかった。ジャンルとしては恋愛小説だと思うけどドキドキやらキュンキュンやらイライラとかほとんど無く一定の感情で読めた。とはいえ職場恋愛って付き合いたて超楽しいよな〜と懐かしい気持ちになった。最近本を読んでなかったからページ数も少なくて丁度良かっ
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Posted by ブクログ
ネタバレ抹茶を使用したスイーツを巡る紀行エッセイを書くのが目的だから、無論抹茶スイーツがたくさん出てくるのだが、他のスイーツや料理も美味しそうだった。
小依ちゃんの食レポがいい感じなんだよなあ。
プラス日常ミステリも楽しめるという贅沢な話。
ミステリは単発ネタを何件とかと想像していたら、結局あるお店のお抹茶に関わるミステリなので、実質は一本かなあ。
喧嘩腰なキャラが関わってくるので、ミステリ部分はちょっとフラストレーションがたまった。
謎自体は楽しかったのだが。
それにお抹茶に関わるトリビア的話も色々出てきたのも興味深かった。
意外だったのは、主役二人が安易に恋仲にならなかったこと。
表紙からは想