アベツカサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「小説」という形をとっていること、「未発表」であり「前日譚」であること…を踏まえてどんな世界観だろう?と興味深く読みました。
フリーレンの世界観の1つに「静謐」と「諦観」というものがあると思います。魔法や時間軸の自由さという点で、ファンタジーではあるのだけれど、そこには浮世離れした途方の無さを打ち消すくらいの強さで、実人生を生きている人間の感覚…つまり、命の儚さや、みんないつかは終わる、変わらないものなんて無いという無常感、孤独感、一種の諦観…そして、何より「愛」…そんなものがあるように思うのです。それが、物語りの核となり、沢山の人達を惹きつける要因にもなっているかと。
そんな世界観を、小説という形の中でも活かせているな、と思います。
個人的には、最後の「葬送」という章が良かったかな。(短編集になっています)
各エピソードの前章的な位置付けですね。
読む前の後とでは、キャラクターの理解がより深まります。
「葬送のフリーレン」という作品が、アフターファンタジー、後日譚という形になっていることを考えると、前日譚と位置付けるこの作品は、対として楽しめるのではないかな、と思いました。
ちなみに、長寿の動物種は心拍数が少ないという傾向がありますが…起きるのが苦手というフリーレンの心拍数と血圧を調べて、なんなら血液検査もしてみたい…と思いました。。。人とは何がちがうんだろうか。。。謎ですね。 -
ネタバレ 購入済み
良質な前日譚
幼い頃のフェルン、ラヴィーネ&カンネコンビの馴れ初め?にまだ単独行動中のシュタルク、Web人気の高い断頭台のアウラ様と場所に揺られて夢をみるフリーレン(フランメお師匠つき)、といった視点の短編集です。
転んで服を汚してしまったフェルンが服を綺麗にする魔法を欲しがったり、模擬戦で命乞い⁇をし、唯一の弟子に必殺・投げキッスを伝授するフランメお師匠等とか、本編を彷彿とさせるエピソードも上手く入れています。
これはこれで良い番外編でした。