久住昌之のレビュー一覧
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昼に銭湯でひとっ風呂浴びて、近所の居酒屋やそば屋できゅっと一杯。とても憧れるけれど田舎に住んでいるとなかなか出来ない行動です。
昼の光がすっと差し込む空いた銭湯で、桶が床に当たるコーンと響く音。ちょっと熱めのお湯にさっと浸かって、出て牛乳でも飲みたいところをぐっとこらえて、さて、どこか飲める所は無いかなと物色。いい具合に暖簾が出ている焼き鳥屋さんなんてあればベスト。無ければそば屋さんにちょっと寄ってざるそばとビール一本も飲んで帰る。
そんな大人な昼のみをしてみたいものではありますが、まずさっと行ける所に銭湯が必要ですよね。わざわざ遠くまで行くのもなえる・・・。
でも旅先でさっと銭湯に入って地元 -
購入済み
さちのお寺ごはん
名は体を表す。
非常に不幸な名前の主人公。
ひょんなことからお寺の住職、そのお仲間さんたちと精進料理
を通して、いろんなことに気づいていきます。
読んでいるうちに、ひとつか二つ作ってみたくなりました。 -
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本の雑誌、2018年1位。
おじさんが夜営んでいる屋台の古本屋さん。酒も飲めるし(ただし1杯だけ、しかも酔っていたら出してくれない)、古本・懐かしい本が揃っている、好きな人にはたまらない、サラリーマンの親父、働く人々のオアシスの屋台。
最初は1話ずつ本の紹介があるのかなと思っていたんだけれど、なくてちょっとイメージ違ったかなと。でも味わい深いんだよなあ。いつどこにいるかわからないし、サラリーマンと親父のやりとりも面白いし。シブいし。親父がニクいね。近所にあったら絶対行く!!
みんな本が好きなのね〜と共感持てます。
『熱帯』を読んだ時にこの『古本屋台』を思い出したのよね。謎の本屋屋台《暴夜書房 -
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まさに「今度は山かい」という感じ。
低山登山に、温泉とお酒。いや、温泉とお酒のための低山登山といった感じか。
そうなってくると、いつもの久住節がピタリとはまる。はまるけど、『ちゃっかり温泉』と同じように、そこまで面白い本かと言われると微妙なところ。
鋸山は、近いうちにもっかい行ってみよう。
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(目次)
奥多摩・むかし道 古道を歩いてヤマメの刺身で一杯―「みやぎ」のヤマメの刺身とキノコ汁
真鶴半島・魚つき保安林 巨木をめぐり、魚つき林の恵みをいただく―「丸入」のおさしみ定食
房総・鋸山 船で東京湾を渡り、絶品アジフライでべろべろになる―「さすけ食堂」の驚きアジフライ
埼玉( -
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久住氏の温泉エッセイ。
温泉と言っても、都内か、もしくは近郊の温泉にまつわるエッセイである。
どこかで連載していたもののようだ。
第一話が、綱島温泉だもの、買わない訳にはいかなかった。
文体は今までの著者のエッセイの中でも一番好きかもしれない。
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内容紹介
平日の昼間から温泉入ってひとり飯!?
温泉につかって体の心まで温まったあと、
キューっとビールで一杯飲るもよし。
甘いもので小腹を満たすもよし。
温泉着く前におやつラーメンを食すもよし。
「なんかちょっと罪悪感のようなものがあるんだ。
贅沢し過ぎのような」
原稿催促の電話が入った午後1時。
「すいません。今書いていると