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真っ昼間の、銭湯上がりの生ビール。これに勝てるヤツがいたら連れて来い!
ドラマ化で話題となった『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の原作者
久住昌之氏が提案する「風呂」×「飯」の痛快エッセイ!
銭湯でからだを流し、明るいうちから一杯やる「昼のセント酒」。
天窓から入る明るい光。
高い天井に「コーン」と響くオケの音。
広い湯船につかって、さっぱりしたからだに流し込む泡の立ったビール。
このシチュエーションで飲む酒が、美味くないはずがない。
時代の変化に飲み込まれながらも生き延びてきた銭湯で、
人々に愛され続きてきた古い居酒屋で、
珍妙なものに遭遇したり、明るい酔いに浸ったり、人の生き方を垣間見て感慨深くなったり。
滑稽だけど、どこかノスタルジック。
お金をかけずに、気軽に、お酒を美味しく気持ちよく楽しむ、楽酔話。
「やっぱり昼間、湯に行って、あかるいうちから飲むビールは最強だ。どうしてくれよう」
(『昼のセント酒』第一回おだやかな町、浜田山より)
■■目次■■ 【ビールを特別おいしくする街歩き】
第一回 おだやかな町、浜田山
第二回 銭湯の親玉参り、北千住
第三回 北千住 大黒湯のバーナナ犬
第四回 生まれ育った土地、三鷹
第五回 ひと風呂浴びに、銀座
第六回 盗人、寅さん、立会川
第七回 仕事場の町、吉祥寺
第八回 ブルースだぜ、寛政町
第九回 雨に降られても、浅草
第十回 思い出溢れる、神保町
Posted by ブクログ 2020年01月03日
昼に銭湯でひとっ風呂浴びて、近所の居酒屋やそば屋できゅっと一杯。とても憧れるけれど田舎に住んでいるとなかなか出来ない行動です。
昼の光がすっと差し込む空いた銭湯で、桶が床に当たるコーンと響く音。ちょっと熱めのお湯にさっと浸かって、出て牛乳でも飲みたいところをぐっとこらえて、さて、どこか飲める所は無い...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月24日
久住さんの、ゆるくて楽しい一冊。
昼に銭湯、そして一杯。これに敵うものがあれば、出してみろ!の気概も緩さの中に随時感じられる。
妄想節が炸裂する銀座の銭湯の場面が、傑作です。
勝手に鮨屋の名店しま田の大将と勘違いして、違うとわかった時の評価のギャップ。
「中華そば江ぐち」を思い出させる脳内展開の場面...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月08日
建物を見たり、ペンキ絵を見たり、番台や脱衣所や休憩スペース、浴槽やサウナ・ジャグジーなどの設備や洗い場を見たり、お湯加減や変わり風呂など、銭湯の鑑賞ポイントはいろいろあると思うのですが、この本では、はり紙や入浴客の描写が中心でオモシロいです。加えて、お酒を美味しくするためのひと風呂であるため、銭湯と...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月02日
銭湯エッセイを発見したので購入してみた。久住さんいう、銭湯においてあるフリーペーパー「1010」でインタビューされてた&こないだドラマをみた「孤高のグルメ」の作者の方だった。
東京のみならず神奈川・北海道の銭湯にも言っていらして、銭湯好きがうかがえる。そしてノンべ!
東京に銭湯が数百単位であるといえ...続きを読む
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