久住昌之のレビュー一覧
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『孤独のグルメ』『野武士のグルメ』に続き、今度は『荒野のグルメ』だ。『孤独のグルメ』は主人公が全く飲めないので、ノンアルコール漫画だった。『野武士のグルメ』になると主人公が定年退職をしている事もあり、昼酒も嗜むなどアルコール度数が上がる。そして、この『荒野のグルメ』では、ついにアルコール度数が100%となりる。アルコールと相性の良い料理が蘊蓄を交えて、描かれる。
主人公の東森良介はニチブン商事の営業課長…日々の仕事の疲れを荒野のオアシス、小料理よし野で癒すのであった。
『カツオde日本酒』『大相撲de焼き鳥ビール』『ゴーヤー炒めdeハイボール』『焼きおにぎりde日本茶割り』『松茸土瓶蒸しd -
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第一印象は、ゲゲッ汚部屋に住む女の話?と思った。
潔癖性ではないけれど、最低一週間に一度は掃除機をかける人にとって
あれはないだろう、それに専業主婦でしょ、アナタと眉をひそめました。
私的におやじギャグは好きではないのですが
読み進めているうちにいつの間にか料理のトッピングの1つになってきて、
もう一発出てこい!なんて心の中でリクエストしてる自分がいる。
ゴロちゃんがいたらこんな生活はしてない、
ゴロちゃんがいたらこんな食事はしてない、
ほんとうに1人だからできる食事だと思う。
2人だったらなかなかできないチープな食事ばかり、と思ったら、
ドラマのほうでクックパッドとタイアップしているメ -
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「関東編」て…。今後、関東以外のバージョンの本が出る予定はあるんだろうか。
顔が漫画家の蛭子さんに似ている二宮金次郎とか、干潮時に使用済みのイチジク浣腸が落ちているのを見つけるとか、行く先々のシュールな物件を見逃さない久住さんの観察センスが素晴らしい。
本文にも書いてあるように、最初から完璧な装備に身を固め、ぬかりなく準備して本格登山に挑むのじゃなくて、ふらっと散歩に行く気分の延長で行けそうな低い山に登るというのがいい。歯を食いしばって頑張るのってあまり楽しそうじゃないもんね。
登場するお店の料理とお酒がめちゃくちゃおいしそうで、思わず真似したくなる。 -
Posted by ブクログ
四期目が放送されるほどの人気シリーズとなっているドラマの原作となっているコミック。
輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎がメシを食って食って食いまくる。
一話完結タイプの漫画であり、話はほとんど食事シーンのみというシンプルな構成。
それだけに深いことを考える必要もなく、ただ旨そうにメシを食べるゴローさんの雄姿を見るのを楽しむことができます。
ドラマで松重豊さんが演じるゴローさんも良いのですが、一風変わった雰囲気のゴローさんも良いです。
話の端々に出てくる独特のフレーズがホントにいい味出してます。
惜しむらくは、本コミックに掲載されてない話があるということ。
誰かその話を読める方法教えて -
Posted by ブクログ
一人暮らしを始めてから独り言がめちゃくちゃ増えました。顕著なのが主に食のシーンです。多分この本のせい。主人公も、一人ではしゃいで一人でメシ作って一人で食べてます。
主人公は元気一杯なように見えるけど、実は子どもが作れない体だし、夫は単身赴任。堪えることもあるでしょう。それでも生きていくし、生きるためには食べなきゃならんのです。毎日毎日。面倒だから私も手抜き料理ばっか。
でもこれ読んでると、ズボラでもいいんだーと、自分の生き方を肯定された気がしてすごいホッとします。レシピ本としても実用的なので、一人暮らしの料理あんまりしない・できない人におすすめしたい。