【感想・ネタバレ】漫画版 野武士のグルメ 1st 【電子限定おまけ付き】のレビュー

あらすじ

定年を迎えた香住武は、昼下がりの散歩中、なんでもない焼きそばとキンキンに冷えたビールのうまさを知ってしまう。そして、ひとり飯の楽しさに目覚めた彼は、心もお腹も満たしてくれる至福の美味しさを探し始めるのだ。「風邪の予感を吹き飛ばす熱々タンメン」「気合入れ過ぎなご馳走スキヤキ」「殿様の麦とろ飯」「民宿の朝ごはん」など、全九編。電子限定おまけに、原作者・久住昌之先生の書き下ろしエッセイを収録した新装版!!

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Posted by ブクログ

これは面白い。読みながら、ひとりニヤニヤした。主人公は定年を迎えた香住武60歳である。定年退職した元サラリーマンの自分を野武士に例える香住武が、ひたすら食と対峙するのだ。

あの谷口ジローが漫画化した『孤独のグルメ』の姉妹作ともいうべき本作は土山しげるが、漫画化している。しかも、単行本化にあたり、四話が描き下ろしという豪華な内容。

中でも『かっこ悪いスキヤキ』には笑った。泉晴紀と久住昌之の名コンビ・泉昌之の『かっこいいスキヤキ』のパロディーになっている。

描き下ろしの『釜石の石割桜』は、『孤独のグルメ』のあとがきが原作であり、まさか漫画で読めるとは思わなかった。

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2014年04月04日

Posted by ブクログ

とにかく料理が美味しそう!!
麦とろご飯のすする音が独特でツボでした(ドゥルルルってやつ·笑)
中にはお店のハズレエピソードもあって、それはそれで印象的でした。

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2023年09月02日

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定年後のサラリーマンが、ぶらり立ち寄った食事処での食事。
相変わらずの細かい描写(料理、店、心理描写)が楽しい。

定年後に独りでここまで楽しめると幸せだなと。

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2023年04月16日

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35年勤めた会社を定年退職した主人公。退職したことで様々な軛から放たれ、誰憚ることなく悠然と飲み且つ喰らう自分を「野武士」に例え、一品一品味わってゆく。

焼きそばやタンメン、アジの干物など、決して高価ではないけれど、提供する側の心づくしが見えたり食べる者の姿勢によって何倍も美味くなるような品が取り上げられています。

60歳男性の見事に枯れた感じが趣深い。
ビールと日本酒がよく合う漫画。

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2017年07月27日

Posted by ブクログ

「食の軍師」のようなコメディ路線かと思って手を出さずにいたが、さにあらず。「孤独のグルメ」路線で大満足のグルメ漫画でした。
普通の食べ物をこんなに味わい深く書けるってすごいです。

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2015年06月25日

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定年サラリーマン版孤独のグルメ。一人言や心の中での呟きが五郎ちゃん風。孤独のグルメ原作者✖︎極道めしの作画とうのが個人的にはツボ。

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2014年11月24日

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ネタバレ

「食」をめぐり、おっさんの飽くなき妄想は羽ばたく。
妙なテンションがおもしろくて笑えた。
なお、エッセイのほうは未読。

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2014年08月14日

Posted by ブクログ

『孤独のグルメ』還暦版の趣。美味しかった話だけではなく、不味かったり、店で居心地悪かったり、“失敗”の部分が面白い。

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2014年03月30日

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定年退職した元サラリーマンの香住さんは「野武士」的にさまざまな「普通」の店で食事をするお話。酒も飲む人/ソース焼きそばとビールと店から見る光景/気取ってないタンメン/民宿の朝飯、メインは焼いたアジの干物/麦トロ定食/野武士的すき焼きとは/飲み屋で野菜炒めとイカの丸焼きにビールとママの話/かつて入った不味いラーメンの店/初めての居酒屋にて/古い商店街の喫茶店のトースト定食はトーストとカレーライス。

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2024年09月08日

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定年後にゆったりと昼からのビール。
幸せだなぁと横目に見る。
アルコールと炭水化物と肉と…オイオイ生活習慣病のチェックは大丈夫なんかいと思うのは女だからかな。

まぁ、寝そべってさらっと読めるお気楽本。。
男のフード版ノスタルジックワールド・・その1

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

定年退職したおっさんが日常にありそうな美味いものを求めるマンガ
野武士要素があまり無いんだけどそれはそれでおもしろい

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2016年01月27日

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孤独のグルメと違って過去の思い出話がメインの回もあるが基本的なモノローグは変わらず。
ヌルいラーメンのくだりは同情したくなる。

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2015年04月07日

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平日昼間のビール!!
うらやましい。

常に勝つわけではないのがいいですね。
トースト定食…実際にあるんやろうか。

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2014年10月26日

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孤独のグルメのゴローちゃんはお酒を一切飲みませんが、こちらの漫画は原作者の久住さんのようにのんべぇです。ご飯もお酒が欲しくなる漫画です。

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2014年09月16日

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【タンメンじゃなきゃ駄目、とかよくわかる】

定年後に、フラッと出かけたところで食べる飯の、そして酒の旨さ。グルメ、という言葉に何かを誤解する人もいるかもしれないが、そっちのいわゆるグルメではなくて、あくまで久住昌之のグルメ。だからオッサンが喜んだりがっかりしたり、に焦点があてられている。

選びを失敗した時の自分に対する言い訳や諦めの執拗なまでの描画は素晴らしい。知らない土地で、女将と常連と3人だけ。最初に苦手な食べ物を出された。あなたならどうする。昼酒やら、知らない土地で店がハマったときの嬉しさはいうまでもない。けれどオッサンよ、きっとあなたは自分で飯を作ったら、それはそれで幸せだよ、野武士っぽいかわからないけど。でもこういう人、そば打ちして店出したいとか言いそう。そしてすぐにやっぱり無理だとかいいそう。そういう、野武士を気取った小市民の話。身に沁みるわ。

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2022年06月01日

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201405/久住さん原作ものは、画担当が誰であっても久住節が出て面白い。画担当が土山しげるの本作は、双方のあくの強さが増しててイイ。

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2014年05月31日

Posted by ブクログ

なつかしい感じの絵だったのと、なんだか話題になっている風だったので買ってみた。
完全におっさん漫画である。いや、おっさんエッセイをおっさんが漫画にしたというのが正しい。それなりにおもしろいと思う。
美味しかった!で終わるのが半分、物足りない、微妙、みたいなのが半分で、それには好感が持てた。なにより、店員や料理との心理戦、というかおっさんあるあるを描いているのがいい。そのおっさんあるあるに共感してしまうあたり、自分もおっさんなのかとちょっとヘコむ。
たぶん、原作のエッセイの方がおもしろいんだろうな、と思った。

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2014年04月14日

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