郷田マモラのレビュー一覧
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購入済み
「八百森のエリー」!
22作品を収録した渾身の一冊。
何といっても移籍新連載!仔鹿リナ「八百森のエリー」!
これが読みたいがためにマンガ on ウェブ を購入しはじめたのだ。ようやく続きが読める至福!
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匿名
購入済み絵柄が苦手だったのですが内容が気になったので読んでみました。どんどん内容に引き込まれて事件の正しい全容も登場人物の詳細も気になって読むのが止まりませんでした。
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ネタバレ 購入済み
マモラ節全開の良作です。
これまで「モリのアサガオ」や「きらきらひかる」、「MAKOTO」など数々の傑作を描いてきた作者の隠れた良作だと思います。
「架空庭園」のようなあやふやで、かつどうしようもないくらいドロドロした人間関係の中で起きてしまった事件。
でもそこには這い上がりたくてもがいている人間そのものの姿であった.....。
人間の脆さや自分勝手さ傲慢さを独自の世界観で描いてきた郷田マモラさんのまさに真骨頂。
独特の画風でセリフもやたら多く読みこなしに結構な精神力を要しますが、もう一気読みしてしまいました。
「モリのアサガオ」や「きらきらひかる」、「MAKOTO」みたいに是非映像化してほしいと思いますが、 -
ネタバレ 購入済み
育てられない時は誰にでもある
愛情ある夫婦でさえ、子供を育てられなくなる事態は普通に起こる。切羽詰まって「施設」に預ける、するとどうなるのか…。たぶん私達は普段、そんな事を意識していない。家庭の数だけ事情があり、人生の躓きがあるのだから、小さな子供の手を離すしかない場合もある。子供に無関心なイラストレーターの父親が、妻の事故により、幼い娘を施設に保護されることに。一時的にと思っていたが、全く子育てを知らない彼が、娘とまた暮らせるようになるまでは予想を超えて長かった。実の親の意思だけで簡単に子供は戻されない。小さな子供を守るため、多くの人がこんなにも関わるのか、心配しているのか、と考えさせられた。時には子供以上に子供っぽく、
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ネタバレ 購入済み
とてつもなく重く
とてつもなく重く心にのしかかる大作です。
新聞各社で絶賛された理由が本当によくわかります。
ここまでの巻で様々な死刑囚の人生に触れてきた主人公がいよいよ、自分自身の人生の根幹に触れてゆきます。
ただそこにあるのは途方もない「時間の壁」。
読み進めるには本当に精神力が必要です。
でも本当に素晴らしい作品です。
重厚な小説を読んでいるようです。 -
購入済み
一コマ一コマがとても重い作品
一コマ一コマが、セリフの一つ一つがこれほど重い作品には出会ったことがありません。
あえて動きの少ない表現に全てを込める画力がまたこの作品の真骨頂なのでしょう。
スケールの大きな人形劇を観ているようです。
(人形劇は本来表情の動かない人形が、まるで生きているかのような表情で物語が紡ぎ出されることが信条だと聞きます。)
この作品はもはやコミックの域を大きく超えています。
生半可な心情ではとても読み進められません。
でも読み終わった後には必ず得るものがあります。
読んで損はありません。いや読まねばせっかく生まれて生きていることがもったいありません。
本当に素晴らしい作品です。
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ネタバレ 購入済み
「汝殺すなかれ」
あの名作「きらきらひかる」の作者郷田さんの渾身の一作です。
「汝殺すなかれ」
人が人を殺めるという大罪を犯し、そしてその人によってまた殺められる存在「死刑囚」。
彼らは人として最悪の罪人にあると同時に、全てのあまねく人々と同じく「人」でもある....。
「汝殺すなかれ」
世界中のありとあらゆる宗教の第一義に肯定されているこの一言が何度も何度も頭の中をぐるぐる駆け巡ります。
また自身にも馴染みの深い言葉で綴られているのが一層胸に迫る作品です。
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購入済み
誰もが読むべき一冊
当作者の本はどれも必読…と思えるほど
社会問題に切り込んだものばかりだけども
裁判人制度が導入されてより昨今、特に身近で呼ばれた人の話も聞かないが、死刑とはどういうことなのか、すべての人が今一度考えたり知ってもいいだろうと思う。
税金の無駄遣いだから死刑囚は早く執行するべきだ、という意見もネット上には散見されるそんな風に簡単に考えないで欲しいといつも感じている。
人が法に則って人を裁く時、我々に願えることはなんだろうか。
普段は向き合わない問題を、時には考えてみてもいいのでは。もしあたなが暇で仕方ないなら、そういう風に時間を使うのはきっととても有意義なことだと思う。 -
購入済み
商業的成功には厳しい現実
「マンガ on ウェブ 第22号」は、電子書籍世代に向けたオルタナティブコミックとして、多彩な21作品を収録。吉田ひろゆきの読み切りシリーズ第2話が登場し、「マタしてもクロでした」「八百森のエリー」「やれたかも委員会」「Stand by me 描クえもん」などの人気連載が揃う。豪華執筆陣による個性豊かな物語は、ユーモア、ドラマ、サスペンスと幅広いジャンルを網羅。特に「やれたかも委員会」は話題性が高く、読者の共感を呼ぶ。一方、雑誌自体の売上低迷が課題で、単行本や分冊版の好調さに頼る状況が続く。全体として、ユニークな視点とクオリティの高い作品群が魅力だが、商業的成功には厳しい現実も垣間見える。
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購入済み
刺激的な読書体験
電子書籍世代向けのオルタナティブコミック誌として、21のオリジナル連載を収録。
注目作は内田春菊の「LOVE FOR SALE」の大胆な人間関係の描写、仔鹿リナの「八百森のエリー」の独特な物語性、佐藤秀峰の「エルソナシンドローム」の心理的緊張感、吉田貴司の「やれたかも委員会」のユーモラスな日常劇だ。豪華執筆陣による多様なジャンルは、読者に新鮮な驚きを提供。AmazonやBOOK☆WALKERでは星4.6の高評価で、「多彩な作品が楽しめる」と好評だ。
実験的で独自の視点を持つ本誌は、漫画愛好家に刺激的な読書体験を約束する一冊だ。なお、第24号で休刊となり、連載は「電書バト」レーベルで継続。
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各作品が個性的
多彩なジャンルの漫画を揃えた電子書籍世代向けのオルタナティブコミック誌です。
本号では、移籍新連載「八百森のエリー」第2回が、独特のストーリー展開で引き込まれます。
「やれたかも委員会」「マタしてもクロでした」「女王のトランク」「スタンド・バイ・ミー 描クえもん」など、豪華執筆陣による22のオリジナル連載が収録され、吉田ひろゆき氏の新作読み切りも登場。
各作品は個性的で、普段手に取らないジャンルにも挑戦できる点が魅力です。
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購入済み
強く推薦
佐藤漫画製作所が発行する電子コミック誌で、多彩な作家陣による22作品を収録したオルタナティブな一冊。
巻頭の塀内夏子「EVIL~光と影のタペストリー~」の続編「EVILⅡ~メビウスの扉~」は、緻密なサスペンス展開で読者を引き込み、80ページの大ボリュームで物語の核心に迫る。
佐藤秀峰「描クえもん」は漫画業界の裏側をユーモアと風刺で描き、業界ファンに刺さる。
吉田貴司「やれたかも委員会」は、日常の微妙な恋愛感情を独特の視点で切り取り、共感を呼ぶ。
内田春菊「LOVE FOR SALE ~俺様のお値段~」は、独特のユーモアで人間関係の複雑さを表現。
長尾謙一郎「クリームソーダシティ」は懐かしさと奇