ロバート・ルイス・スティーヴンスンのレビュー一覧

  • 新アラビア夜話

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    イギリスの最も素敵だった時代にぴったいの不思議なおとぎ話。
    なんてことはないきっかけが、一夜のうちのめくるめく冒険に変わっていく…。
    これで思い出したのが、以前友人から唐突にもらった坂田靖子氏の
    漫画。(彼女はとにかくイギリスの最も素敵だった時代を描くのがうまい)日本では20世紀、漫画・コミック文化が華やぎこのようなお話にはたくさん恵まれているため、逆に重宝されないジャンルかもしれない。しかしイギリスならでのブラック・ユーモアは、一読の価値あり。

    クリームタルトが食べたくなる。

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    2010年05月10日
  • 宝島

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    夜行バスのなかで隣の人を起こさないようにこそこそ読みました。

    話は少年を主人公とした冒険物語。

    『あじながおじさん』の主人公も取り上げてましたね。 

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    2009年12月15日
  • 新アラビア夜話

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    『自殺クラブ』は子供のころにあかね書房のシリーズで読んだっけ。懐かしい!訳文も小説の世界を壊さない、実に雰囲気のある訳文だと思う。それにしてもフロリゼル王子の行く末がなんとも・・・

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    2011年09月16日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    かの有名なジキルとハイド。
    初めて読んだんやけど、面白かったです。
    善意と悪意の共存についてとか今でも十分楽しめると思いました。

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    2009年10月04日
  • ジキル博士とハイド氏

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    新潮文庫のものを読んだんですけど、見つからなかったのでこっち。ジキル博士とハイド氏は同一人物である、というのは知っていたのですが、そのジキル博士の苦悩が克明に描かれていてとても面白いと思います。

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    2009年10月04日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ジキルとハイドってこういうお話だったのか。
    お酒を飲んで制御が効かなくなっちゃう人に似てると感じた。
    人格が変わると言うよりかは、
    塞ぎ込まれていた部分が露わになってしまう。
    自分自身も気をつけないとね!

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    2025年08月05日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    ジキル博士はハイドになることで自分の欲望を満たしていたんだけど、ハイドから戻れなくなるかもしれない恐怖もあって。人は自分だけ自分だけでは生きられないし、他者の視線があるなかで生きてる。ありたい理想的な自分でいたいだろうなぁ。HYDEになったときに悪だけの人間にみんな顔をしかめたっていうのが印象的だった。隠し事をして生きるのは後ろめたいけれど、ハイドが人殺しをしなかったら博士はハイドを殺すこともなかったのかな。ジキルが表の顔で、ハイドが裏の顔裏の顔を見せないで、みんな生きてるんだろうなぁ。私も含めて

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    2025年06月10日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    やっぱり海外の本を翻訳した本って、文章が独特でしっくりこないんだよなぁ。きっと文章の構成というか言い回しとかも日本とは違うという要因もある。その辺違和感なくスッと読める読解力がほしい。

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    2024年01月21日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    『光文社古典新訳文庫』の時間です

    先日読んだ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』が面白かったので原典たるこちらも再読
    当然、光文社です

    ジキル博士の自宅の描写が原典にかなり忠実でした

    あ、でも当然ながら奥さんもましてや娘なんて出てきません
    ましてやましてハイドの娘なんて影も形もありません
    このあたりは戯曲化されたり、さらに後に映画化された二次創作に影響されてるのかな
    なので『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』は三次創作といえるのかもね

    そうそう、あらためて読んでみてなにやらすごく深そうでしたが
    あまり考えずに読みましたよ
    考えすぎていろいろ受け取ろうとしす

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    2023年06月23日
  • ジキル博士とハイド氏

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    代名詞になるだけはある。
    夏来健次訳を読んだが、短い話なので機会があれば別の翻訳者のものも読んでみたい。

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    2023年05月26日
  • 宝島

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    2022年最後を飾るのはなんと1981年の作品今から約150年前の作品
    『あしながおじさん』の中に登場してきたので懐かし!と思って再読です

    残るべきものは残るんだよね

    ただ子供の頃読んだ時ほどドキドキしなかったかも
    海賊シルヴァーが登場したあたりからスピードは上がるんだけど、全体に冒険小説としてはスピード感が足りない気がしてしまったんよね
    次から次へと主人公を襲う危機!!みたいなね
    情報飽和時代の弊害かなw

    でもなんか、基本というか基礎というかそんな感じがすごいしたなぁ、必要なものは過不足なく全て揃ってますよ、こっから始めますよ、みたいな
    板前さんで言う大根のかつらむきみたいな違うか

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    2023年01月18日
  • 臨海楼綺譚~新アラビア夜話 第二部~

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    新アラビア夜話の第二部なのだが、フロリゼル王子は出てこないし奇譚を期待した私にはハズレだ。表題作「臨海楼綺譚」は、友達もおらず孤独だった〈私〉が放浪の途中で、学生時代の唯一の友、偏屈なノースモアを思い出して訪れた楼閣で巻き込まれた不穏な事件。裏切り者を追い詰める炭焼党のイタリア人たち。彼らを裏切り追われる老人とその美しい娘クララ。そしてクララを守ろうとするノースモア。そこに加わる〈私〉。いわゆる恋と騎士道譚だ。何が起きてるんだろうかとミステリっぽく展開する。しかしアラビアンナイトをなぞった話ではない。他の3篇も同様だ。

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    2022年08月16日
  • 宝島

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    少年向け冒険小説の古典。地図を見つけてためらいなく船を買い、冒険に出るところや、一人で上陸して冒険に出かけるところが開拓期のアメリカらしいというか、若くてエネルギッシュでいい。

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    2022年06月13日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    有名な話だけに、大元を読むといろいろ改変される前の作者が伝えたかった部分のようなものが見えてとてもよかった。ハイド氏が猿のような怪物ではなくジキル博士よりもずっと歳若く小柄、というあたり、己のネガティブな部分にできるだけ力を与えないようにして生きてきたジキル博士の誠実な性格が出ている。

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    2022年05月15日
  • 臨海楼綺譚~新アラビア夜話 第二部~

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     表題作の「臨海楼綺譚」、冒険小説とか、女性を守る騎士道的な物語が好きな読者であれば、それなりに楽しめるだろうと思う。
     舞台は、リンクスと呼ばれる底なし沼のような流砂のあるエリアに所在する、世を拗ねた者が住む館。昔、彼と喧嘩別れしてしまった語り手が、各地を放浪の果て、久方振りにその土地にやってくる。人嫌いだった彼の館に、深夜、海から上陸してきた長身の紳士と美しい娘。一体彼らは何者なのか、またなぜ秘密めいた行動を取っているのか?
     そこから、美しい女性の愛情獲得を巡る男の争い、秘密結社から命を狙われている彼女の父親を守ろうとしての命懸けの戦いが始まる。果たして‥‥。
     この時代ならではの感は否

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    2022年05月02日
  • 臨海楼綺譚~新アラビア夜話 第二部~

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    新アラビア夜話の第二部だけれども、フロリゼル王子の登場は無し。昔のエンタメなので、今の目で見ると展開がもっさりし過ぎている感は否めない。それを味と思って楽しめるかだと思うが、冒険譚とは言えない話が続くと多少しんどい。

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    2022年04月21日
  • 宝島

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    『宝島』は作者スティーヴンソンが結婚した女性の連れ子と遊んでいて、海賊や宝物の出てくる地図を描いていたことをきっかけに物語を作ったという。発売当初から『宝島』はよく売れ、現在でも世界の有名な童話の1つとなっており、どうしても『宝島』=子供向けというイメージを持たれがちであるが、スティーヴンソンの友人ウィリアム・ヘンリーは、この作品が子供だけでなく、大人が読んでも十分楽しめることを指摘している。

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    2022年04月13日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    知ってるけど読んだことない本。
    なんとなくその気になって読んでみたら、面白くってあっという間に読んでしまった。

    それにしても有名小説の功罪だと思うけど、どういう話か知った上で読むから、驚きが少ない。
    これ、当時何も知らないで読んだ人たちは「なんと!」とそのどんでん返しに驚いただろうな。
    まさか、おんなじ人やなんて、想像もつかないだろう。

    きっといろんな物語が、この「ジーキル墓博士とハイド氏」にインスピレーションをもらっているはず。
    様々な文学作品の中に、かけらとなって、脈々と生き続けてる、そんな原典という感じです。

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    2021年02月28日
  • ジキル博士とハイド氏

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    あまりにも有名な言葉と本なので読んでみたら、面白かった。1人の人間の内にある善と悪。人の命を救う善の人格と、人の命を奪う悪の人格。訳が分かりづらい部分も多少あったが、話自体に引き込まれた。

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    2020年08月26日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ジキルとハイドというと名前は知ってるけど、実際に何をやったんだっけ?てな感じになる。ヘンゼルとグレーテルくらいどっちがどっちか分からん。これがウサギとカメくらい役割分担が分かりやすければね。
    ということでどっちが悪者だって話になって、ハイド氏だった。それを覚えただけでもちょっとは脳のしわが増えたかな。
    ところで一面が隙間なく壁になっていて、裏がどこに繋がってるか分からん、みたいな街並みってちょっと楽しそうよね。今は消防法とかひっかりそうだけど、石造りならOKかな?ロンドン侮れんわ。

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    2019年09月04日