ロバート・ルイス・スティーヴンスンのレビュー一覧

  • ジーキル博士とハイド氏

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    内容は有名なので内容は知っていました。映画や舞台ではジーキル博士を主人公としているものが多いですが、原作では前半は友人のアタソン弁護士からの第三者目線での「善良なジーキル博士と、悪行のハイド氏の関係は?」という謎の物語、そして後半は2つの手紙によりその謎の回答となっています。
    私は内容は知っている状況で読んだのですが、知らずに読んだら前半はアタスン弁護士と一緒に謎を不思議に思い、後半はジーキル博士の焦燥感を感じながら読んだだろうなあ。

    ※※※以下ネタバレしています※※※

    私が知っていたのは「薬により、善のみのジーキル博士と、悪のみのハイド氏に分かれる」ということだけだったので「もともとジー

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    2024年09月26日
  • ジキル博士とハイド氏

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    プロイセンな支配前、争点はワイマールも同じで..
    フラスコのラスコーとゲシュタルト
    政治とカネ
    江戸末期
    Happen
    大正ロマン
    ノーベル
    面白すぎたw
    トンボ
    まる

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    2024年08月26日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ジキルとハイドの死が同時発生なの、当然といえば当然だけどめちゃくちゃいいなと思う
    自分の願望は託せない

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    2022年12月19日
  • 新アラビア夜話

    ネタバレ 購入済み

    「自殺クラブ」という奇怪なタイトルの短編に心惹かれて購入したが、内容はそこまで猟奇的とも思えず、良識の範囲内に止まっている感があった。むしろ、「ラージャのダイヤモンド」の話の広がり方や、ハラハラさせる場面展開の方を面白く読んだ。

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    2022年06月23日
  • 新アラビア夜話

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    宝島を書き、ジキルとハイドを書き、自殺クラブを書いたということでスチーブンスンの天才ぶりがわかる。ヴィクトリア朝のロンドンの夜、クリームタルトを配る若者に連れられてきた自殺願望者の集まる自殺クラブに乗り込んだボヘミア王子フロリゼルの無茶苦茶な冒険談。アランビアンナイトのように話は別の話に広がって7つの話からなる短編集になっている。どの話も謎が提起され陰謀が謀られ、薔薇十字探偵社の榎木津並みに無茶苦茶なフロリゼルの活躍が繰り広げられる。たまらない!

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    2022年05月10日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    善悪の価値観に関する物語。
    人間の本性は善悪どちらなのか?

    完全なる善人がほとんどいないように、完全なる悪人もほとんどいない。
    そもそも善悪という観念はいつ生まれたのだろうか?
    人間の原始状態では善悪という観念はなかったというのが、ルソーの主張だ。

    言語、想像力、テクノロジーが生まれてくる前、
    人間が家を作り家族構成を構築する前には善悪などはなかったのではないか。

    はるか昔に想いを馳せる物語。

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    2019年02月13日
  • 宝島

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    往来堂書店「D坂文庫2015春」からの一冊。
    知らない人はいない名作ではあるけれど、ダイジェスト版でしか読んでない、あるいは読んだがストーリーは忘れた、という人が多いんだろう。かく言うワタシもその一人。そこで、異動と引越しで読書に集中できないときに、これならと軽い気持ちで手にしてみた。
    ところが、これが予想以上に面白い。まさに、冒険小説の元祖はここにあり!魅力的な海賊、(意外に残酷なシーンが多い中)成長してゆく少年、見守る医者。逃亡があって、捕獲されて、裏切りがあって、そのまた裏があって。子ども向けの物語に留めておくのはもったいない。
    読んでいる間はこの冒険譚の世界にどっぷり浸かって、わくわく

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    2018年11月18日
  • 宝島

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    いや~、訳者あとがきがいいね。読んだら英語の本が読みたくなるし、翻訳の悩みを垣間見れて、もうひと小説読んだ感じだったわ。
    スティーブンスンの推敲も、なるほど作品が長く読み継がれる訳はこういう丁寧な仕事なんだろうなぁと思った。読みだしたら止まらない。久しぶりに子供にかえって冒険した気分。面白い。

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    2018年09月18日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    名作ブンガク
    かかった時間120分くらいか
    文学のほうが新書より時間がかかる。

    名作だが童話バージョンしか読んだことがなかった本作品については、以前「フランケンシュタイン」をよんだ時から、関連作品として興味をもっていた。

    あらすじは言うまでもないが、名士で知られるジーキル博士が、自身の二面性と肉体の可変性を医学的に研究し、ついに自身のもうひとつの人格を肉体として発言させることに成功したものの、最後にはそのもうひとつの人格に肉体?人生?を乗っ取られてしまい、破滅に至る物語である。

    読んでいて、たしかに「フランケンシュタイン」と同じように、科学(医学)の可能性への憧憬と恐れがおこりはじめたこ

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    2018年05月04日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ジーキル博士とハイド氏。二重人格、解離性同一性障害をテーマにした不朽の名作。二重人格者や解離性同一性障害者を表すとき、いまだにジーキル博士とハイド氏と言葉が使われていることにこの小説の偉大さがわかります。100年以上も前のお話だけれど、全然古臭くない。むしろ現代に通じる内容です。

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    2018年01月18日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    もはや有名すぎて読む人が少ないと前書きに書かれている通り、私も名前とあらすじしか知らなかったので読んでみました。
    一章読んだら眠れなくなるほど、続きが気になります。
    短編なのですぐ読めるため、時間がない人も是非読んでみてください。

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    2016年10月10日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    弁護士アタスン氏の古い友人である医者のジーキル博士には恐るべき秘密が隠されていた。
    アタスン氏の住むロンドンの街では不気味な人物ハイド氏に関する奇妙不可解な事件が起きていた。アタスン氏は友人であるジーキル氏とハイド氏に謎の接点があることが分かってくる。
    アタスン氏はついに友人のラニョン医師の手記とジーキル氏の陳述書から真実を知ることになる。

    この『ジーキル博士とハイド氏』は従来より人間心理の二重性に触れた作品として知られている。ジーキル氏は資産家の家に生まれ、幼い頃より努力と徳の節制した生活をしてきた。しかし、彼は欲望に旺盛であり、そういった欲望を節制により抑圧してきたのである。
    だが、のち

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    2016年03月30日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ずいぶん昔に原書を読んで以来ご無沙汰だったので、和約で読んでみることに。
    ハイド氏の狂気やアタスン氏の恐怖や苦悩など、あたかも読み手がハイド氏を目の当たりにしたかのような嫌悪感を抱かせるため、訳者さんが努力されたであろうと感じました。
    広く知られる「ジキルとハイド」だからこそ、きちんと読んでおいてよかったと思う作品です。

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    2015年07月20日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    だいぶ前に読んだ本ですが…笑

    精神分裂という概念をはじめて表した話だそうですね(父曰く)。
    ジキル博士の恐怖を想像すると、同情します。。

    ストレスコーピングって大切ですよね。いい子でいなきゃ!と思って、溜め込んで溜め込んで…。

    薄いし、手軽に読めるので、
    おすすめです( ^ω^ )

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    2013年08月15日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    表面では立派な性格を持ったジーキル博士が、一方ではエドワード・ハイドという残虐な殺人鬼としての顔を持つ話は有名だが、改めてこの短編を読んでいてまるで小さな推理小説のようにも思えた。
    しかし、私が最もそそられた点は「ジーキル博士の事件の全容」の告白である。
    彼の苦悩はまさに宗教的なものであり、自分は二重人格であることを認めてさえいた。まるで「聖闘士星矢」のサガのようである。
    薬を飲んで、著名な学者であるジーキル博士の肉体を脱ぎ捨てエドワード・ハイドの肉体を身につける。そしてそれが彼にとっては愉快であった反面、自分を苛んでいたのはもはや絞首台の恐怖ではなく、ハイドであることの恐怖であった。

    これ

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    2013年08月05日
  • 新アラビア夜話

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    ネタバレ

    理由なき自殺願望者が集う、ロンドンの街。ボヘミアの王子フロリゼルは、悪の正体をつかむべくロンドンの夜を奔走する。

    これも何も知らずに、文庫裏のあらすじだけ見てふっと借りた本(私はそれまで、スティーヴンソンは一冊も読んだことがなかった)。
    で、すっかりハマってしまった。
    とうにかく私は、こういう話が好きなんである。人間的な感情よりもむしろ、物語としての魅力が詰まった、軽妙だけど割りとこってり系の本が。
    この本も読んでいて、会話や文章どころか、行間からも(!)物語の匂いがぷんぷんして、もう堪まらなかった。うーん、最高。物語の香りに酔えた一冊。

    でも、多くの人が言っているように、最後がちょっとい

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    2011年07月03日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    いや、面白かった。
    古い本だし、読みづらいのは仕方あるまいと高をくくっていたのだが、そんなことはなかった。
    読みやすく、しかもリズムのよい展開、ひきつけられる巧みな心理描写で、即座に読み終わった。
    数時間だったと思う。中島敦はあんなにかかったのに…笑

    有名な話なので結末を知ってしまっていたから、後半に向けて謎がとかれるワクワク感は少なかった。(十分に楽しめたけれども)
    もし知らずに読んだら、結末にどれほど驚愕しただろうかと思う。

    人間のこころの闇をとらえている。
    ひとは誰でも彼のようになりえるのだろう。

    もっと専門的な内容かと思ったが、そんなことはなく、エンターテインメント的だった気がし

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    2011年03月14日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    こんなに悲しい話だなんて思わなかった。
    自分じゃない自分に支配される恐怖。ジーキル博士が死んだのは命が終わったときじゃなくて戻れなくなった瞬間なんだろうな。
    あー泣きそう

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    2013年02月07日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    「山月記」同様
    なぜか複読してしまう本の一冊です。
    潜在的にひそむ自分。
    「山月記」同様主人公は変わってしまいます。
    とても暗い小説ですが
    なぜか引きこまれます。
    理由は自分でもわからないですが
    なぜ複読してしまう


    追記
    もしかして私にも潜在的に現実逃避願望があるからかな?

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    2009年10月04日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    有名な「ジキルとハイド」。しかし、実際読んでみた人は案外少ないのでは?私も、内容も知っているし今さらなぁ…と思いつつ読んだのですが、驚くほど面白かったです。ページ数も少ないので、すらっと読めますよ。

    色々な出版社から出ています(自分がどこの出版社の作品を読んだか忘れてしまったので、画像のあるものを選びました)

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    2009年10月04日