春野薫久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結婚とかそんなことはどうでもいいが、自分が大事におもう人(あるいは物)と共に生きていけたらそれに勝るものはないとこの頃おもう。
自分が何かや誰かを大切にしていたら、きっと自分も大切にしてもらえるし、等価交換なんて考えずに行動できる、それはまさに愛だなと。
そしてそれはどこに存在してもいいもので、誰と誰の間だろうが、何かと何かと間であろうとも生まれるなんだなぁと妙に哲学的になってしまうそんな読後です。
そしてわたしはたまたま作者である紬さんの友でもあるので、読んでいる間、ずっと彼女の強い意志を感じました。
流行り物を求められようが、その窮屈な箱の中で精一杯暴れてみせる、どこだろうと自 -
購入済み
評価は余り良くないようですが、私は、面白かったです。
虐げられたヒロインが、自己評価がとっても低い。
もっと自信持って。 -
匿名
ネタバレ 購入済みエンディング後の謎解きのお話
一見ハッピーエンドのゲームのエンディングから5年後のお話。全体的に暗く重い話です。なぜそのエンディングに到達したのかを淡々と解き明かしていき、その謎解きが国の未来を左右していくことに繋がっていきます。
読後感は爽快とは言いづらいですが、あるべき所に収まった感じはしました。ゲームのヒロインと王子はかなり救いのない結末になり、その周囲も人生を狂わされます。
もしも謎解きされないままだったなら…と考えさせられます。そして隣国の王太子夫妻が黒幕で存在感が際立っています。
誤字や読点の位置がおかしいところが複数箇所あったのが気になりました。 -
ネタバレ 購入済み
社畜もここまでくると笑えない。けど、ちゃんと救われて良かった。
それに挿絵が綺麗、というか、ヒロインより陛下の格好良さ重視のイラストで麗しいです。
途中、わらび餅でなんで片栗粉??って思ったけど、
わらび粉じゃなくても片栗粉で作れるんですね。知らなかった・・・。 -
匿名
購入済み実イケものだが未だ誰も知らない
「忌み嫌われる容姿だが実はイケメン」ものだが
ありがちな「実はハイスペイケメンなのを見せつけて周りを見返す」展開は
1巻を終えても未だ現れず
未だ(人間は)誰もイケメンである事を知らない。
本人は自身の名も容姿も忘れてスライム状で
ヒロインすらその真の姿を知らない。
安易な「ハイスペイケメンバンザイサクセスストーリー」じゃなくて
ヒロインの意地と反骨と人情のストーリー展開なのはなかなか面白い。
まあヒロインが現れるまで、「数百年も(神殿の片隅とはいえ)神と呼ばれていた存在」を、誰一人まともに仕えようとはしなかったのは
神殿の腐敗はまだしも、この世界の「聖女たち」の人格が酷すぎる気もするが。 -
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ネタバレ 購入済み
続く…んでしょう
皇太子の婚約者として努力を惜しまない、公爵令嬢アビゲイル。皇太子も決してバカではなく、努力家で表裏をつかえる仕事に対してはできる人間です。でも学園に入学したとたん堂々と浮気をしている彼にあれこれ苦言をいうも聞き入れられず…というのはよくある設定だけど、彼女は親や兄妹と『素』の家族関係が築けなかった分、皇太子との将来で相思相愛の関係を強く夢見すぎて逆に疲れてしまい、ついに諦めることに。
これがこの本のタイトルにある『婚約者を想うのをやめました』。
いままでの展開なら、アビゲイルは悪役令嬢の立ち位置になったかもしれませんが、彼女はとてもできた人なので皇太子の一切の行動を黙認することにします。
そ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ初志貫徹!
ランドン殿下の改心と溺愛の加速ぶりに、もしかしてジョージアナもほだされるのではと危惧していたら、ちゃんと貫き通してくれました。
もう彼女は未来永劫かつてのような愛を返しはしない。
どれだけ彼女に謝罪しようと。
どれだけ彼女を溺愛しようと、もう決して。
それもまた夫婦の形。
しかも国のこれからを担う責任ある立場の夫婦であるなら、結婚は契約だ。
世継ぎを生むのは義務で、仕事だ。
そこにもう愛はいらない。
ここで安易に二人は愛し愛される仲になってハッピーエンドな流れにしなかったところが本当によかった。
本編自体はハッピーエンドではあるのだが、恋愛的ハッピーエンドかと問われたら否と答える