糸柳寿昭のレビュー一覧

  • 忌み地 弐 怪談社奇聞録

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    「忌み地」、第2弾。

    人から聞いた怪談や、幽霊が出る噂の場所や、
    実際に現地に赴いて調べている。

    このシリーズ、あまり怖い感じがしないのは、
    日常に起こりそうな不可思議な事が多いからかも。
    逆に、心が温かくなる話も多い。
    甥っ子が、墓参りに現れたり・・・

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    2025年07月22日
  • 忌み地 怪談社奇聞録

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    タイトルに魅かれて読み始めた。
    4作目も出ているようなので、
    これから順次読もうと思う。

    なんといって、「実話」であることがみそ。
    全国津々浦々、糸柳さんと上間さんが丁寧に取材をしている。

    自分自身霊感が強いわけではないが、
    なんとなく嫌な感じのする場所はわかる。

    どんな亡くなり方をしたかで、その場所に残る思いもそれぞれだろう。
    井戸であれ川であら、「水」にまつわることは特に気になった。

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    2025年06月25日
  • 超怖い物件

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    家や土地にまつわるホラーアンソロジー。
    事故物件だけでなく住民そのものが怖いヒトコワものまで豪華11話収録。

    糸柳寿昭氏『やなぎっ記』軽い雰囲気の日記だと思っていたら最後のメールで鳥肌立っちゃうやつ。

    澤村伊智氏『笛を吹く家』この方の描く歪んだ家族っていつも気味が悪いし悲惨…本当にいそうなのがまた怖い。

    芦花公園氏『終の棲家』宗教が関わるホラーではやっぱりこの方。得体が知れない信仰の気持ち悪さと逃げられない絶望感。

    平山夢明氏『ろろるいの家』ホラー描写が本書で一番怖かったかもしれない。不気味な現象に徐々に侵食されていく感じがゾクゾクした。

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    2025年06月10日
  • 超怖い物件

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    物件ホラーが好きなのと芦花公園先生の短編が入っているので手に取った。他の参加メンツも豪華すぎる、、、バラエティに富んだ様々な物件の嫌な話が入っていて満足度が高い。
    福澤先生の話読んだことある、、、?って思ったけど「怪を訊く日々」のエピソードと若干重複してた。「忌み地」のシリーズも好きなので糸柳さんの日記っぽいやつも好き。晩御飯の献立書いてあるのかわいい。
    郷内心瞳は拝み屋怪談しか読んだことなかったのでカニバリズム百合姉妹ホラーみたいなのお出しされて新鮮だった。よかった。
    芦花公園先生のやつもかなり邪悪だったけどそれに続く最後の平山夢明先生のやつがあまりにも凶悪すぎて最高だった。何この流れ。助か

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    2025年04月13日
  • 怪談聖 とこよかいわ

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    今作もライトな怪談が多くて面白かった。
    中にはかなりゾクゾクするものもあって一気に読める。
    ホテルの話とラストの話は少し長め。
    あとがきでもっと怖い話ですって書かれてた話が一番怖かったのに、本当はもっと怖いのかよって思った。

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    2024年12月30日
  • 京浜東北線怪談

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    昨年竹書房からたくさん出された○○怪談シリーズを、10冊程度読んでおもしろかったので、今回も読んでみました。いろいろな方が書いている、オムニバスになっていますが、
    とにかく短めな話であるタクシーとかホテルなどの話が面白かった。
    屋台ラーメンの話も怖かった。

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    2024年12月07日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    テーマに惹かれたのと、澤村作品目当てと、ホラー作家を発掘したくて手に取った。

    イマイチなものもあったが、いくつか好きな話が読めたのでトータルでは良かった。
    芦花公園先生の「終の棲家」がとても良かった。この人の作品は他にも読んでみようと思った。

    ①氷室
    家のつくりはワクワクしたが、主人公の罪は余計だった気がする。地域活性化おばちゃん大暴走のサスペンス仕立てで最後に元住人に殺されるの方が良かった。途中からカラクリが見えてしまったし、おじいちゃんが普通に話し始めた時点でちょっと冷めちゃった(笑)

    ②倒福
    軽い読み物としてはギリギリ許せるけど、詮の文字を小さくしてほしかった。読むのに邪魔過ぎた。

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    2024年11月21日
  • 怪談罪人録

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    久しぶりに買った実話怪談本
    竹書房の実話怪談シリーズは以前は毎月買っていた
    それをやめたのは資格試験の勉強と転職活動があったから
    読む暇がなかったのである
    これは罪をテーマにした体験談を集めたもの
    夢中になって一気読みした
    なかなかの読み応え
    星4にしたのはところどころ意味がわからない部分があったから
    私に読解力がないだけかもしれませんが

    淡々とした文章ですが
    内容はかなりゾッとします

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    2024年10月13日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    家についての怖い話短編集。わりと家より人間メインみたいな話も多かったけど面白かったです。
    個人的には「笛を吹く家」、「トガハラミ」、「ろろるいの家」が個人的に性癖に刺さります。
    ろろるいの家とトガハラミは結構ファンタジー味が強いかも

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    2024年09月26日
  • 超怖い物件

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    結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。

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    2024年08月31日
  • 超怖い物件

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    家系ホラーが好きなので読んでみた。
    あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。

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    2024年07月19日
  • 超怖い物件

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    普段から心霊系の動画をよく鑑賞しているので、興味があり読んでみた。
    うん、物件にまつわる怖い話がギュッと詰まっていました。
    「終の住処」「ろろるいの家」等、海外でのホラー作品にはない日本ならではの、背筋の凍る感じの怖さがありました。
    また、「笛を吹く家」や「トガハラミ」は、”ホラー“を意外なところで感じさせてくれて、オリジナリティがあって新鮮でした。
    面白い話しかなかったように感じます。

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    2024年05月25日
  • 忌み地 弐 怪談社奇聞録

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     現地取材にて蒐集した怪談実録の第二弾。

     コロナ禍に入ってからの時期の取材ということで、現地取材では苦労をしたのだろうことが窺えます。前作は土地や地域にまつわる話が多かった印象ですが、今作では土地や地域以外の不思議な出来事なども含めた怪談が収録されています。

     私はオーディブル視聴でこちらを読んでいますが、ナレーターの方の淡々とした語り口もあって、さらりと読むことができます。特別に怖がらせようとする演出をせず、取材をした編集部の二人と、現地でそれを語ってくれた方の会話を聞いているようで、何かをしながらでも聴きやすいです。
     特に興味深いのは沖縄の話。現代でも「ユタ」の方がごく当たり前に頼

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    2024年04月04日
  • 超怖い物件

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    来月公開の映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。

    書き手はとても魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来、座敷牢をイメージさせる物語にビビりまくり。ここにもひとつありました。

    全話読んで思うのは、「出られない家」は恐ろしいということ。当たり前か(笑)。怖くて飲酒しつつテレビで『アメトーク』をつけたまま読んだ最終話は読み直さなければ。(^^;

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    2024年02月02日
  • 忌み地 弐 怪談社奇聞録

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    コロナ禍真っ只中で書かれた二巻目。
    一巻のような取材調査による局所的怪談、芋づる式に見つかるご当地怪談は多くないが、やはりどれも独特な話ばかり。
    一話だけだが、福澤氏の実話怪談で何度か登場しているS霊園近隣の話もある。 S霊園はやはりそういうものが集まる「忌み地」のようだ。
    ただ、その忌み地というのはホラー映画やマンガのようにわかりやすいものではない。一巻二巻を読むと、何かがある・何かがおかしい・変なことが多発する・何かつながりのありそうな出来事があるという、極めてうすぼんやりしたもののようだ。
    自分ももしかしたら、そのうすぼんやりした磁場のなかに暮らしているのかも…と思ってしまう。

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    2023年12月21日
  • 忌み地 怪談社奇聞録

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    「怪奇小説好きは、結局怪奇実話に落ち着く」とも言われる。言い換えれば「ホラー好きは怪談実話にたどりつく」というところか。
    怪談師の大家・I川御大は「創作している」ことを公言しているが、確かに聞くと小泉八雲や小川未明が元ネタだというものがわかる。実話怪談と名がついていても、読むとどこかで聞いたパターンというのも少なくない。
    しかし、怪談社や彼らが出演する番組で語られる実話怪談は独特なものがかなり多い。
    この本も水辺の幽霊・井戸は恐ろしい・事故物件の怪という怪談の定石もありながら、「発想が鋭すぎる」、特異な実話怪談がメイン。
    取材で得た話、伝聞のため、はっきり怪異が描かれないことも多いし、何があ

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    2023年11月28日
  • 怪談聖 おどろかいわ

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    やなぎっ記が最高に面白かったので購入

    聴いた話をそのまま載せるという方式がはじめてだった。
    読みやすいような読みづらいような…
    一辺倒ではあるので少しバリエーションが欲しかったりもする。
    ただ話は面白かったり怖かったり、ちょっとせつなかったりとした。

    最初はあんまり面白くないなぁと思ってたけど
    後半はかなり面白かった

    好きなのは
    ・かくれんぼ延長戦
    ・痛かったから仕返し
    ・陽当たり良好
    ・怖い塔館がある
    ・壊れゆく家庭と個
    ・世界のしくみ

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    2023年11月26日
  • 忌み地 屍 怪談社奇聞録

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    2巻、3巻とつまらなかったので買おうか迷ったが、買って正解だった。一人、部屋で読んでる最中何度も後ろを振り返ってしまった。

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    2023年09月17日
  • 超怖い物件

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    家にまつわる、呪い・人の怖さが盛りだくさん。
    どれも怖い話だけれど、群を抜いて、ゾワゾワしたのは澤村伊智の『笛を吹く家』・芦花公園の『終の棲家』。
    自分自身の「先入観」も怖いと感じた。

    人の家の怖さは、医療職で訪問をしていた時によく味わったので、その時の怖い経験も思い出して、余計怖かった。
    開かずの部屋のある家、どこからか監視されているような家、どうしても気分が悪くなる家、、、いろいろあったなぁ。

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    2023年08月17日
  • 超怖い物件

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    11人の作家さんによる短編集

    心霊系から人怖まで様々な怖い話が盛り沢山の超お得な本

    糸柳さんのは簡単な日記で怪談社で活動する日常が面白かった

    澤村さんのは捻りが効いていて最後辛くなる話

    芦花さんのはやっぱり狂気を感じる話

    私が1番絶対嫌な家は平山さんの話の家です

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    2023年08月01日